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File No.120703

ジェットスター就航(2012・07・03)

ジェットスター・チェックインカウンター
成田を拠点とする日本航空系のLCC「ジェットスター・ジャパン」が運航を開始した。福岡空港には、7月3日15:25その第一便が到着した。今後、関西と福岡の路線にも参入するので、3月に営業開始した全日空系のピーチ・アビエーションと真っ向勝負になる。このジェットスターは、LCCの中でも特に「最低価格保証」を売りの一つにしているので、LCCの中でもさらに価格で差別化を図ろうとしている。とは言っても100〜500円程度である。これ以上の価格競争は、最も重要な“安全”に響かないかと不安になる。出来ればピーチもエアーアジアも、泥沼に入らずしっかりやってほしい。

エアーアジア・テストフライト機

ツーショット(ジェットスターとエアーアジア)
これはまた偶然にも16時ころ、来月就航のエアーアジア・ジャパン機が来た。テストフライトなので、離陸まで国際線の方で待っていた。これはチャンス。このまま駐機していれば、30分もせずジェットスターが飛び立つはずである。うまくいけばツーショット写真が撮れるかもしれないと、その時を待った。どちらも成田を拠点とする全日空系と日本航空系なので、おそらく正式に就航したら、ツーショットの機会はないだろう。16時30分ころ、めでたくツーショット写真の撮影に成功した。

ピーチアビエーション

韓国LCC・チェジュとティウェイ
先行して営業を開始したピーチ・アビエーションだが、これまでは順調のようだ。3〜5月の平均搭乗率は、77%で採算ラインを大幅に超えているという。大阪−福岡間の新幹線への影響は見られないようなので、新たな顧客を作り出したとの見方だ。しかし、ジェットスターが就航すればかなり厳しくなる。現在4機で運用しているピーチは、来年には10機に増やす計画である。LCC3社合計では30機程度まで増える。これに伴うパイロットの養成が大変なことになっているらしい。どこかに歪みがこなければいいが。

ANA・787初号機(JA801A)

JAL・五輪特別塗装機
全日空は、2110億円の増資を発表した。これによって「B787」を50機購入するという。国内がLCCの出現で競争が激化すれば、日本航空が廃止した路線を引き受けている全日空は相当厳しくなる。増資によって国際線を強化し、経営基盤を強化したい考えだ。日本航空は、過去最高の利益をあげ、再上場も視野に入ってきている。しかし、前の株式は紙切れになり、5000億円の借金は棒引きにし、3500億円の公的資金をもらってのことである。しかも、ここ数年は税金も払わなくていい。全日空と土俵が違いすぎる。またぞろ昔の日航の気質が戻らないよう願うばかりである。

YS11・自衛隊輸送機(52-1152)
エアーアジアも、787初号機も実にラッキーだったが、これまたYS11が飛んできた。まさに狂喜乱舞である。自衛隊の方に行ったので、空港の人に近くまで行けるか聞いてみたが、どうも無理らしい。しかし、わずか30分くらいで飛び立っていった。この52-1152は、人員輸送用で空自の機材である。おそらく現役で飛んでいるYS11をみるのはこれが最後かもしれない。しっかり目に焼きつけ、しっかり撮影しておいた。



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