2010・03・28 今年の松井秀喜選手
去年の秋、松井選手がワールドシリーズでMVPに輝いたのと同じころ、安藤美姫選手もGPシリーズで連勝した。この「同じ時期に」というところが重要なところだ。この時期は、明らかにルビコンのコントロールができてなかったと思われる(出来ない状況に追い込まれていたのかもしれない)。このことが瞬間湯沸器のルビコンには、許せなかったようで、この後かなりの攻撃が予想される状況だった。そこで、五輪出場の安藤選手については、前回のトリノのような悲惨なことにならないよう呼び掛けた。その結果、バンクーバーの安藤選手は、自分なりに満足の滑りができた。しかし結局、他の選手をコントロールして、安藤選手の順位を段々下げていくという手段でガス抜きをしたようだ。昨日の世界選手権も、浅田選手を優勝させ安藤選手は4位と、全日本とまったく同じ構図だった。目の前で浅田選手の表彰を見させるというやり方だ。
さて、松井秀喜選手だが、すでにルビコンのコントロールは始まっている。その手始めがエンゼルスへの移籍である。イチローと同じ地区にした魂胆ははっきりしている。今シーズンの松井選手には、そこそこの数字しか出させないのではないかと危惧している。反面イチロー選手は浅田選手同様、去年の反撃で相当のバックアップが予想される。ひょっとすると、またMVPを取らせるということも考えられないことではない。メジャーにいった年、即 新人王とMVPを取らせたくらいだから、ルビコンにとって、これくらいは簡単なことだ。 |
ルビコンのえげつないやり方をもうひとつ。ホークスのヤフードーム開幕戦。孫オーナーの前で、記録的大敗を演出した。2戦連続15失点以上というのは、1938年「南海」誕生以来、70年の歴史の中で初めてだという。このえげつないやり方は、ルビコンの性格をよく表している。昨年、一昨年に見せた、交流戦(公式戦)までは持ち上げておいて、あとは順位を下げさせていくというやり方は、バンクーバーの安藤選手のパターンである。 |
もうひとつ付け加えて補強しよう。松井選手のMVPと安藤選手のGPシリーズ連勝の時期がシンクロしているのは、上記で述べた通りである。更にこの時の浅田選手の状態を覚えておいでだろうか。GPロシア杯では、GP通算14戦目にして初めて表彰台を逃し5位だった。このあとNHK杯で安藤選手が連勝し、浅田選手のファイナル進出がかなり厳しくなり追い込まれることになる。なお、安藤選手がNHK杯で連勝を決めた前日が、松井選手の優勝パレードの日だった。ここまで書けばこの一時期は、完全に今のルビコンのコントロールの逆の現象であったことが分かる。私の言う異次元からのコントロールを、現実問題として少しは信じる気になったのではありませんか。 |