バスケットボール | 随筆のページへ トップページへ FileNo.060224 |
私は中学校のころバスケットボールをしていた。と言っても運動神経に自信があるわけではない。それでも郡の大会では終盤、かっこよくロングシュートを決めた思い出もある。そんな訳でバスケットボールにはそこそこ興味がある。興味があれば話題も耳に入ってくる。先日「西日本スポーツ賞」の贈呈式が行われたが、昨年末全国高校選抜で全国制覇した「福岡第一高・男子バスケ部」「中村学園女子高・バスケ部」ともに受賞した。福岡第一は大会直前に今回決勝で破った延岡学園と戦って勝っている。今年は一回も勝ててなかったというから、決勝への自信につながったのだろう。中村学園女子は、4回戦で東京成徳を下したのが大きかったようだ。試合経過を見ると“対延岡学園戦”“対東京成徳戦”いづれも4Qがポイントだった。福岡第一は4Q残り5分からの攻勢で10点のリードをつけ大接戦をものにし、中村学園は10点のビハインドを4Qではね返しての逆転勝ちした。厳しい練習が実を結び勝ち取った栄光は表彰に相応しい。
もう一つ、福岡でバスケットボールの話題と言えば「福岡レッドファルコンズ」だろう。こちらは反対に暗い話題となった。昨年6月福岡に誕生したプロバスケットチームだが、わずか半年で資金難からJBLスーパーリーグを脱退し解散してしまった。スタート当初から有力なスポンサーも獲得できず、懸念する風評が飛び交っていた。更に試合は開幕14連敗、新しくつくったチームでその実力はバスケットボール界の「楽天」と言われ、予想された結果ではあった。昨年末には給料遅配や社長の自殺未遂といったニュースが新聞・テレビで報道されたので知っている人も多いだろう。福岡ではレギュラーシーズン2年連続1位の「ホークス」、J1復帰し西日本スポーツ賞受賞の「アビスパ」などに続き、地域に根付いたプロスポーツチームを目指したのだろうが、あまりにも杜撰な計画だった。公開練習を見に行ったこともあって、より親近感のあったチームだったが、翻弄された選手たちが本当にかわいそうだ。
バスケットと言えば本場アメリカ「NBA」なくしては語れない。先日「オールスター」が開催された。さすがオールスター戦である。メンバーを見ると、先月、史上2位となる1試合81得点を取ったコービー・ブライアント。あのマジック・ジョンソンでさえ69点なのだからすごい。04-05レギュラーシーズンに30.7点を取って得点王に輝いたアレン・アイバーソン、先月コービーの22才を抜いて最年少21才で5000得点を達成したレブロン・ジェームスなどなどトップ選手が顔を揃えた。まさにドリームチームである。ゲームは最後の最後、残り37秒タイムアウト明けにコービーの放ったシュートでウェストは120−120に追いついたが、残り16秒アイバーソンのシュートをウェイドがフォローして122−120でイーストが逃げ切った。MVPはレブロン・ジェームスが獲得した。レブロン・ジェームスはこれも史上最年少MVPだったから、この調子で活躍が続けばどこまで記録を塗り替えていくのか楽しみだ。
NBAへ挑戦を続けている田臥雄太を忘れてはならない。もうアメリカで3年目になる。試合に慣れてきてシュートの成功率も向上したという。しかし、アメリカのプロの世界は厳しい。同じような実力の選手がひしめき合い、しのぎを削っている。抜け出すための評価は実力のみ、契約などあってなきが如しだ。そんな状況は百も承知で挑戦しつづけている。こうしてバスケットボールを興味を持って見ていると実に面白い。ゲームでは相手にダメージを与えるようなダンクシュートは豪快で最高の魅力だ。だが今年の全日本総合でシャンソンの石川が見せたような、相手ディフェンス3人を引き付けておいて、ディフェンス2人の間を抜くノールックパスで渡辺がフリーでシュートなんていうのもいい。せまいコートの中を激しく動きまわり、一瞬にして攻守が入れ替わる。そのスピード感や連携プレー、圧倒的な身体能力などを魅せてくれる。今年8月には世界選手権が日本で開催される。もう少しバスケットボールも人気が出てほしいと思う。
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2005−2006シーズン順位表 | |||||
スーパーリーグ | Wリーグ | ||||
順位 | チーム | 勝敗 | 順位 | チーム | 勝敗 |
1 | トヨタ自動車 | 21勝05敗 | 1 | シャンソン化粧品 | 25勝03敗 |
2 | オーエスジー | 16勝10敗 | 2 | 日本航空 | 19勝09敗 |
3 | 東芝 | 16勝10敗 | 3 | 富士通 | 16勝12敗 |
4 | 日立 | 15勝11敗 | 4 | トヨタ自動車 | 16勝12敗 |
5 | アイシン | 11勝15敗 | 5 | JOMO | 14勝14敗 |
