国防・雑感 | 随筆のページへ トップページへ File No.120920 |
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オスプレイとCH46の比較 | ||
オスプレイ | CH46 | |
最大時速(2倍) | 520km | 270km |
貨物積載(3倍) | 9100kg | 2300kg |
行動半径(4倍) | 600km | 140km |
航続距離(5倍) | 3900km | 700km |
空中給油機能 | 有り | 無し |
2012・09・22 日米共同・離島奪還訓練 |
先日、キャンベル米国務次官補は「尖閣諸島は明確な日本政府の施政権下にある。日米安保の適用範囲だ」と証言した。中国と尖閣国有化で緊迫化する中、陸上自衛隊と米海兵隊は、敵に奪われた離島を奪還するシナリオで共同訓練を実施した。陸上自衛隊は「特定の国や島は想定していない」と言うが、参加部隊を見れば、尖閣諸島を想定しているのは間違いない。参加部隊は、米軍は沖縄に司令部を置く部隊であり、陸自も西部方面隊である。実施した場所は、グアム島米海軍基地内の海岸で、陸自と海兵隊の隊員が同じゴムボートに乗って上陸し、陸自隊員は、制圧する想定で小銃を構えて移動したという。 中国も9月になって頻繁に軍事演習を行っている。10日ほど前にも黄海の無人島で、中国人民解放軍が尖閣諸島上陸を想定した軍事演習を実施していた。この時は、水陸両用車両などを使って偵察を行ったあと、島の防衛施設を一瞬で破壊し、上陸したという。また新型の高速艇を使った実弾射撃訓練も行われたようである。 こと主権にかかわる問題で、想定外は許されない。中国のこれまでの南沙諸島の侵略を見れば、最悪の想定のもと準備をしておくべきである。今回沖縄に配備されるオスプレイは、戦闘行動半径が約600kmで、尖閣諸島まで一気に飛べる。この性能面での向上は、海兵隊の機動力を生かし、抑止力は大幅に向上する。 |
2012/09/23 「尖閣は日本領」、中国地図裏付け |
尖閣諸島について、中国や台湾の公的な地図の表記で、日本固有の領土であることが裏付けられたと、アメリカのCIAが発表した。1966年刊行の中国の紅衛兵向け地図では、中国の国境外に位置しているという。台湾の地図にも、尖閣が中国側であると表示したものはなかった。さらにソ連や欧州などの地図にも、尖閣が中国側とする表記はなかったという。従ってCIAは「日本の主張には説得力があり、尖閣の所有権を示す責任は中国側にある」と報告書に書いている。 CIAは、中国と台湾が尖閣の領有権を言いだしたのは、尖閣周辺の海域に石油が埋蔵されていることが分かってからだとしている。 |