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安倍首相・辞任表明
安倍首相!頑張れ!!!(2) 私のファイル作り
渡哲也さん逝く 山本寛斎デザイン・ステープラー
映画「シェナンドー河」 千円札の折り方

[2020/08/29]
安倍首相・辞任表明
昨日(8/28)安倍首相が持病悪化のため辞任する意向を表明した。先日、歴代最長の政権として報じられたばかりである。一国の首相という地位の重さに対する責任感の強さからの決断である。非常に残念であるがやむを得まい。辞任決断の時期としては、新型コロナ対策に一定のめどがたったことと、再拡大が懸念される冬を見据えた対策案の取りまとめができたタイミングの判断だったという。安倍首相は、内政、外交に強いリーダーシップを発揮してきた。どんな困難な課題にも強い信念をもって臨む姿勢を私は評価した。今回の辞任にあたって各方面からもそういった声が多く聞かれた。長期政権を維持してきたのには、それだけの理由がある。

強い信念を持って臨んだのが、安全保障分野である。厳しくなる一方の日本の安全保障環境である。まず防衛の基軸となるのが日米安全保障条約である。集団的自衛権を容認する安全保障関連法や、特定秘密保護法の制定した。野党やメディアは、平和安全法制制定の時「徴兵制が始まる」とか「日本が戦争に巻き込まれる」とか、極端な事例で国民を煽った。激しい反対はあったが、日米安保をより強固にし、国民の命を守ろうとする信念に揺らぎはなかった。そんな姿勢と人柄で、トランプ大統領との良好な関係を築き、かつてないほど日米同盟は強固なものになった。どんなに野党やメディアが、国民を煽っても、最後はどうあることが、国民のためであるかが評価される。我々の目は節穴ではない。

トランプ大統領との公私にわたる強い絆はもちろんだが、安倍首相の外交は、世界各国首脳からの信頼も厚い。地球儀を俯瞰する外交で、各国を精力的に訪問、世界における日本の存在を大きくした。特に外交面では今回こんな報道もされていた。「最も困難な課題も交渉や関係発展を通じて、解決を試みる姿勢をプーチン大統領が評価している」との報道である。拉致被害者家族や、北方領土の元島民も「強い信念で、一番熱心だったのは安倍首相だった」と残念な思いを話している。外交交渉において、全身全霊をもって粘り強い交渉をしている安倍首相の姿勢がみてとれる。今回の辞任の記者会見は、多くの国でも速報で伝えられたが、特に英BBCや米CNNでは生中継されたという。これだけでも安倍首相がいかに世界の顏であったかがわかる。

安倍首相は、「アベノミクス」で経済を立て直した。日銀と連携して大胆な金融緩和を行った。これで円安に向かい、輸出産業などをはじめ企業業績が上向いていった。今も日銀のETF買入による資金供給もあるが、株価は内閣スタート当時の1万円から、現在は2万3千円ほどまで上がっている。私もその恩恵にあづかり、退職時の401Kを全額国内株式に投資した結果、かなりのリターンを得た。上場企業の最終利益も、当初の10兆円から、18年度は35兆円に達し、国の税収も当初の47兆円から18年度には60兆円まで増えている。今回のコロナ禍で、かなりの利益が失われたが、もしアベノミクスがなければ、今頃企業の財務内容は悲惨なことになっている。

これほど経済、外交、安全保障の各分野に精通し、世界から信頼を得ている安倍首相である。当面、治療に専念していただき、回復された暁には、私としては再登板を期待している。
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[2020/08/26]
安倍首相!頑張れ!!!(2)

先日放映されたテレビ番組「そこまで言って委員会」の「2020年上半期・暴言大賞」に、安倍総理の側近の官邸官僚が言ったという次の言葉が選ばれた。『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ』。この言葉は“布マスクを配れば、コロナ不安がパッと消えます”と解釈して暴言大賞にノミネートされたもののようだ。しかし、安倍首相が会見で『・・・店頭のマスク品薄が続く現状を踏まえ国民の皆様の不安解消に少しでも資するように・・・』。と言ったのを聞けば、その言葉の意味は明らかである。大賞に選ばれるのはおかしかろう。

