トランプ氏が大統領になったら 随筆のページへ

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File No.160519


共和党・トランプ氏
米大統領選共和党候補・トランプ氏の最近の発言
5月11日のロイターによれば、クリントン41%、トランプ40%ときわどいことになっている。
2016/05/07 トランプ氏・共和党候補の指名獲得
共和党候補となったトランプ氏は、CNNテレビにインタビューで次のように発言した。(発言のポイント)
米国には世界の軍隊、警察でいられる余裕はない
米国は日本防衛に莫大な労力、エネルギー、兵器を投じている。日本には少なくともかかった費用を返済してもらいたい。
もし米国に適切に対処しなければ自力で防衛しなければならなくなる
2016/04/29 トランプ氏の外交演説
共和党の予備選でトランプ氏は次のような外交政策を発表した。
同盟国は、公平な負担金を支払っていない
同盟国が莫大な安全保障の負担による米国の財政的、政治的、人的コストに、より多く貢献すべきだ。
でなければ、米国は各国が自らを守るように準備しなければならない。選択の余地はない
必要な場合を除き、戦闘に私たちの部隊を送らない。本当に必要な場合にのみ、勝利のための計画がある場合にのみ派遣す

05/16『橋下×羽鳥の新番組(仮)』における橋下徹氏の発言
『国家運営で重要な柱は、経済と安全保障。日本が戦後はじめて、自分たちの国をどう守っていくのかを、真剣に議論させるきっかけを与えてくれるという意味ではメリット。
アメリカが日本の安全保障について力を弱めれば、尖閣なんかすぐ中国は取りにきますよ。南シナ海見て下さいよ。フィリピン沖から米軍が撤退したらすぐ南沙諸島に行ったでしょ。ベトナムとの関係でもすぐ西沙諸島に行ったでしょ。日本は今アメリカに守られているからギリギリここまでやっているけれど、アメリカが力弱めて撤退するなら、尖閣どころか場合によっては沖縄まで簡単にやられてしまいますよ。これが現実の国際政治なんですよ。一国で日本の安全を守ろうなんてそんな馬鹿げたことは考えていません。それは無理ですから。絶対にアメリカとの協力関係は必要なんです。今回トランプが自分の国のことは自分でやれよって、東アジアのことは中国に任さざるを得ないよってことを突きつけられたときに、日本はどうするかですよ』


中国が人工島を造成し、
滑走路を整備するなど、

軍事拠点化を進めている

05/16『橋下×羽鳥の新番組(仮)』から
東国原氏に「あなたはバカコメンテーターだ」と言わしめた森永卓郎氏のくだらない発言
橋下: 集団的自衛権を日本が認めない限りは米軍は撤退すると言ったらどうするんですか。
森永: 私は即刻全部帰ってもらって日本人全員がベトコンになるんですよ。竹やりで戦う。本気で言ってますよ。私は。
橋下: じゃ、森永さんはこういう状態になったら、徴兵制をやれってことなんですか。竹やりで戦うって、そんなしょうもないことじゃなくて、アメリカ軍が撤退したとき、自主独立防衛ってことになれば、徴兵制やるのか、軍備費を全部日本で賄(まかな)うのか、最終的には核まで持つのかって話になるんですよ。これは絶対にありえない。
森永: じゃあ、なぜベトナムは勝ったんですか。
橋下: だから日本国民が、今の民主主義が成熟した民主国家である日本が、それを全部賛同しますか。
森永: 自主防衛ですよ。みんなで自分の国は自分で守るんですよ。
橋下: 竹やりを持つというが、何万人もの人が死ぬんですよ。ベトコンがどれだけの人が死んだんですか。自分の子供が、自分の大切な人が、ベトナムと同じように亡くなることを認めるんですか。そんないい加減なことを言わないでください。
森永: 核兵器を持つのとどっちが間違っているかということなんですよ。核を持ったらもっとすごいことになる。
橋下: 僕は核は反対ですよ。核反対だけれども、核を持つだけの話と、本当にベトコンみたいにやって、子供たちが竹やり持って何百万人が死んでいくのとどっちがいいかっていったら、核一発持つ方がいいじゃないですか。使わなければ。竹やりを持って戦うことを認めるんですか。
だいたいこんなところだったが、素人の私が聴いていても余りに幼稚な発言だった。
橋下氏も「これは自分の番組なので、もう少し質を上げたい」と言っていた。

