サバイバル | 随筆のページへ トップページへ File No.120512 |
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2012/05/21 笑っていいとも・ゲスト:長沼毅先生(科学者) | |
長沼先生がこんなことを言っていた。「今、生物学をやっていますが、生物は一番苦手だったんです。生き物そのもの、花の名前とか、魚の名前は憶えられない方だけど、生き物が生きていること、生命っていうこと、その不思議を探ろうと思った。命って何だろって」。私もこの考えに共感を覚える。まさにそうである。私も花や動物の名前を覚えようという気はないが、生命の発生や進化、細胞レベルに興味がある。宇宙にも強い興味があるが、星座は北斗七星くらいしか知らない。私の感覚を一言で言うのは難しいが、あえて言うなら“宇宙図を眺めている”そんな感覚である。 今日の笑っていいとものゲストに登場したもう一人の人、漫画家・久保ミツロウさんもよかった。初めてテレビに出演したらしいのだが、その理由は「タモリさんと同じ時代に生きている証がほしかった」だった。タモさんへのリスペクトもなかなか好感がもてたが、やはりその発想力の豊かさはさすがだった。 |
宇宙図 |
2012/05/13 水循環変動観測衛星「しずく」 |
JAXAと三菱重工業は、水循環変動観測衛星「しずく」を今月18日打ち上げる(種子島宇宙センター・H2A・21号機)。気候変動の仕組みを解明するため、10〜15年かけ継続的に観測する。「しずく」は高度約700kmから、大気中の水蒸気量や海面温度、氷の分布、積雪量などを調査する。海面温度の0.5度の違いが分かるという。九大の市川先生は「赤道付近で受ける太陽からの熱エネルギーは、水によって地球全体に運ばれる。この仕組みを理解すれば、将来の変化の予測に役立つ」と話した。 長沼毅先生は「100年に一度と言われるような災害が、毎年のように襲っている。今、気候システムの変動期にある。氷河期になれば、当然氷が増える。それは、地球内を循環している水が凍って、使える水が減るということである。農業には大きな打撃になる。さらに氷の白で太陽光を反射し、更に冷えるという悪循環に陥る」と話していた。 |
2012/05/18 「しずく」打ち上げ成功
「しずく」は、大気中の水蒸気量や降水量、海面温度などを観測し、観測データは地球の気候変動の研究に役立てられる。他に気象予報や、漁場探査などにも活用される。 |
2012/06/02 カメラ散歩・生物 | |
小動物でも植物でも、命をつなぐために必死で生きている。今日のニュースによれば、1000万年前のアユの化石が見つかったという。これまで東アジアのアユは約258万年前に出現したとされてきた。その起源を大幅に遡ることになった。アユも人類をはるかに超える時間、命を繋いできたのである。セミは次の世代に命を繋ぐために、ただひたすら危険を避け、地中で何年も過ごす。そして、地上に出て、その使命が終われば死んでいく。セミが地上に出て、わずかな期間しか生きていないのを、あわれに思う感覚は、典型的な人間の発想である。生き物は、命を繋ぐことこそが最大の使命であり、生きることの意味である。 |