またまた、
ルビコン川を渡る
随筆のページへ

トップページへ

File No.131025

私は6年前の2007年12月に『ルビコンのターゲットは、私の応援するチームやスポーツ選手のみならず、いまや俳優、政治家などあらゆるジャンルになってきている』と書いた。ルビコン(私が異次元で敵対する人物)は、ますますその異次元からのコントロールをエスカレートさせ、もはやリアリティを失くし、本人自身が何が正常であるかさえ見失っている。ルビコンは、ただただ私のやることに逆らっているだけで、特に思想がある訳ではない。まずは同じ2007年12月、同じ頁でこう書いた。『レギュラーシーズンでは、(ホークスの)4本柱の強力な投手陣が、なんと楽天新人の田中将大投手に次々に勝ち星を献上。2桁勝利で新人賞までとらせたのである』書いた。今年の楽天の優勝、田中投手の最多勝24連勝、勝率10割というリアリティのない現象はこの延長線上にある。田中本人が「誰もできるとは思っていなかったと思う」と言っているように、誰もがこれはありえない、何かおかしいと思っているはずである。球速が速いわけではない。プロなら誰もが打てる球を投げてこの成績である。あのダルビッシュ投手でさえ連勝記録は12である。野球は投手が要ではあるが、決して投手では勝てない。投手が出来るのは最高でも引き分けである。ましてや所属チームは去年Bクラスだった楽天である。

楽天は、昨日(10/24)のドラフトで、一位指名で5球団が競合した松井投手を一発で獲得している。このすべてがルビコンのコントロールであることは間違いない。NLB・レッドソックスのリーグ優勝で上原がMVPになったのもそうである。本人が「僕でいいのかな。今年は出来過ぎて正直怖い」と言っている。これはコントロールされたものの持つ特有の感覚である。リアリティに欠ける異次元からのコントロールは枚挙に暇がない。今年サッカーW杯出場の切符を手にした時の演出もまず間違いなかろう。試合終了直前、ロスタイムで本田の同点ゴールという劇的な演出だった。さていよいよ、今年の日本シリーズが始まるが、どういう茶番劇を用意しているのだろうか。しかも相手は、「55」を永久欠番にしなかった巨人である。キーワードは「MVP」だろう。しかし、ルビコンのコントロールが無いと、先日のサッカー国際親善試合のようになる。その状況は新聞のタイトルで分かる。「日本また零敗 攻め不発 漂う停滞感 遅い状況判断」。結局、すべてのエネルギーは「ゼロ」でバランスする。田中将大投手も、それなりに覚悟はしておいた方がいいだろう。

私のこのHPがルビコンのターゲットになっている。飛行機分野にもそれは見られる。「ボーイング787」と「次期主力戦闘機F-35」の開発遅れの問題も間違いない。「F-35」は、2017年3月までに4機受け取ることになるようだが、問題は搭載されているソフトが、至近距離の空中戦ができない「ブロック3i型」であることだ。中国が、最新鋭のステルス機の開発と配備を急ぐ中、日本はF-4EJ改を何とか生き延びさせている状態である。F35は機体の亀裂やソフトウエアの不具合がたびたび発生し、量産開始と実戦配備は不透明な状況にある。一方B-787も、設計ミスなどにより、当初2008年だった納入予定が3年以上遅れた。しかも、最近になって相次ぐトラブルである。バッテリー問題が一段落したと、今月6日に書いたばかりだが、その直後に一日3回もあちこちで787のトラブル騒ぎである。しかも、「モスクワ発787機・電気系統トラブル」に「その代替機である787が更にブレーキ不具合」でいづれも引き返している。新聞の一つの記事に、787のトラブルが三つもまとめて載るというのは異常を超えている。