何でも政権を悪く言おうにかかっている悪質メディアどもである。政府が配った「布マスク」に関する報道は醜かった。「小さすぎる」「いまだに届かない」「普通に買えるようになった。在庫もある」「今更不要」。どこかの国のトップが、あらん限りの汚い言葉で他国をののしるのと余り変わらん。福岡の某ラジオ番組では「届かない、届かない」「小さい、小さい」を言って、言って言い倒していた。中には「必要ないなら寄付したらいい」というまともな投稿もあったが、MCは「いいや、言い続ける」と、その後も変わることは無かった。

 

月刊「Hanada」2020年9月号に、編集長による安倍首相と菅官房長官のインタビューが掲載された。これを読めば、政府が本当に不眠不休・全身全霊をもってコロナ対策にあたってきたことがよく分かる。その中でマスクに関する部分を抜粋してみた。

編集長 「世帯当たり二枚の布マスクを配布すれば「アベノマスク」と揶揄(やゆ)し、「意味が無い」と根拠なしに批判」
安倍首相 「布マスクに関しましては、マスク受容の急増による、マスク不足が特に医療現場で深刻化していました。国内生産も増やしましたが、医療機関への供給を優先する中で、薬局などでは開店と同時にマスクが売り切れるといった状況が続いていました。こうした中で、使い捨てではない、洗えば何度でも使える布マスクが届けば安心してもらえますし、何よりも、急増したマスク需要の抑制にもつながります。そのため、まず介護施設や障害者福祉施設、全国の小・中学校に布マスクの配布を開始しました。さらに一億枚以上の確保が見込まれたため、すべての住所に配布を行うこととしたものです」
編集長 「布マスクが配布され始めたのは4月17日ですが、ちょうどその週以降、ネット販売で暴騰していたマスクの価格が下落に転じました。これは客観的データ(在庫速報.com)から明らかです。・・・・価格のさらなる高騰を狙って売り惜しみしていた業者が、価格が低下し始めたと見るや、在庫マスクを急いで放出し始めたわけです。布マスク配布にはこうした効果がありました。・・・・布マスクの大きな成果だと思いますが、メディアでは一切報じられません」
安倍首相 「布マスク配布の効果は間違いなくあったんだろうと思います」

インタビューの中で菅官房長官はこう言っている。

菅官房長官 「コロナ禍が大きく報じられた一月末の最期の一週間だけで九億枚のマスクが国内で買い占められてしまったのです。通常は一週間で一億枚程度です」
「国内メーカーに補助金を出して作ってもらったり、海外調達を後押しするなど、複数の省庁を入れてマスク問題に取り組みました。・・・マスク班は最終的に五つの省から最大で120人の体制となりました・・・病院に国からマスクを直接送る仕組みを整えました。これまでに二億枚のマスクを医療機関に送りましたが、そのうち四分の三は国から直接送っています」

マスクに関するだけでもこうである。ところが“ど素人”の辛口コメンテーター気取りのタレントは何の根拠もなく「安倍さんなんて何もしてないんだから」の一言で片づける。こんなのが大きい顔をしているアホな世の中である。
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[2020/08/20]
私のファイル作り
 
私は一つの事柄について、ある程度の情報量があると、その情報をまとめてファイルするようにしている。費用もかけず手軽に作れて、見たいときはまとめて情報が得られる。そこで先日、新聞に連載された展覧会の記事で作り方を紹介する。これは久留米市美術館で開催された「白馬のゆくえ 小林萬吾と日本洋画50年」展の情報である。

@まず情報を同じ大きさに切り抜く。(今回はB5サイズ。情報によって大きさは自由に変える)

AB5サイズの表紙裏表紙背表紙を用意する。背表紙の幅は表紙の半分くらいでいい。私の場合、使用する紙は以前印刷し不要になった文書の裏紙を使っている。

B上から背表紙表紙情報裏表紙の順に重ね、ホッチキスで5か所ほど留める。(今回は左綴じ)

