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並行世界
「非韓三原則」 もう韓国人に関わるな 「反日」の前では市民交流は何の力も無い
恥ずかしい朝鮮通信使の実態 「韓国・韓国人の品性」
希望の党・小池代表50日で辞任 相次ぐ大企業の不祥事
子供じみた韓国 『古代出雲と伊都国』展

[2017/11/27]
並行世界
10月にテレビ番組「世にも奇妙な物語〜'17秋の特別編」(フジテレビ)が放送された。ストーリーテラー・タモリさんによる解説で進められる今回のテーマは「並行世界」。『今のこの世界と同時に存在している別の現実。いわゆる「並行世界」の私です。ヒュー・エヴェレット「多世界解釈」によると、並行世界は我々の選択によって生み出されている。いわば選択の数だけあなたの人生は無数に存在しているということ。もし・・・していたら。選ばなかった人生は、あなたのすぐそばに存在しているのかもしれません』

ダーリンハニーの吉川さんでおなじみの「鉄道ひとり旅」(BS12)は、そんな選択によって次々と「並行世界」生み出していく番組である。吉川さんが番組の最初で必ずこう言う。「この番組は出演者ひとりが自由に鉄道に乗って旅をするという番組でございます」。「本日は、山陽本線を旅したいと思ってまして、広島から山口方面に、気ままに自由に旅したいと思います」。

ダーリンハニー吉川さんの「鉄道ひとり旅」:山陽本線編

吉川・選択1 「今、五日市まで来ました。そろそろ降りたいと思いますけど、やっぱ宮島口ですかね。広島と言ったら安芸の宮島ですから、宮島口で降りたこと無いから降りてみようかな
吉川・選択2 (宮島を遠くから眺め、再び駅に戻る)「今、宮島口。これから山陽線に乗ってどこまで行きますか。あっ、岩国、そうか岩国ですから、ここら辺は観光できますね。ひとまず岩国で降りましょう」
吉川・選択3 「そうだ、岩国に来たら、西岩国はね、名駅舎なんですよね。あっ、西岩国に行きますか。ちょっと岩徳線になっちゃうのかな」「もう山陽線の旅じゃないっていう。近いんでちょっと寄り道ってことで」
吉川・選択4 (列車内のシートに書かれた路線図を見て)「あっ、錦帯橋!これ有名ですよね。岩国と言えば錦帯橋。こっちもいいですよね」
吉川・選択5 (随所に錦帯橋にちなんだデザインが施された有名駅舎・西岩国駅をながめながら)「これ見たら錦帯橋に行かなきゃだめですよね」(タクシーで錦帯橋へ)

六角精児さんの「鉄道ひとり旅」:山口県・錦川清流線編

六角・選択1 岩国駅スタート。まず降りたのは川西駅。なにもめぼしいものが見当たらない手詰まり状態。見渡したところ車の通りの多そうな方向へ歩きだす。
六角・選択2 (そこで[錦帯橋1km]という道路標識を見つける)「これ行こうかな。錦帯橋って知ってますよ。昔、錦帯橋のことがクイズに出て答えられなかったんですよ。それで覚えているんですけどね。観光名所なのでここ行ってみます」
六角・選択3 「これ、歩いて行こうかな」(結局、暑いのでタクシーで行くことに)
六角・選択4 (列車の時間まで2時間あるので、錦帯橋で橋を渡るのとロープウェーのセット券を購入)「ロープウェーも鉄道のうちのひとつなので」(と言いながらロープウェーの方へ歩いていく)

「鉄道ふたり旅」へ
観光客 「毎週、見てます。六角精児さんのロケ隊と合うかもしれませんね」
吉川 「えっ、六角さん?あっ、ちょっと六角さん。あれっ、あの方々(観光客)が六角さんがロケしてますよって。どこ行くんですか」
六角 「僕、清流線、錦川鉄道ですよ」
吉川 「これ、合流してもいいんですか?」
スタッフ 「もう、おまかせします。お二人に」
吉川 「じゃー、ここから"鉄道ふたり旅"に」

