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地下鉄−貝塚線 直通問題 |
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地下鉄直通運転2案の比較 | |||
中州川端案 | 天神案 | ||
施設整備費 | 150億円 | 180億円 | |
車両購入費 | 60億円 | 70億円 | |
[初期投資計] | 210億円 | 250億円 | |
利用者増加数(貝塚線) | 4400人 | 5800人 | |
利用者増加数(地下鉄全線) | 1800人 | 3200人 | |
※利用者は2025年の一日当たりの予測 |
2010・12・08 地下鉄民営化の問題 |
今朝の西日本新聞に、高島新市長の記者会見の模様が載っていた。その中で市長は、地下鉄民営化を検討する方針を明らかにした。地下鉄民営化の意義について「民営化で利便性が高まり(マイカーからの切り替えが進んで)天神の渋滞問題解決に寄与すれば・・・」と述べた。 「民営化で利便性が高まり、マイカーからの切り替えが進む」という話だが、その詳細な根拠を知りたい。逆に「なぜ市営では利便性が高まらないのか」という素朴な疑問も生じる。そういうところを厳しく改善し、財政再建につなげていくことが、行政の改革ではないのか。 福岡市交通局によれば「箱崎線や七隈線の駅業務などは既に民間委託しており、人件費削減などの余地は大きくない。国内で公営地下鉄の資産を譲渡して完全民営化した例はない」という。是非、都市交通全体を見つめた、大所高所からの戦略的なマスタープランを示してほしい。 |
2012・02・10 西鉄貝塚線−福岡市営地下鉄 直通運転は困難 |
福岡市は「西鉄貝塚線−福岡市営地下鉄」の直通運転について、「投資に対する効果が低く、直通は困難」とする試算を発表した。収支予測では、収入は年間2億〜2億6千万円増加する。しかし、貝塚駅の改良工事や車両更新費などで、年間の減価償却費が7億〜7億3千万円になり、採算性の確保は困難との結論を出した。発表を待つまでもなく、素人が考えても採算が取れないのは明らかである。当然アイランドシティ線など、国や市の財政を考えればもっての外である。 |