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雑 感 (2019年10月) | 雑感(目次)へ 随筆のページへ トップページへ |
即位礼正殿の儀 | |
ギュスターヴ・モロー展 | 文房具 |
即位礼正殿の儀 | ||
令和元年10月22日、天皇陛下が内外に即位を宣言される「即位礼正殿の儀」が国事行為により執り行われた。この儀式には世界191の国・機関から2000人が参列し、正殿は厳粛な雰囲気に包まれた。陛下は正式装束「黄櫨染袍」を着用され「高御座」(たかみくら)にお立ちになり、お言葉を述べられた。『国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います』と日本と世界に向け力強く即位を宣言された。皇后さまも十二単のあでやかなお姿で「高御座」の隣の「御張台」(みちょうだい)にお立ちになった |
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ギュスターヴ・モロー展(福岡市美術館) | ||||
2019年3月、福岡市美術館は“より開かれた美術館”を目指し、2年半の改修を終えリニューアル・オープンした。展覧会は「コレクション展+ジョニバレ個展」に続き、今回企画展「ギュスターブ・モロー展」が開催されている。モローはフランスの19世紀後半に活躍した画家である。時代としては印象派の時代と重なる。今回の展覧会はサブタイトルの「サロメと宿命の女たち」が示すように、彼が多く描いた神話や聖書に登場する女性に焦点を当てた展覧会になっている。この「宿命の女(ファム・ファタル)」というのは“男の運命を狂わせ破滅へと導く女”というから恐ろしい。中でも繰り返し描いたのが「サロメ」というユダヤの若き王女で、その代表作が今回展示されている《出現》である。もう一つの大きな作品が《一角獣》だが、こちらは大きな心境の変化があったのか、対称的に穏やかな女性像がえがかれている。 モローは、フランス象徴主義の先駆けとして代表的な存在である。私は西洋の神話や聖書をよく知らないので、《出現》はサロンのイメージだった。しかし、その絵には象徴主義モローの深い思いが込められていた。モローは古典主義から脱却し新しい道を開いたロマン主義のドラクロワに影響を受けた。彼はそれを更に深く突き詰め象徴主義へと可能性を求めていった。象徴主義は写実主義や自然主義を否定しひたすら自分の内面を見つめ、深い精神性から作品を生みだした。それはモローが言ったこの言葉に象徴される。『目に見えるものは信じない』。奇しくも又吉直樹著の小説「人間」にもこんな言葉が書かれている。『事象には揺れがあるんやと。だから自分の目で見て感じた世界がすべてではないという事実からも俺たちは逃げられへんのかなとおもって』。象徴主義の画家には他にルドンがいる。ルドンもまた内面を見つめ幻想的な作品を描いている。 話は違うが展覧会と言えば、最近大きな話題を呼んだ「あいちトリエンナーレ2019」がある。ここでは韓国の慰安婦を象徴した少女像を展示したり、昭和天皇の写真を燃やしその灰を土足で踏みつけたりと、およそ芸術とはかけ離れた展示をした。よく韓国でやっている日本企業のロゴマークを踏みつぶしたり、日本の国旗を燃やしたりしているのと同じレベルだ。むしろ芸術を語るだけたちが悪い。これは「ヘイト」行為であり、芸術を冒涜(ぼうとく)するテロと言っても過言ではない。主催者や左翼は、憲法の「表現の自由」を持ちだして、国が補助金を交付しないことに抗議しているが、ヘイト行為に我々の税金が使われてなるものか。ふざけるな!!名古屋市長は、この展示に抗議して「表現という名の暴力だ」と言った。その通りだ。 |
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文房具 | ||||
campus report pad 現在使っているREPORT-PADがあと数枚にになったので買ってきた。同じCAMPUSのB5-7mmだが、今回は、「ドット入り罫線」にした。文章の途中に表などを書き入れるのに良さそうだ。 |
Pentel ENER GEL 1.0 手紙はいつも太字のボールペンで書いている。今、使っているのが「OHTO FUDE BALL 1.5」だが、これが見つからなかったので、PENTELの1.0を買ってみた。 ☜右がPENTELで左がOHTO。書き比べてみて多少の違いなのでこれを使ってみようと思う。 |
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