Cは背表紙を折り返し、裏返したところ。見えにくいが、背表紙の端と裏表紙のホッチキスのところに両面テープを貼っている。背表紙を折り曲げ裏表紙に張り付ける。

D表紙にタイトルを書く。
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[2020/08/19]
渡哲也さん逝く

松竹梅CM・石原裕次郎さんとの共演

松竹梅CM・吉永小百合さんとの共演
渡哲也さんが亡くなった。お盆前、テレビで「日本酒・松竹梅」のCMを偶然観た。裕次郎さんと渡哲也さん共演のCMだった。これは良いCMが出来たと喜んでいたら、その数日後、渡哲也さんの訃報に接した。今思えばあのCMを目にしたのは、虫の知らせだったのかもしれない。渡さんは、誰にも知らせずひっそりと旅立った。コロナ禍の中、最後の最後まで皆を思いやってのことだろう。誠実で人を思いやり、広い心で包み込む一方、自分を厳しく律し、石原軍団を引き継ぎ、その意思を守り抜いた生き様は見事である。

ヒトの頂点に立って君臨する人には二通りある。権力で押さえつけ威張っている人。こんな人の下で働く人は典型的な「面従腹背」である。もう一つは周りの人の尊敬によって押し上げられる人である。渡さんがまるで無名の新人だった時、裕次郎さんに挨拶に行くと、あの雲の上の大スターが、立ちあがって「頑張ってください」と挨拶してくれたという。渡さんは、そんな裕次郎イズムを引き継ぎいできた。我々は、スクリーンやテレビの画面越しに、その人の本質を見ている。人柄は画面から滲み出てくるものだ。

私は、カラオケが苦手である。極力避けてはいるが、どうしても歌わざるを得ない場面がある。そんな時歌う歌は決まっている。「赤いハンカチ」と「くちなしの花」である。渡さんの追悼番組ではなかったが、牧村三枝子さんがこんなエピソードを紹介していた。大ヒットした「みちづれ」は、もともと渡哲也さんの曲だった。いい歌だったので、牧村さんが私に「みちづれ」を下さいとお願いすると、渡さんは「頑張って歌ってください」と快諾したという。しかも曲が大ヒットすると、渡さんは自分のレコードをストップして、裕次郎さんとの特番でも歌わなかったという。そんな渡さんの心の広さ、優しさは枚挙にいとまがない。

裕次郎さんにしても、渡哲也さんにしても、最後の最後まで“美学”貫いた大スターだった。裕次郎さんを始めてスクリーンで観たのは映画「風速四十米」だった。私が就職した頃、福岡・中州の日活の映画館に巨大な渡哲也さんの看板がかかったのを今でも鮮明に覚えている。裕次郎さん、高倉健さん、渡哲也さん、私が若かったころあこがれたスターが逝ってしまった。私も、もはや後期高齢者である。こうして時は流れ、静かに世相が変わっていく。
渡哲也さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
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[2020/08/08]
山本寛斎デザイン・ステープラー

先日、世界で活躍されたデザイナーの山本寛斎さんが亡くなられた。私は寛斎さんデザインのステープラーを持っている。購入して恐らく30年ほどになるだろうか、今も何ら問題なく使えている。落ち着きのあるデザインと重量感のあるしっかりした作り。この重量感が実に手にしっくりなじむ。長年の実務に耐えてこその愛着の一品である。

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[2020/08/07]
映画「シェナンドー河」

1965年の作品「シェナンドー河」という映画あった。私が昭和40年、福岡東宝で観た映画である。時代背景は19世紀のアメリカ、奴隷制度を巡って起きた南北戦争の時代である。奴隷を使わず、家族で大農園を経営するチャーリー・アンダーソン(ジェームス・スチュアート)が、心ならずも戦争に巻き込まれていくが、家族の死を乗り超え不屈の精神で生きる物語である。ジェームス・スチュアートの名演が光る作品だった。この映画でデビューしたのが、後に「卒業」のヒロインで有名になったキャサリン・ロスである。この映画の底流には奴隷制度への批判があるため、奴隷制度を象徴するシーンがいくつかある。

