大回り乗車の旅 (JR九州・福岡近郊区間) |
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@鹿児島本線 A筑豊本線・原田線 B筑豊本線・福北ゆたか線 C後藤寺線 D日田彦山線 E鹿児島本線 総延長:170q 運 賃:160円 |
1月28日の朝。この冬一番の冷え込みではないかと思われる寒さだ。天気予報では“低温・乾燥注意報”が出されていた。風が無いのが幸いだったが、シンシンと冷気が、まとわりつく。朝7時半ころ博多駅に到着。早速、隣の駅「吉塚」まで、160円の切符を買う。少し早めに来たのは、通勤ラッシュの雑踏を楽しみたいと思ったからである。博多駅の朝は実に活気がある。 さて、8時19分の久留米行き普通列車が入ってきた。列車は近郊型の列車として使われている「813系(R103)」である。 |
「桂川駅」に到着。ここから電化区間に入るので、原田線とは別の系統で運用されている。列車は、福北ゆたか線の813系(R018)が来た。右の写真は、さっき乗ってきた「キハ31形」とのツーショットである。 |
「新飯塚駅」に到着。ここから「後藤寺線」に乗り換える。列車はここでも「キハ31形(-6)」で運用されていた。「田川後藤寺駅」まで13kmほど、所要時間は24分である。前々から思っているのだが、私は「キハ」1両でのんびり走るというのも風情があって好きである。 |
「田川後藤寺駅」に到着。向こうに「平成筑豊鉄道」の車両が止まっている。列車は「キハ147形(-54)」。北部九州の路線の中で、唯一乗ってなかったのが「日田彦山線」の田川後藤寺〜城野である。 |
さていよいよ北九州市に入ってきた。「志井公園駅」の傍に「北九州モノレール」の車両基地(写真左)があり、南小倉−西小倉間にはJR九州の小倉総合車両所(写真右)がある。どちらも一瞬で通り過ぎるため、よほど注意していないと撮り損ねる。JRの車両所には、「883」「800」「787」「885」「783」などの絵が掛けられていた。 |
「西小倉駅」に到着。ここから鹿児島本線下りになる。ここまで乗ってきて、車窓を流れる景色を楽しみ、その地域にかかわるいろいろな事に想いを馳せ、これで最低の料金で最高の“乗り鉄”が楽しめるのだから、たまらないシステムである。車両は811系(P9)。 |
ついに目的駅「吉塚駅」に到着。総延長170q、所要時間約5時間。これでわずか160円である。一旦、改札を出るが、時間が大幅に経過しているので、駅員さんに、大回り乗車であることを告げ、改札を出た。そして改めて「博多駅」までの切符を買って、無事帰りついた。 |
せっかく博多駅にきたのだから、このまま帰るのはもったいない。東急ハンズに寄ってみた。使っていたCRリングが壊れていたので買ったのと、修正テープを買った。このPLUSの修正テープが優れものである。普通、修正しても裏から見ると、書いた文字が透けて見える。このPULSの「ホワイパー・スライド」は、裏に特殊パターンのアルファベットが印刷されているので、裏から見えにくくなっている。 駅ビルとバスターミナル、道路を挟んだ新三井ビルを結ぶ、空中回廊が出来ていた。エスカレーター、エレベーターがあり、屋根も付いているので、かなり利用している人が多かった。 大回り乗車という粋なシステムで、何とも楽しい一日だった。 |
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