6 | 三菱電機 | 10勝16敗 | 6 | デンソー | 09勝19敗 |
7 | 松下電器 | 09勝17敗 | 7 | 日立ハイテク | 07勝21敗 |
8 | 福岡 | 00勝14敗 | 8 | 三菱電機 | 06勝22敗 |
2006年3月16日 西日本新聞 |
シャンソンV2・・・・日航下し通算16度目
バスケットボール女子、Wリーグのプレーオフ決勝(5回戦制)は15日、東京・代々木第二体育館で最終戦を行い、シャンソン化粧品(リーグ戦第1位)が日本航空(同2位)を57−53で振り切り、通算成績3勝2敗として2季連続16度目の優勝を果たした。シャンソンはエース永田を中心に開始から主導権を握り、第3クォーター途中で最大12点のリードを奪った。第4クォーターは初優勝を目指す日本航空の反撃に遭って、残り約3分半で53−53の同点に追いつかれた。その後は得点を許さず、永田のカットインなどで相手を突き放した。 |
ベスト5に永田ら選出
東京運動記者クラブ・バスケットボール分科会は15日、今季の女子ベスト5に、Wリーグ2連覇を果たしたシャンソン化粧品の永田睦子や相沢優子のほか、矢代直美、岩村裕美(以上日本航空)矢野良子(富士通)を選んだ。 |
バスケ男子世界選手権:試合開始時間決まる
今夏に日本各地で開催されるバスケットボールの男子世界選手権の試合開始時間が15日、組織委員会から発表され、1次リーグB組(広島県立綜合体育館)の日本は、初戦のドイツ戦を8月19日午後1時に始める。日曜日の20日のアンゴラ戦も午後1時からだが、21日のパナマ戦と23日のニュージーランド戦、24日のスペイン戦は午後7時に開始する。参加チームが1次で4組に分かれ、各組上位4チームが決勝トーナメントに進む。 |
2006年3月26日 西日本新聞 | ||||||||||
トヨタが優勝・・・4季ぶり2度目
バスケットボール男子のスーパーリーグは25日、東京・代々木第二体育館でプレーオフ決勝(5回戦制)第4戦を行い、トヨタ自動車(リーグ戦1位)が77−66でオーエスジー(同2位)に快勝し、対戦成績3勝1敗で4シーズンぶり2度目の優勝を果たした。第1クオーターは14−17とリードを許したトヨタ自動車だが守備からリズムをつかみ、第2クオーターで38−29と逆転した。身長192センチのドロン・パーキンズを中心に速攻も決まり、主導権を渡さなかった。 |
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2006年FIBA バスケットボール世界選手権・日本代表 | |||||
選手名 | 昨季所属 | 身長 | 選手名 | 昨季所属 | 身長 |
川村卓也 | オーエスジー | 191 | 五十嵐圭 | 日 立 | 180 |
山田大治 | トヨタ自動車 | 200 | 網野友雄 | アイシン | 196 |
桜井良太 | トヨタ自動車 | 194 | 柏木真介 | アイシン | 183 |
折茂武彦 | トヨタ自動車 | 190 | 節政貴弘 | 東 芝 | 180 |
古田 悟 | トヨタ自動車 | 199 | 伊藤俊亮 | 東 芝 | 202 |
竹内公輔 | 慶 大 | 205 | 竹内譲次 | 東 海 大 | 205 |
(2006・08・10 日本バスケット協会発表) 赤字はスターター |
2006年FIBA バスケットボール世界選手権 一次リーグ結果( Bグループ ) |
国 | FIBAランキング | 地区予選成績 | 試合日 | 対戦成績 |
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平成18年10月5日 西日本新聞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2006 兵庫国体) 男子バスケ 福岡2冠・・・・成年男子40年ぶり快挙 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
兵庫県で開かれている第61回国民体育大会「のじぎく兵庫大会」5日目の4日、福岡県勢はバスケットボールの少年男子と成年男子がそろって優勝する快挙を成し遂げた。バスケットボールの優勝は、少年男子が3年ぶり、成年男子は、第21回大会(当時は一般男子)以来、実に40年ぶり。少年男子は決勝で秋田県と対戦し、序盤で優位に立つとその後も得点を重ねて、112対82で圧勝した。北海道と優勝争いになった成年男子は、93対58で勝利を手にした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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