(1) 冒頭の食事をするシーンでチャーリーは息子に問う。
チャーリー「もし友人の家の奴隷が奪われたら共に戦うか」
ヘンリー 「戦わない。正しくないことのために戦う理由はない」

(2) ボーイと呼ばれる末っ子が、奴隷の黒人少年ガブリエルと遊びに出かけたシーン
小川で拾った南軍兵士の帽子をかぶっていたボーイは、北軍の捕虜となる。
北軍兵士は、ガブリエルに「お前は自由だ」といってガブリエルを解放する。
(3) だがガブリエルは母を亡くし、小屋も奪われ帰るところが無い。
ジェニー 「自由だと言われたのなら、好きなところへ行けるじゃない」
ガブリエル「この道をどこまでも行けるってこと?」
ガブリエルはその道を真っ直ぐに歩いて行く。
(4) ボーイを救出するため一家が出かけた時、乳飲み子を抱えたアン(キャサリン・ロス)は留守番として残った。
ところが暴漢に襲われ死亡する。残された赤ん坊の世話をするためにアンダーソン家が雇ったのが黒人女性の乳母だった。

 

先日、ハリウッド女優オリビア・デ・ハビランドさんが亡くなった。104歳だったという。彼女は映画「風と共に去りぬ」(1939)のメラニー役で知られる。この映画もまた時代背景は南北戦争の時代である。南部ジョージア州タラで激しく生きた女性スカーレットの物語である。この映画でアカデミー賞助演女優賞を受賞したのが、スカーレットに献身的に尽くすメイド役を好演したハティ・マクダニエルさんだった。黒人俳優はじめての受賞だった。しかし人種差別の壁は厚く、次に黒人俳優でオスカーを手にしたのは、1963年「野のユリ」のシドニー・ポワチエさんだった。彼はスピーチでこう述べた。「僕一人がもらったとは思っていません。ずっと苦労してきた何十人何百人もの黒人俳優たちの努力が今実ったのだと思います」。

 

今年5月、米国で黒人男性が白人警官に拘束され死亡した事件が発生した。この事件をきっかけに、人種差別への抗議デモは一気に全米へ拡がりをみせた。今回のデモはこれまでと違い、黒人だけでなく白人も広く参加しているのが特徴である。人種差別を超え警察の改革、南北戦争で奴隷制度を支持した南部連合の将官たちの銅像や旗の撤去など拡がりを見せている。こんな中アメリカ大統領選が間近に迫っている。白人保守を支持基盤とするトランプ大統領に対し、バイデン氏は真っ向勝負で、大統領選の争点になっている。しかし、1992年の黒人男性への警官の暴力が無罪になったことをきっかけに起きたロサンゼルス暴動から28年、今も依然として変わらない米国が抱える深い問題である
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[2020/08/07]
千円札の折り方
私はいつの頃からか、千円札を不規則な折り方にしている。札の折り方にマナーというものがあるとすれば、おそらくマナー違反になるかもしれない。不規則な折り方をした理由は、野口英世博士の肖像画ある。札のデザインは、どの札も決まっているようで、みんな中心から右半分に描かれている。この札を四つ折りにすると、描かれている顔が折れ曲がってしまう。私としては、そこが申し訳ない気持ちになる。そこで考えたのが、肖像画をきちんと表に出す変則折りである。

一万円札とか五千円札などは、長財布に入れてカバンにしまうので折り曲げる必要がない。しかし、千円札は使う場面も多いので、小銭入れに何枚か折って入れている。不規則な折り方で、博士の肖像画も名前も折り曲げずに済んでいる。たまたま大きな買い物をしたときは、長財布をだすので、お釣りに千円札をもらっても長財布に入れて、帰って家でゆっくり小銭入れに入れている。こだわりすぎという意見もあろうが、少なくとも日本銀行券に描かれている偉人である。これくらいの思いも必要かと思う。
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