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File No.070715

任天堂 DS Liteを手に入れた。先日、量販店の売り出しの目玉商品として、個数限定での販売だった。まさにブームと言っても過言ではない。発売以来約2年を経過しても、なお品薄状態が続いている。つくり過ぎると「たまごっち」の例もあるので、これはきっと戦略だろうと思っていたが、どうもそうではなさそうだ。作っても作っても、あっと言う間に売れてしまう。世界での販売台数が4000万台を超えたとも聞く。ゲーム機本体は、画面がきれいなのはもちろんだが、音質が実にいい。ソフトの売れ筋で特徴的なのは「脳トレ」ブームもあって「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が人気のようだ。サラリーマン川柳で「脳トレを やるなら先に 脂肪トレ」や「脳年齢 年金すでに もらえます」がベスト10に入っていたのをみてもその人気が伺える。そのほか家計簿や料理ナビなどもある。ゲーム機は若い人のもの、という今までのイメージがなくなり、40才から60才と幅広い年代が購入している。

しかし、私が今回買ったソフトは「スーパーマリオ」と「ぷよぷよ」だ(もちろん、目的は「脳トレ」である)。昔から人気の衰えないソフトには、何か受け入れられるだけのものがあるからだろうと思い買ってみた。ただし、その面白さを理解できるだけの、技術が身に付けばの話ではあるが。とりあえず、初心者らしく、あわてず、さわがずやってみようと思っている。「マリオ」の1−1では、巨大マリオがいい。巨大きのこを取ると、巨大マリオに変身し、まるで、ブルトーザーか戦車のように、ドカン!ドカン!ドカン!とあるものすべてをなぎ倒し、蹴散らして進む。実に痛快である。今のところ1−2をやっと通過したところだ。「ぷよぷよ」の方は、ひたすら消していく“とことんぷよぷよ”をやってみた。意外に簡単なので少しやると要領はすぐ覚える。次々に落ちてくるのを消すのがやっとの状態だが、“連鎖”や“全消し”を狙えるようになれば、何だか「脳トレ」によさそう。

私は、毎朝必ず5時前に起きる。毎日が日曜状態なので、生活のリズムを崩さないために、起床時間と、食事の時間はきちっと守るようにしている。朝は5時から8時までの3時間に、日課として必ずやることを決めている。今日の新聞を読み、昨日の新聞をスクラップする。これに私なりの「脳トレ」として、10数種類を用意している。“そろばん”や“脳トレの電卓”、新聞の社説は“音読”すれば効率がいい。これに“NINTENDO DS”も加わることになる。少しずつ多くの種類をやるほうが「前頭前野」のいろいろな部分を刺激するだろうと思ってのことだ。そして締めくくりは2kg(1kg×2)の鉄アレイを持って20分ほど「ラジオ体操」と「エアロビ」を真剣にやる(おじさんのエアロビなど、おぞましくて想像したくなかろうが・・)。結構、汗をかく。「健康のためなら死んでもいい」という笑えないようなジョークもあるが、私の場合は、単に“ボケ”ないためである。

人間の生と死は、元々細胞の中にプログラミングされている。DNAが次世代へコピーを完了すれば、死への行程が動き出す。哲学者ハイデッガーの言う「死は唯一、確実な未来の可能性」なのである。どうせ来るものなら、むしろ全ての人が“必ず一度だけ経験できる貴重な体験”だと考えるほうがよい。ものは考えようである。哲学者エピクロスは「死を経験することは不可能(注1)」だと言っているが、私は人間の人間たる締めくくりとして「なるほど、死とはこういうものだったのか」と認識できる方に賭けてみたい。「霊魂」という時空を超えた存在も否定はできないではないか。誰も知らない世界なら、あらゆる可能性がある訳だ。最善を尽くして貴重な体験を待つに越したことはない。つまりその時“死”を理解できる状態であらねばならない。ドッペルゲンガー現象を体験すようなことでもなればなお更だ。「任天堂 DS」が私の目的達成の一助となってくれることを期待しよう




(注1)哲学者エピクロス「死は我々にとって無関係である。なぜなら、我々が現在する時には死は現在せず、死が現在する時には我々は現在しないから」

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テトリスDS
2015年06月10日現在

「レコード」画面で
これまでの記録が
確認できる。
(1)マラソンのハイスコア
レベル 20 203 ライン
SCORE 1,052,000
(2)エンドレスのハイスコア
レベル 92 910 ライン
SCORE 3,120,014
(3)ステージクリアのハイスコア
レベル 20-5 25ライン
SCORE 202,500