2016/07/27  ルビコン川を渡る
去年の12月のテレビで、詳しいタイトルは覚えていないが、SMAP中居君がスポーツ選手と対戦するという番組があった。そのなかで福原愛ちゃんと卓球対戦というコーナーを面白く観させてもらった。ところが、これがルビコンを刺激したらしく、1月に入って、SMAPと福原愛ちゃんが大変なことになった。ルビコンにとって、人の心をコントロールすることなどたやすいこと。

SMAPの約1名が、育ててもらった恩を蹴散らして造反した。事務所も世間の風あたりをかわすのに渡に舟、振り上げた手の落とし所にうまいこと利用した。おかげで筋を通した4名はすっかり冷飯を食わされ、ゴマをすった約1名は“私のおかげで・・”などといい子になっている。一方丁度同じ時期に、福原愛ちゃんは、はるか格下に3−0から信じられないような逆転負けをした。この負け方は典型的なルビコンのコントロールだった。

さて大変な騒ぎだった舛添前都知事が、6月15日突然辞意を表明した。誰もが何があったのかにわかには信じがたい青天の霹靂(へきれき)だった。だが翌日納得した。イチローが、6月16日日米通算4257安打を達成したのだ。イチローに対するルビコンのコントロールは、今に始まったことではないが、何もニュースがないところで達成させたのだ。このさきメジャー3000本安打をどこで打たせるか見ものである。

参院選2016は、改憲勢力3分の2を獲得し、やっと憲法改正が視野に入ってきた。ちょっと言いにくいが、私にも少しは力が残っていた。わが身を削ってではあるが、コントロールできたようだ。ということでルビコンに勝てるかどうか、この際チャレンジしてみたい。目の前にリオ オリンピックが迫っている。私にまだ力が残っているかどうかの試金石である。ルビコンは必ず妨害するだろうが、女子ゴルフで韓国を勝たせたり、いろいろ忙しかろう。

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