日本の家屋 | 随筆のページへ トップページへ File No.120228 |
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旧藤瀬家住宅 (糸島市・平原歴史公園内) |
箱嶋家住宅 (福岡市東区) |
干欄(かんらん)式建築 |
旧藤瀬家住宅 (平成18年3月 復元直後に撮影) |
防火の神様 「荒神様」 |
静岡県登呂・ 山木遺跡出土の 部材による (尚、「干欄」とは 「欄干」と同じで 「てすり」のこと) 「季刊・邪馬台国」より (112号・梓書院) |
復元された1737年 建築当初の間取り |
中庭の水琴窟 |
2012/03/01 木造3階建て | |
今、九州大学伊都キャンパスで、木造3階建ての外国人研究者用宿舎を建築中である。使用している木材は、すべて国産材で、そのうちの6割は県産材を使用している。この大型の施設にあえて“木”を使ったのは、外国人に“木のぬくもり”“和の雰囲気”を感じてもらいたいからだという。木造の大型建築にはいろいろクリアすべき基準があるようだが、それを可能にしたのが「木構造システム」という会社が開発した、木材をつなぐ工法である。見た目を損なわず、耐久性も増し、作業時も特殊な道具や技術がいらないという。技術力に差が出ず、均質で質の高い木造建築ができるとすれば、画期的である。先ごろ現地に行ってみたが、残念ながら外側がシートで覆われ、見ることはできなかった。ただ、完成予想図(写真右)が掲示してあったので、イメージは確認できた。 |
2012・03・07 建築家・隈研吾氏 |
先々月、ONE DAY PASSで西鉄沿線を巡ったとき、最後に立ち寄ったのが「スターバックス・太宰府天満宮表参道店」だった。この店は開店して間もなかったが、この店舗を設計したのが建築家・隈研吾氏だった。杉材2千本を使い、日本の伝統的な木組み構造で造られていた。過日の新聞によれば、長崎県の西海市(大島町・離島)に建設される滞在型ホテルの設計も、隈氏が担当するという。大島造船所は、上質感あふれる隈氏の設計に期待を寄せている。このほか隈氏は、長崎市の出島にある「長崎県美術館」も設計し数々の賞を受賞している。今建て替え中の「歌舞伎座」も隈氏によるものである。 |