「伊都国」(とびうめ国文祭) 国民文化祭・ふくおか2004 |
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追伸:平成18年3月25日 西日本新聞 |
方格規矩鏡(ほうかくきくきょう)・・・・伊都国歴史博物館 |
福岡県前原市の平原遺跡から出土した16.1センチの銅鏡です。平原遺跡は弥生時代後期(三世紀ごろ)の墓の遺跡で、銅鏡が40面出土しています。銅鏡は権力者の象徴で、その数の多さが権勢の強さを表していると考えられます。 三世紀頃、前原市の周辺には中国の史書「魏志倭人伝」に登場する伊都国がありました。平原遺跡は伊都国の王の墓です。一つの墓から出土した銅鏡の枚数は日本最多で、国内で最も大きい銅鏡も見つかっており、国王の権威が絶大であったことを示しています。 目を見張る数や大きさの銅鏡は、弥生時代から古墳時代に移る時期の権力者の埋葬方法を示す貴重な出土品です。このほど、国の文化審議会が「国宝」に指定するよう文部科学大臣に答申しました。(伊都国歴史博物館学芸員・角浩行) |
伊都国歴史博物館:前原市井原916 TEL092(322)7083 |