次に政治・外交問題だが、中国の傍若無人ぶりは言うに及ばずである。特にこのところの韓国の「反日・抗日」の動きはエスカレートどころではない。もはや"ヒステリー状態"と言っていい。国をあげて日本に対するヘイトスピーチが乱れ飛び、司法も日本に関する事案は、国際常識など関係なく、世論に迎合してねじ曲げる。そもそもパク大統領にして、東アジア情勢を判断する能力さえ失っている。明らかにルビコンのコントロール下にある。ルビコンの狙いを大まかにとらえれば、中国の台頭と米国の衰退である。米国の状態がかなり危うい。つい先日、暫定予算が合意できなかったことと、デフォルト(債務不履行)になる寸前だったことがあった。何とか回避はできたものの、根本的な問題は先送りされたにすぎず、繰り返し蒸し返される状態にある。その大きな要因が、オバマ大統領と下院の間の"ねじれ"である。つい最近までどこかで、いやというほど見てきた決められない政治である。ルビコンのやることはワンパターンが多い。オバマケアは、オバマ大統領が、絶対に譲れない政策だが、これに米・共和党の保守派"ティーパーティ"が徹底抗戦を挑んでいる。ティーパーティの思想は“アメリカ建国の精神”に根差しているという。これが大統領の「大きな政府」にことごとく反対しているから、容易なことではなさそうだ。"ねじれ状態"もそうであるが、ルビコンのコントロールがはっきり分かるのが、昨日の新聞に載っていた「オバマケアまた難題、医療保険サイト不具合、先送りの議論も」である。こうしてルビコンは、じわじわと日本を窮地に追い込んでいる。

ルビコンの異次元からのコントロールの中心は、やはり人間の脳のコントロールである。現れる事象のほとんどが、行動または発言に起因している。その人にとっては、思わず口をついて出た的なものである。維新の会の橋下代表の慰安婦発言はその典型である。これによって維新の会は危機的状況に陥れられた。さらには強制的に、本人が意識しない行動も取らせる。一例をあげれば2012年11月の新聞記事である。これも787のトラブル記事同様、米兵による事件が全く違う場所で同時に3件起きている。この異常性もさることながら、この中の横浜の事件などは、本人に全く意識が無く、本人自身が“一体何が起きたのか”状態だったと思われる。決して単純な酒の上の過ちなどではない。コントロールは微弱な電流にも及ぶ。もともと脳も微弱な電気信号ではあるが、デジタルカメラは一番コントロールしやすい。島原鉄道の「まぼろしの邪馬台国号」の写真(タイトル横)は、おそらくその場で100枚近く撮ったと思う。焦点が突然合わなくなり、取り直しが利かないので、とにかく撮りまくった。やっとその中の数枚が何とか見れる状態のレベルだった。帰ってすぐ、メーカーに修理に出したが、全くカメラに異状はなかった。今も飛行機の着陸寸前の動いている機体を撮ると、ほとんどが少しボケている。縮小すると何とか見れる程度だが、夕方から夜にかけての撮影はほぼ無理。再度言う、ルビコンは、ただただ私のやることに逆らっているだけで、特に思想がある訳ではない。日本を危うくするこのばかな行動を止めるには、多くの人がこの事実を知り、監視することである。

随筆のページへ トップページへ
2012年11月24日新聞
「米兵逮捕相次ぐ
・横浜「漫画喫茶で全裸の疑い」
・沖縄「酒気帯び容疑」
・横須賀「ナイフ所持容疑米兵逮捕」
2013年10月11日新聞
「日航787トラブル引き返し相次ぐ」
・モスクワ発787機・電気系統トラブル
・モスクワ発機の代替787機・ブレーキ不具合
・米発787・着氷防止装置の計器表示不具合

(ただし、いづれも飛行に影響のないものばかりだった)




静止しているANA機のはっきりした機影に比べ、着陸寸前のスターフラーヤーは、ピンボケになっている。天候の如何に関わらず、動きの速いものはたいていこんな具合である。これでも縮小すると何とか見れるくらいになる。

2013/11/16 ひとりごと
「賢いやつ」に「愚かなやつ」と言うと、笑い飛ばして冗談で済む。
だが「愚かなやつ」に「愚かなやつ」と言うと、逆上する。
それは「愚かなやつ」は、常に劣等感にさいなまれ、
心が卑屈になっているからだ。
ただ、自分は愚かだと分かっていればまだいいが、
本当に「愚かなやつ」は、自分の愚かさに気づいていない。
こういうやつは、始末に負えないから、
静かにフェードアウトするのがよかろう。


2013/10/27 「和食」が世界無形文化遺産に
日本がユネスコ(国連教育科学文化機関)に提案した「和食 日本人の伝統的な食文化」が世界無形文化遺産として登録されることになった。政府は日本人が自然に感謝しながら暮らし、そこから生まれた食習慣そのものを申請した。「食」は、生きるうえでの基本である。その文化が世界に受け入れられ、評価されたことは、民族として誇るべきことである。ただし喜ばしいだけではない。注意すべきはこの文化をどう次の世代へ、永く伝え引き継いでいくかである。
随筆「日本の食文化」へ