TPP交渉に参加せよ!! | 随筆のページへ トップページへ File No.111026 |
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2011/10/28 「農業の構造改革問題」 と 「TPP交渉参加問題」 は別の話 |
テレビでこんなことを言っていた。『日本の農業の7割が兼業農家で、そのうちの8割は農業外の収入の方が多い。平均年齢は66才〜67才と高齢者中心のの農業になっているが、将来の農業の持続性を考えれば、若い人も参加できる農業にしていかなければならない。日本の食文化は外国で評価され始めている。食文化と一体になった形で農業を発展させることは、十分可能である』。これはTPP交渉参加推進派の意見である。このように、どうすれば農業を再生できるかを真剣に考える時である。ところが、TPP反対論者からは、ただただ反対というばかりで、その発言内容からは、前向きなものが全く聞こえてこない。前向きな戦略がないから、先延ばしすればするほど衰退していく。農業を弱くしてきたのはこういう議員たちである。 |
2011/10/30 TPP反対の真意は? |
平成6年のウルグアイラウンドのとき、やはり今回と同じような農協中心の反対運動があったという。この反対運動の結果6兆100億円の予算が計上された。この他にも地方単独事業費として1兆2000億円が計上された。この時の対策も、今回の問題点と同じような事だったという。これだけの膨大な税金が使われたにも関わらず、農業の若手は育たず、農業生産高は落ちた。一体何に使ったのか。一節によれば農業には使われず、箱物の建設で全く違うところに流れたというが本当か? 東電の原発事故で、初めて政官民のずぶずぶの癒着を知ることとなったが、同じような利権の構造が、農業にもあるのではないか。TPPで農業が崩壊すると言うが、その真意に疑問を持たざるを得ない。JAは農家を育てるどころか、逆に搾取しているのではないのか。 週刊誌でも何でもいいから、農業に関する利権の構造と金の流れを、広く国民に教えてくれないか。 7兆2100億円もの税金がどう使われたか、納税者である我々は詳細に知る権利がある。 |
2011/10/31 消費者からの観点が忘れられている |
今日のテレビで古賀茂明氏がこう言っていた。「農業も医療も崩壊している。反対している人は、このままずっと補助金を出します。TPPに入ればもっと出しますと言っている。しかし、ワーキングプアと言われる人たちがたくさんいる。農業を守っているから、ものすごく高い米を買わされ、ものすごく高いパンを買わされて、すごく苦しんでいる。その上買う時に必ず消費税を取られて、それでも農家がかわいそうだと言って、戸別所得補償を払っている」。 他にもこんな意見があった。 「JAが反対しているのは既得権益を守りたいだけの話」 「高い米を買わされ、高い食品を買わされている消費者負担をどう考えるのか」 胸につえていたものが何なのか、分かったような気がする。このTPPの議論には、消費者からの観点が全く欠けている。 |
2011/11/03 農協は自分の手数料収入が減るから反対している? |
今日のテレビで言っていた。『「TPPと農業問題ではない、TPPと農協問題である」 農協のTPP反対の目的は“農家の保護ではなく組織防衛”である。農協は、農家の販売額の一部を手数料として徴収している。それが農協の一番大きな収入になっている。ところが、関税が撤廃されれば、農産物の価格が下がる。農家の収入は減るが、所得補償があるから農家の収入は確保される。しかし農協の収入は減ったままになる』 これがTPP反対の真の理由のようである。我が身がかわいい議員連中と、自分の収入しか頭にない農協が「農家の保護」を叫んで反対している。卑怯なやつらである。 |