新元素113番に日本名
(元素名「ニホニウム」 元素記号「Nh」)
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File No.160330

日本の理研チームが発見した新元素113番が、国際学会である国際純正・応用化学連合(IUPAC)から認められ、命名権を獲得したというビッグニュースが昨年末報じられた。この113番元素は、理研チームより先に米ロチームが発見し、学会へ申請していた。しかし、命名権を獲得したのは、理研チームだった。つまり、理研チームの証明の方が、信頼性が高かったということである。米国、ロシア、ドイツの牙城を崩し、日本が初めて命名権を獲得した。先日の報道によれば、新元素名の案と元素記号案をIUPACに提出したという。正式決定までは案は公表されず、約半年の審査を経て決定される。噂では名前は「ジャポニウム」、元素記号は「Jm」というのが候補に挙がっているという。いづれにしても決定すれば、日本が付けた元素名、元素記号を世界中の科学者が使い、世界中の教科書で世界中の人が学ぶことになる。「科学者として名誉なことです」とコメントされているが、日本人であれば誰もが誇らしく思うはずだ。

先に発見した米ロチームを抜いて、理研チームが命名権を獲得したのは、発見にかける"執念"の差だろう。113番元素をつくるには、原子核の陽子の数が113個になるように既存の元素をぶっつける。理研は、安定した原子核の中でも一番重たい83番に、30番をぶっつけた。ところが核融合の確率は100兆分の1と、気の遠くなるような低さである。たとえ出来たとしても新元素は、1000分の2秒しか存在せず、次々にアルファ崩壊を起こす。発見した1回目と2回目は、105番になったあと"自発核分裂"を起こした。105番はアルファ崩壊して103番になる確率が高いのになぜか、というのがIUPACの見解だった。そこで理研チームは、107番を作り、105番が自発核分裂をするという確認の実験を行い、証明してみせた。さらにダメ押しが3個目である。3個目の113番は、自発核分裂を起こさず101番までアルファ崩壊した。これが動かぬ証拠となった。この新発見にかける理研チームの情熱が、命名権獲得に輝いたと言える。

日本の誰もが喜ぶはずの今回の快挙に、喜んでいないものがいた。反日・左翼、売国奴の朝日新聞である。朝日新聞は『新しい元素に日本初の名前がつくかもしれない。・・・だが元素は領土とは違う』と書いたという。朝日新聞にとって、"新元素"と"領土"は同じレベルらしい。つまり「ジャポニウム」という名前が気に入らないのだ。ばっかじゃなかろうか!! 朝日新聞は、韓国と中国の日本支社みたいなものである。今回の新元素について、韓国も同じような反応を示しているという。事あるごとに因縁やケチをつける韓国だが、今回の新元素発見も、よほどうらやましいとみえる。そもそも、地道に研究を続けていく基礎科学など、韓国の体質に合わない。基盤がないのに、成果だけ欲しがる。だから何でも手軽にパクって、利益だけを追求する。韓国には、利益のためならどんなに汚い手を使ってもいいという風潮がある。今回の新元素に日本国名をつけるのに反対なのは、裏を返せば、韓国が自国の名前をつけるほどの成果など期待できないからだろう。情けないと思わないのか!!!

森田教授は、理研の超重元素研究グループのグループディレクターとして、更なる目標に向かって準備中だ。次の元素は119番と120番である。「原子番号が一つ上がると、合成の確率は一桁落ちる」という。これまでより重い粒子を捉えるために強力な磁石を備えた「GARIS―U」も開発された。この宇宙にある物質は、原子でできている。鉄のように安定した新元素が発見されれば、また違う世界が広がるに違いない。かなり困難な研究と思われ、発見には長い時間を要するだろう。そのためにも将来の研究者の育成は大切である。森田先生は現在、理研での研究と同時に、九州大学伊都キャンパスで指導に当たられている。先生は「研究者には、一つのことを考え続ける能力と、注意深く観察する能力が必要だと思います」と話されている。今回の新元素発見は、志ある多くの人が、その精神を学んだに違いない。そして、それをバックアップする政治には、科学分野に対する深い理解が必要であることは言うまでもない。


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2016/06/09 新元素名は「ニホニウム(nihonium)、元素記号は「Nh」
原子番号113番の新元素名を「ニホニウム」とする案を理化学研究所が発表した。森田九州大教授は「応援してくれた日本の皆さんを思い、命名した」とコメント。「ニホニウム」は、発見国である日本の国名と、元素名の語尾に付くことの多い「イウム」を組み合わせたもの。研究チームメンバーが集まり、その日のうちに話し合いでニホニウムに決った。即決だったという。これで人類が科学的レベルにあるかぎり、周期表に「ニホニウムNh」が記載される。