7月の長者原 |
左の写真は7月ころに撮った「やまなみハイウェイ・長者原付近」の景色である。青い空と緑に覆われた高原、それに豪快な山のたたずまい。その中を"やまなみハイウェイ"が貫く。軽くアクセルに足を置き、澄んだ空気を切り裂くように愛車が疾走する。まっすぐな道も良し、また変化に富んだワインディング・ロードも良しである。行きと帰り、同じコースを通っても、目の前に現れる景色、差し込む光が違う。言ってみれば、これは自然が描いた絵画である。目の前に"額縁の無い絵画"が豪快に、そして繊細に現れては過ぎ去っていく。絵画は画家のフィルターを通して表現される。しかし、ドライブで目にする景色は、誰にも邪魔されない、自分自身のフィルターで鑑賞する絵画である。四季それぞれに違う表情を見せ、「どうだ、参ったか!」と言わんばかりに挑発してくる。私は他のスカイラインを走ったことはないが、間違いなく"やまなみハイウェイ"は日本で一番だと思っている。 |