航空自衛隊のパンフレットより(一部抜粋) |
近年、世界情勢も大きく変動してきており、国際社会における航空自衛隊の果たす役割は、ますます重要なものとなってきています。私たちは、一人の日本国民として、また自衛隊員として、我が国の平和と安全・国際社会の平和と安定を確保したいと願いながら、これからも精進してまいります。 |
防衛力の役割 |
演奏会プログラム
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(1)新たな脅威や多様な事態への実効的な対応 |
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防衛大綱では、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散の進展、国際テロ組織の活動などにより大きく変化した安全保障環境を踏まえ、新たな脅威や多様な事態への実効的な対応を防衛力の第一の役割として位置づけています。
そして、新たな脅威や多様な事態のうち、主なものに関する対応と自衛隊の体制の考え方について、
@弾道ミサイル攻撃への対応
Aゲリラや特殊部隊による攻撃などへの対応
B島嶼(とうしょ)部に対する侵略への対応
C周辺海空域の警戒監視および領空侵犯対処や武装工作船などへの対応
D大規模・特殊災害などへの対応
の5項目を例示しています。航空自衛隊は、主に空というフィールドにおいてこれらの事態の対処を行っています。 |
(2)本格的な侵略事態への備え |
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わが国に対する武力攻撃が行われる場合には、周辺を海に囲まれたわが国の地理的な特性や現代戦の様相から、まず航空機やミサイルによる急襲的な航空攻撃が行われ、この航空攻撃は反復されると考えられます。
航空自衛隊では、敵の航空攻撃に即応して国土から出来る限り遠方の空域で迎え撃ち、敵に航空優勢を獲得させず、国民と国土の被害を防ぐとともに、敵に大きな損害を与え、敵の航空攻撃の継続を困難にするよう努めます。 |
(3)国際的な安全保障の改善のための主体的・積極的な取り組み |
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今日のように、お互いが依存しあって成り立っている国際社会においては、世界全体が平和でなければ、一国の繁栄もありません。
私たち航空自衛隊は、国際平和協力活動を通じて国際平和のための努力、国際緊急援助活動などによる国際協力の推進など国際社会の平和と安定を維持・増進していくため、平素より二国間・多国間訓練を含む安全保障対話・防衛交流を積極的に推進しています。 |