領土問題「竹島」を考える 随筆のページへ

トップページへ

File No.110819

今月初め、自民党議員3人が、韓国・鬱陵島を視察するために、金浦空港に到着したが入国を拒否された。韓国の利益を脅かす危険人物というテロリストと同じ扱いで、強制送還である。韓国は、竹島問題になると突然"地"が出てくる。今回も、日本の国旗に落書きをし、火をつけ、足で踏みつけた。自民党議員の顔写真に、落書きをし、火をつけ、足で踏みつけた。そもそも、竹島問題が発生したのは、昭和27年、韓国が何の歴史的根拠もなく、突如「李承晩ライン」を宣言し、竹島を不法占拠したことに始まる。「李承晩ライン」については当時から、アメリカ、イギリスなど国際社会が、その違法性を指摘している。その時、韓国が"あせって"暴挙に出たのは、サンフランシスコ講和条約に、韓国領として竹島が含まれていなかったからである。韓国は当時、対日講和条約の中心にいたダレス国務長官顧問に、竹島を入れてくれるよう要請した。しかしダレス氏は「過去、リアンクル岩(竹島)が韓国の領土として扱われたことは一度もない」と一蹴したのである。

韓国側は、李朝初期の「世宗実録」や「新増東国輿地勝覧」にある「鬱陵島」と「干山島」は二つの島として認識されており、「干山島」は今日の「竹島」であると言っている。ところが、「太宗実録」によれば、「干山島」には、15戸86人が居住し、大竹ほか多くの産物があると書かれている。竹島は、テレビなどでも目にする通り、樹木も水もなく、岩だけの島で、人が生活できるようなところではない。「干山島」が竹島でないことは明らかである。また、李朝初期「干山島」は「三峯島」とも呼ばれていたというが、これも「干山島」と同様の理由で竹島に該当しない。そもそも「三峯島」を調査する理由が、同島に多数のものが潜伏しているという情報を調べるために行ったものである。1711年の「鬱陵島詳細図」にも鬱陵島に付属する島として「干山島」が描かれている。だが鬱陵島の範囲は、東西80里南北50里(32Km×20Km)以内としているから、当然、鬱陵島から90km以上離れた竹島ではありえない。その他多くの資料を以ってしても、韓国はこれを立証することは困難であろう。

韓国が竹島を領土であるとする大きな拠り所としているひとつに「安竜福の証言」がある。これは、江戸時代、日本に来た安竜福という一漁民が、朝鮮に帰って「私が、鳥取藩主と対座して、鬱陵、干山の両島は朝鮮領であると認めさせました」と言ったことによるものだ。韓国側は、これを何の検証もせず「だから韓国の領土だ」と言っている。安竜福は、最初、密漁者の生き証人として、日本に連行されている。さらに再度、日本に密航してきたときも捕らえられ、送還されている。このとき幕府は、朝鮮漁民の越境を朝鮮政府に抗議している。つまり、安竜福は送還後、犯罪人として取り調べを受ける立場だったのである。この時、助かりたい一心で、口から出まかせを並べ立てた。「・・・鳥取藩主と対座し・・・」と言っているが、この時、鳥取藩主は江戸に居り、会うことは物理的にありえないことだった。百歩譲って、仮にそうだったとしても、密航してきた一漁民が「鬱陵、干山は朝鮮領だ」と言ったところで、江戸幕府が、そうですかと朝鮮領にするはずもない。

日本は1905年「他国において占領したと認むべき形跡がない」ことを確認し、国際法に基づいて竹島を島根県に編入した。その編入前の1899年、韓国が刊行した「大韓地誌」では、朝鮮の東限を東経130度35分としている。竹島は東経131度55分であるから、韓国自身が、竹島は朝鮮領ではないと、公式に認めている。にもかかわらず、何の立証も出来ない証拠もどきを並べて横車を押す。人間は痛いところを突かれると、感情的になり逆上する。韓国の竹島問題は、単なる感情論である。日本が竹島の「た」と言っただけで、冷静さを欠き、うろたえる。日本の政治家が鬱陵島を訪問すると言っただけで、テロリスト扱いである。稚拙な証拠を集めた独島博物館であるから、プロに見られるのを恐れたのだろう。今どうなっているか分からないが、独島博物館の壁に埋め込まれた「八道総図」は、「干山島」の位置を、鬱陵島の東側に描いているらしい。今後日本として打つ手は、ただひたすらICJに提訴し続け、世界に知らしめること。そして日本国民が領土問題としての「竹島」をしっかり認識し、日本の主権を守る気概を持つことである