現在、日米安保条約による米国のバックボーンがあるからこそ平和が維持できている。米軍が撤退すれば、即刻中国が「沖縄」を視野に、「尖閣諸島」を取りに来る。橋下氏が言うように、南沙、西沙では米軍撤退で、中国による侵略が現実に起きている。憲法9条は宝だと言っている護憲派は、領土、領海、領空、国民の生命と財産を守ろうという気などない。憲法9条2項は「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」である。自衛隊の位置づけは「軍隊」ではない。法的には「警察」である。今回のトランプ氏の発言で、米国市民に一定の合意が形成されたとみていいだろう。日米安保が破たんすれば、アメリカは助けに来ない。自主防衛しようとすれば、軍備費だけで日本は破産する。憲法9条の下で戦争になれば、なす術もなく日本は地獄と化す。日本人の人権など無くなり、日本は第二のチベットになる。何としても、日本は憲法を改正し、日米同盟を更に強化することで、戦争を抑止しなければならない。トランプ発言をきっかけに、しっかり国防について考えてみようではないか。
憲法自民党草案

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2016・05・25 トランプ氏支持率 クリントン氏を上回る
23日、アメリカの政治専門サイトが、大統領候補の支持率を発表した。複数のメディアなどが実施した世論調査の支持率平均値で、トランプ氏がクリントン氏を逆転した。トランプ氏43.4%、クリントン氏43.2%で0.2ポイントトランプ氏が上回った。現状では、完全にトランプ氏に勢いがある。トランプ大統領就任が現実のものとなってきた

「米軍は出ていけ」と気勢を挙げるのも今のうちだ。
「どうもお邪魔しました」とばかりに米軍が引き揚げていく。
沖縄が第二のチベットになる日も近かろう

自衛隊の両手両足を縛っている憲法9条で、日本は破たんへまっしぐらである。
「健康のためなら死んでもいい」というブラックジョークがあるが、
まさに「憲法9条のためなら、日本が無くなってもいい」になりそうだ

孫子の兵法では、敵を圧倒する力があれば、戦争をしなくても相手は屈服するとしている。
力なき正義は無意味。左翼のバカどもは、この言葉をしっかり噛みしめろ!!

2016/05/28 ASEAN国防相宣言「南シナ海・航行の自由を」
伊勢志摩サミットでは、首脳宣言の中に次の項目も盛り込まれた。
東シナ海と南シナ海の状況を懸念。平和的な解決の重要性を強調。
南シナ海で実効支配を強める中国に「威圧的、挑発的な一方的行動」に強い反対が示された。

サミットで強い反対が示されたように、中国による岩礁埋め立てや軍事施設の建設が進み、南シナ海では緊張が高まっている。そんな中、東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議が開かれた。中国と対立する東シナ海問題で「国際法に基づく上空の飛行や海上航行の自由を保障する重要性」を強調する共同宣言が発表された。

議長国であるラオスの国防相は「国際法にのっとって解決する必要がある」ことを強調した。つまり、このことから学ぶべきことは、中国が武力を背景に南シナ海で傍若無人に振舞い、ASEAN諸国の飛行や航行の自由が脅かされているという事実である。尖閣諸島が侵略されれば、間違いなく“脅かされる”くらいのことでは済まなくなる。

トランプ氏が「アメリカは世界の軍隊ではない」と言うほど影響力に陰りが見られる。それは軍事力だけではない。「パリ協定から脱退する。国家(アメリカ)の利益に反する規制はどれも完全に破棄されるだろう」と言い放つ。これは“アメリカ国民が言わせている”ということを我々は認識しなければならない。日本は日米安保を主軸としながらも、自主防衛を真剣に考える時期にきている。

2年ほど前、テレビ番組の「プライムニュース」(BSフジ)で、集団的自衛権について無責任な発言を繰り返す共産党に、反町キャスターの強烈な追及があった。
反町: 中国、北朝鮮が話せば分かる相手だと思いますか。
共産党: そりゃあ、分かってもらわないといけない。
反町: 分かってもらわないといけないのは分かるが、分かる相手だと思いますか。中国や北朝鮮が国と国の関係において何をもってモノサシにしていると思いますか。
共産党: いやあ、そりゃあ聞いてみないと分かりませんね。
反町: それは経験則として、政治家として、この国は何をもって国家関係のモノサシにしているか、というのは何だと思いますか。中国は国家間の信義で、北朝鮮は国家間の信義で物事を決めると思いますか。二国間で決めた法律によってその国との関係を律している国だと思いますか。
共産党: ただね、国際社会の一員である国連加盟国たらんとすれば、そこのところは自ずとちゃんと考えないといけない。
反町: 僕の質問に答えて下さい。つまり軍事力とかそういうものを一つのカードとして持たずに、話せば分かるというスタンスで外交努力でいくべきだということですか。
反町: なぜ西沙、南沙には、中国が実質的な実力行使に出て、尖閣にはそこにオイルリグ(海底油田の掘削装置)を建てようとしないのか。それは何故かと言えば、アメリカの軍事的プレゼンスがあるからでしょ。違いますか。
共産党は答えにならない答えで、最後はヘラヘラ笑うしかなかった。所詮、左翼なんてこんなもの。みっともないったらありゃしねえ。