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ワールドカップ・ロシア大会 JR筑肥線に《あそぼーい》がやってきた
糸島市図書館・ブックリサイクル SDカード
昭和43年の東京観光 ガラスペン
至上の印象派展 探査機「はやぶさ2」〜小惑星へ接近
蛍光ペン・Pentel FITLINE 古いタワー式駐車場問題

[2018/06/30]
ワールドカップ・ロシア大会
サッカーワールドカップ・ロシア大会の1次リーグが終了した。日本は初戦で強敵コロンビアを1−2で下し、日本中が歓喜に包まれた。結果1次リーグH組の最終成績は、1位・コロンビア、2位・日本で、この2チームが決勝トーナメントに進むことになった。決勝トーナメントで日本は、G組1位のベルギーと7月2日に対戦する。

さて決勝トーナメントへの進み方が、賛否両論紛糾している。というのも1次リーグ最終戦の対ポーランド戦で、日本は最後の10分ほどを自陣でのパス回しに終始し、積極的な攻めをしなかったためだ。このとき日本はポーランドに0−1で負けていたにも関わらずである。観戦していたほとんどの人が「なぜ攻めない???」と思ったことだろう。

最終的にコロンビアがセネガルに勝ったことで、日本はセネガルと勝ち点で並んだものの、フェアプレーポイントがわずかに上回り、決勝トーナメントへの進出が決まった。日本の消極的な戦術は、セネガルがどうなるか分からない時点での、薄氷を踏む大きな賭けだったと言える。しかし、私はここにルビコンによるコントロールの影を見た。

ワールドカップ開催前、突然の監督交代があった。だが新監督のもと戦った開催前の試合成績はかんばしくなかった。恐らくネットでは相当叩かれていたのだろう。ワールドカップでの活躍で「西ちゃん、ごめんね」という言葉が飛び交ったようだ。つまりこれは、開催前に叩かれることで、プラスのエネルギーを蓄えていたと思われる。

エネルギーはトータルするとゼロでバランスする。1次リーグ突破に際し、大ブーイングを受けることで、決勝トーナメントのエネルギーを蓄える戦略と思われる(ただここで私が書くとルビコンがどう反応するか分からないが・・・)。普通に考えるなら、0-1で負けている状態で、一か八かの賭けなどしない。ルビコンは、すでに1次リーグ突破のストーリーを設定していたのである。

さて、そうすると7月2日のベルギー戦は、どう展開するように設定しているのだろうか。G組で3勝、勝ち点9で1位通過のベルギーである。どう考えても日本が勝てる相手ではない。しかし、ここでかなり評価の高い戦いをしなければ、1次リーグでの消極的戦術で蓄えたエネルギーの意味がなくなってしまう。ルビコンがどうコントロールした試合を演出するか見ものである。
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[2018/06/27]
JR筑肥線に《あそぼーい》がやってきた
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[2018/06/24]
糸島市図書館・ブックリサイクル
糸島市図書館の志摩館で、保存期間の過ぎた本の無料配布があった。午前10時からだったので、時間丁度に行ったら、何と長蛇の列!!致し方無く最後尾に。入場するやいなや、あたかも餌に群がるハイエナのごとき状況だった。この激闘は10分ほどで終息した。そういう私も、遅ればせながら、7冊をゲット。内容を確認する暇などないので、タイトルから推測するイメージだけで選んだ。
タイトル 著 者 初版発行
生態学の窓から 吉良 竜夫 昭和48年
経済学という教養 稲葉振一郎 2004年
失われた時への旅 NHK取材班 昭和49年
日本史・近現代 東京大学受験・日本史研究会 2008年
水晶の栓 モーリス・ルブラン 1965年
ケネディ空港着陸不能 ウォルター・ウェイシャー 昭和63年
時刻表昭和史 宮脇俊三 昭和62年
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[2018/06/18]
SDカード
最後に交通違反をしたのは20年ほど前だった。いつものようにお気に入りの音楽を聞きながら、機嫌良くドライブしていた。このときのスピード違反(10キロオーバーくらいだったと思う)をしたのが最後だった。過日、免許更新のための高齢者講習を受けた時、受講資料の中にSDカードの案内と申請のパンフレットが入っていた。違反のはっきりした記録を確認するため申請した。正確には21年9カ月だった。
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[2018/06/18]
昭和43年の東京観光
同じく机の引き出しの奥から、昭和43年2月に東京見物をしたときの写真やチケットが出てきた。やはり我々の時代、東京のシンボルは「東京タワー」だった。

ホテル ニューオオタニ
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[2018/06/18]
ガラスペン
机の引き出しの奥を整理していたら「ガラスペン」が出てきた。立派なケースにやわらかい布からも大事に扱っていたことが分かる。キラキラと輝いて実に美しい。せっかくだから手元に置いて時々使ってみることにする。
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[2018/06/10]
至上の印象派展(九州国立博物館)
九州国立博物館で「至上の印象派」展が開催されている。展示されている作品群は、実業家のビュールレ氏(1890〜1956)が個人的に収集した絵画だという。ビュールレ氏は、若い頃美術史を学んだというだけあって、収集された作品群は西洋絵画の歴史に沿ったものになっている。作品ひとつひとつが絵画史上に大きな意味を持ち、その質の高さは彼の絵画を観る目が確かであったことを物語る。今回の展示作品の半数は、日本初公開だという。ビュールレコレクションの海外への貸し出しは今回が最後という貴重な展覧会である。