随筆のページへ トップページへ
領土問題「竹島」を考える(2) 領土問題「竹島」を考える(3)
領土問題「竹島」を考える(4) 領土問題「竹島」を考える(5)
嫌韓・反韓・呆韓・悪韓

 八道総図 (一部分)

これは1481年の「東国輿地勝覧」に付属している地図である。干山島が鬱陵島の西側に描かれている。独島博物館では、これを東西反対にして掲示しているという。韓国としては、干山島が竹島だと主張するには、鬱陵島の西側ではまずいのである。古文献をも、都合のいいように描きなおすとは、恥も外聞も無い。仮に、これを撤去するなり、掲示し直すとしても、韓国の姿勢が問われることに変わりはない。このように鬱陵島と並んで西側に描かれ、島の形も全く違う干山島を、90km以上離れている竹島と言うにはあまりに強引すぎる話である。

2012/04/06 外交青書に「竹島」を日本固有の領土と明記
日本政府は、2012年版外交青書に「竹島」を「歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかに日本固有の領土」と明記した。これに対し韓国が「日本が誤った歴史認識で・・・」と抗議したようだが、そっくりその言葉をお返しする。何を言うか!今すぐ国際司法裁判所に出てはっきりさせようじゃないか。もっとも、出れば韓国が負けるのがはっきりしているので受けて立つ勇気もなかろうが。
ところで、日本の国会議員で「歴史的事実」「国際法上」という日本の主張を説明できるものがどれくらいいるのか。あの防衛大臣を見ていると、ほとんど分かっていないのではないか。一回国会議員全員にペーパーテストをしてみたらどうか。

2011/09/29 韓国で「日本の大地震をお祝います」の横断幕
J1・C大阪と韓国・全州で行われたアジアチャンピオンズリーグの全北戦で、全北サポーターが試合中、東日本大震災で被災した日本を揶揄(やゆ)する「日本の大地震をお祝います。」(原文のまま)の横断幕を掲げた。日本の抗議により、韓国チームがHPに謝罪文を掲載した。以前のサッカーの試合でも、韓国の選手が、猿マネをして日本を侮辱したことがある。これらの事件が、もし逆の立場だったら、恐らく国家間の外交問題に発展してる。日本は何事も「事なかれ主義」で、うやむやにしてしまう。しかし今回は「日本の大地震をお祝します。」だぞ。「すいません」で済むことと、済まないことがある。絶対に許さんぞ。
これこそまさに『韓国では「反日愛国無罪」といって、反日愛国のためなら何を言っても、何をやってもいい』の証である。これが韓国であり、だからこそこういう事件が次々と起こる。同時に、韓国が国家として「反日教育」をしているから、これが韓国での常識であることも、我々はしっかり心に刻んでおく必要がある。韓国のタレントが、日本でカネを稼いで自国に貢献し、韓国に帰れば「反日活動」をするというのは、韓国の国家の方針に沿ったものである。韓国に対してヘラヘラするな。

2012/05/10 反日活動家・韓国女優キム・テヒ
「ロート製薬」がテレビCMで韓国女優キム・テヒを起用していることに抗議した男が逮捕された。男は「日本の領土に関わることなので」と言ったという。「竹島を韓国の領土だと世界中で宣伝している反日活動家だ」と男が言っているように、韓国女優キム・テヒは、かなり強硬な反日活動家である。「ロート製薬」がキム・テヒをCMに起用したとき、インターネットで批判が殺到し、発表会見が中止になったという経緯がある。こういう反日活動家を、日本でCMやドラマに使うという神経が分からん。

2013/03/28 1997年の米国航空図・竹島は日本の領土
米国防総省・国家画像地図局が1997年に製作した航空図で、竹島が日本領となっていることが分かった。551と書かれている数字は、竹島の高さ168.5mをフィートに換算したもの。一方、鬱陵島は韓国領としていることから、アメリカは日韓の国境線を、竹島と鬱陵島の間と認識している。