鉄道車両の車止め 随筆のページへ

トップページへ

File No.140429
鉄道の始発や終点には、「車止め」が設置されている。列車が規定通りに停止しなかった場合、強制的に停止させる装置である。私は、その構築物を何と呼称するのか知らなかった。調べてみると「車止め」だという。何とも平凡な名前で、拍子ぬけの感がある。ともあれ、これまでに撮影した中から、車止めの画像を抜き出してみた。

松浦鉄道:伊万里駅
これは「枕木式」と言って、枕木を束ねてレールに固定したものである。
筑豊電気鉄道:筑豊直方駅→
第1種の車止めというのは、砂利を盛り線路を覆ったものである。だが写真は車止め全体を写しておらず、知識不足の私としては、判断が付きかねている。枕木と第1種と第2種(?)が組み合わさっているものなのかもしれない。(そのうちはっきりしたら修正します)

←西日本鉄道・貝塚線:西鉄新宮駅
この西鉄新宮駅は、津屋崎までが廃線になって、ここが終点になった。たいてい廃線になった終端の駅は第2種が設置されるらしい。第2種は、鋼材をやぐら型に組んだものである。ここは第1種と第2種の組み合わせであることが分かる。

「車止め」
の標識
福岡市営地下鉄:姪浜車両基地→

これは2011年、福岡市営地下鉄が、開業30周年記念フェスタを開催したとき撮影したもの。第3種は、レールを逆U字形に曲げたもの
であるが、これもはっきり第3種とわかる。
第4種というのもある。コンクリートの塊を設置したものらしいのだが、これはまだ撮影していない。
←西日本鉄道・大牟田線:天神駅

これはさすがに、乗降客も多い天神駅らしく、最強の車止めが設置してある。油圧式の緩衝装置で、油圧式と呼ばれる。



随筆のページへ トップページへ


西鉄貝塚駅・旧塗装の313形と車止め

西鉄貝塚線・多々良車庫の廃台車と車止め

島原鉄道:島原外港駅
これは2008年に撮影した画像である。ここから加津佐まで廃線になって、島原外港駅が終点になった。このときはまだ線路は加津佐方面へ続いていて、車止めは見えなかった。現在どうなっているか確認していない。レールをよく見ると、色が変わっているところがあって、ここで列車が止まったというのが分かる。