これだけ質の高い絵画の鑑賞に加えて、美術史を学べるまたとない機会である。今回の展示の中心は、印象派とポスト印象派だが、新古典主義のアングル、ロマン主義のドラクロワ、写実主義のクールベ、写実主義と印象派の橋渡しとなったマネ、印象主義のモネやルノワール、ポスト印象主義のセザンヌやゴッホやゴーギャン、キュビスムのピカソやブラック。加えて18世紀のカナレットと20世紀初頭のシニャックの同じモチーフを対比させた作品の展示。なんとも夢のような展示である。

こうして時系列に観て行くと、それぞれの時代に生きた作家たちが、時代の波に流されながら、また時代の波に抗いながら、絵画の在り方を必死に模索し、生きていたことが伝わってくる。18世紀後半の産業革命から19世紀にかけて社会が大きく変わっていった。そんな時代の流れの中で、個性や自由意思によるロマン主義が生まれ、アカデミーに反発しありのままを描く写実主義、バルビゾン派の流れから、戸外へ出て一瞬の光を捉えようとした印象派、印象派の流れから新たな芸術を模索したポスト印象派、これからさらに絵の対象を分解し再構築したキュビスムへと進化していった様子がよく分かる。

とはいえ今回の最大の目玉はやはりルノワールの<イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢>であろう。あの名画が目の前にある!!およそ140年前にルノワールが描いた輝く美少女が目の前にある!!女性を描かせたら右に出るものがいないルノワールが描いた絵画史上最強の美少女である。古典風に丁寧に描かれている顔や髪の毛、印象派としての感触の残る手や服。ルノワールの当時の葛藤が表れている。この絵はモネの<睡蓮>とともに写真撮影が許されていた。全国で3か所しか開かれないビュールレコレクション展をすぐそこで観ることができる地方都市・福岡はなんともありがたい。
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[2018/06/05]
探査機「はやぶさ2」〜小惑星へ接近
昨日(6月4日)JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」の加速用イオンエンジンの噴射を終了したと発表した。小惑星「リュウグウ」まであと3000キロ余りとなり、到着に向け最終段階に入った。2014年に出発し、1年後のスイングバイを経て順調な飛行を続けてきた。プロジェクトチームは、最後の運用に向け、何十回もの訓練を重ねているという。計画通りにいけば、いよいよ今月末頃に到着する。

今年3月の光学航法カメラの作動試験で、偶然ながら「リュウグウ」の撮影に成功するということがあった。このカメラによる撮影画像こそが、最終段階で重要な役割を果たす。「はやぶさ2」が「リュウグウ」を撮影し、小惑星の正確な位置を計測することで、精度の高い軌道を求めるのだ。これを「光学航法」といい、地球から余りに遠いため、「電波航法」だけでは、ピンポイントの位置の把握が難しいのだという。

「はやぶさ2」が目指しているのは、C型小惑星である。原始太陽系に存在したであろう有機物や水を採取し、生命の起源解明に迫ろうとするものだ。到着後、表面の物質の採取をする。さらに直径数メートルの人工クレーターをつくって、より原始の状態に近い物質の採取も試みる。ミッション遂行に1年半をかけ、来年12月に地球へ向け出発する。そして2020年末頃、貴重なサンプルとともに地球に帰還する。
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[2018/06/02]
蛍光ペン・Pentel FITLINE
これまで使っていた蛍光ペンは、カートリッジを補充しながら、恐らく15年は使っていたと思う。さすがに軸もすり切れてきた。買い置きのカートリッジがなくなったのを機に買い替えることにした。今回買ったのはPentelFITLINE。太字と細字がツインになっている。このペンは、太字の方のペン先に溝が入っていて筆圧で曲がるようになっている。分厚い書籍を開くと、ラインを引く面が曲面になる。この局面に“ぴったりフィット”してきれいな線が引けるのだという。
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[2018/06/01]
古いタワー式駐車場問題
先日、マンションの総会が開かれた。今年の議案の中で私が特に注目したのは、第7号議案の「不活性ガス消火設備容器弁取り換えの件」と、第5号議案の「立体駐車場部品交換の件」だった。この二つの議案は、来年1月には設置後25年になる古いタワー式駐車場に関する件である。経年による劣化、電装部品における部品製造中止など様々な問題を抱えている。

まず第7号議案の「不活性ガス消火設備容器弁取り換えの件」であるが、タイトルを見ただけでは何の事だかわからない。これはタワー式駐車場の消火設備として設置してある不活性ガス消火設備容器弁(45本)の点検を、設置後25年までに実施することが法令で義務化されたことに伴うものである。この費用が10,562千円かかるのだという。法令であれば仕方がないなどとは言っておれない額である。

第5号議案の「立体駐車場部品交換の件」は、リフタースクリュージャッキ交換の費用として1,328千円を第7号議案同様、修繕積立金会計よりの支出を諮るものである。この2議案の費用を合わせると11,890千円になる。これをマンション住人100戸で割ると一戸あたり約12万円。私たちは毎月約1万円の修繕積立金(決して楽ではない)を払っている。駐車場などまったく関係ない住人がほとんどである。(私も外部に駐車場を借りている)。そんな我々が納めた1年分の修繕費が、老朽化が進み部品交換もままならない駐車場に使われる。

タワー式駐車場は2基あったが、利用者減少により、1基のみの稼働とし、それも利用できる車を増やすため、約1,000万円かけてリニューアルしたばかりである。それでも現在保守費と駐車料がやっとバランスしているくらいの状態でしかない。そもそも数年前には、全面停止の方向で検討されていた。すでに固定資産としての価値は無いに等しい。老朽化が進めば、さらに維持管理費はかかるようになる。今回の消防法改正は、負の資産・タワー式駐車場の全面停止決断の時である。
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