映画「ドラゴン・タトゥーの女」を観て | 映画の頁へ 随筆の頁へ トップ頁へ File No.120213 |
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「ドラゴン・タトゥーの女」 2012年02月公開、158分 監督:デビット・フィンチャー 出演:ダニエル・クレイグ 、 ルーニー・マーラ 第84回アカデミー賞ノミネート 主演女優賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、音響賞 |
2012/02/29 アカデミー賞・作品賞に仏映画「アーティスト」 | ||||||||||||||||||||||||
第84回米アカデミー賞が決定した。「アーティスト」が作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門を受賞した。この作品は白黒サイレントで、仏映画が作品賞を受賞するのは初めてという。「ドラゴン・タトゥーの女」は、編集賞を受賞した。 今回の主な受賞作品および受賞者は次の通り。
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2012/03/04 最高裁が裁判員裁判の無罪を支持 |
先月13日、「覚せい剤取締法違反」の上告審で、最高裁が逆転有罪の二審を見直し「裁判員裁判の一審尊重」の判断を示した。「明らかに不合理でなければ一審判決を尊重すべきで、裁判員制度の導入後はよりその必要がある」との判断である。最高裁は「バッグ内のチョコレート缶に覚せい剤が入っていたことを知らなかった」という被告の説明について、「明らかに不合理だとはいえない」とした。つまり二審は一審の誤りを充分示せてなかったということである。 映画「ドラゴンタトゥーの女」で、ジャーナリストのミカエルは、悪徳業者ヴェネストラムとの名誉棄損事件に敗訴するが、ヴェネストラムの実態を知るヘンリックはミカエルに「君の調査は正しい。証明出来なかっただけだ」と言う。つまり今回の二審もこういうことだろうと思う。 上記とは全く別の「覚せい剤取締法違反」事件だが、3月2日の控訴審で大阪高裁は、一審の裁判員裁判で下した無罪判決を破棄して差し戻した。高裁の判断は「客観証拠の通話記録から被告の関与は強く推認でき、一審の事実誤認は明らか。多くは密輸に関する通話と強く推認でき、信用性は高い」と指摘した。 いづれの裁判も一審と二審の判断は180度違っている。「一審の事実誤認は明らか」という部分が重要である。つまりここに三審制の意義がある。どういう審理にしろ、違う目を通して、限りなく真実を追及することが本来あるべき姿である。一審の裁判員裁判を尊重しつつも、控訴、上告で十分審理してほしい。 |
2012/03/06 西海2女性殺害事件・・・3県警、連携不備認める | |||||||
長崎県西海市で昨年12月に起きた2女性殺害事件で、事件の問題点を検証していた千葉、長崎、三重の3県警が検証結果を発表した。 検証結果の骨子は次の通り。
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2012/03/26 西海2女性殺害事件・・・被害届先延ばしさせ、慰安旅行へ |
すがるように助けを求める父親に、習志野署の担当者は「刑事課が一人も空いていないので、1週間待ってほしい」と答えた。しかし、その担当者は2日後、北海道への慰安旅行に行っていた。慰安旅行は、この事件に関係ないと警察は言うが、ひとりも空いていないという刑事課から4人も旅行に参加している。受付を先延ばしさせた担当者が、一週間という時間を置いたのは、明後日からの旅行のことが意識の中になかったとは言い切れないだろう。しかも、旅行の事は、キャリアには内緒で、公表もしなかった。これだけの重大事件が起きた訳だから、とても公表など出来なかったというのが本音だろう。何から何まで緩んだこの体質はどうしたものか。 |