次々に選択を続けて行く二人が、奇しくも同じ時間、同じ場所で出会うことに。吉川さん、六角さんがどこかの選択箇所で、ひとつでも別の「並行世界」を選んでいたとしたらこの「鉄道ふたり旅」はなかった。
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[2017/11/26]
「非韓三原則」 もう韓国人に関わるな

著者:古田博司
発行:ワック(株)
韓国の国会は8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる記念日」とする法案を可決した。これで韓国ではこの日が法定記念日となり、慰安婦問題を後世に伝えるため、国・自治体が関連行事や広報活動をする。今後、慰安婦に関する動きが激化するのは間違いない。2015年の日韓合意は、有名無実化することになる。まさに韓国にとって「約束は破るためにある」。

そもそも慰安婦という制度は、古来から続く韓国の文化である。韓国は千年の長きにわたって中国の属国だった。献上するものが何もない韓国が唯一差し出せるものが女性だった。近年まで韓国は売春国家として有名であった。これに加え、ベトナム戦争時、韓国軍人が現地女性に子供を産ませ逃げ帰った「ライタイハン」という極悪非道の歴史がある。そんなことは棚に上げて、慰安婦の法定化である。

自分のことは全く反省しない韓国だが、日本に対する「反省と謝罪」は恒例化している。この韓国の反日ナショナリズムは、劣等感の裏返しである。戦いもせず得た独立を正統化するためには、あの衰退し、破綻同然だった李朝時代を、高度な文明国にしなければならなかった。その"輝かしい李朝を日本に侵略された"というウソの歴史をねつ造することで、日本に対する「憎悪」を増幅させ、その結果が今の反日の嵐である。

荒れ果てた千年属国・韓国に、高度な文明などあるはずも無い。水車ひとつ作る技術さえ持っていなかった。韓国には議論する習慣や論拠を挙げて事実を検証するという習慣はないという。韓国が科学分野のノーベル賞を受賞したことがないのは、そういった国民性にある。韓国人に世界史に名を残すような英雄はいない。韓国が英雄とするのは、せいぜい姜宇奎や安重根といったテロリストである。

先日、日本政府は朝鮮半島有事における邦人の退避計画を策定した。有事の際救出すべき日本人は約6万人と推計している。ここで問題なのは、この非常事態における人命救助に対しても、自衛隊が韓国入ることを拒否していることである。日本は民間機などをチャーターして救出し、対馬から自衛隊機で帰還させる。韓国にとって日本は同盟国でもなく、協力すらする国でも無いのである。こんな国と付き合う価値は無い。

「韓国・韓国人の品性」では、こう提案する。
『韓国人には「助けず、教えず、関わらず」の「非韓三原則」が最も良策。教えても、助けても意味がない。援助しても感謝など一切しない。むしろその十倍、二十倍と際限なく要求してくる。もはや韓国人とは関わらないのが一番である』
日本が合邦時代、国家予算の20〜30パーセントという多額の投資をして、韓国を蘇らせたことなど、全く無かったことになっている。慰安婦問題は毅然と対応せねばならないが、今後韓国とは関わらないのが一番である。
「朝鮮紀行 英国夫人の見た李朝末期 イザベラ・バード」:「鶏盗んで何が悪い!」これ、李氏朝鮮の高級官僚、両班の常識であった

フランス人神父ダレ著書「朝鮮事情」:朝鮮人について、「五十人が陰謀を持っていれば、そのうち49人から漏れる」と形容した。朝鮮人の歴史は裏切りと抗争の歴史だ。

アメリカの朝鮮史家・グレゴリー・ヘンダーソン「朝鮮の政治社会」:「李朝は経済的破産と崩壊の寸前だった。軍事力はほとんどなく、政権の分裂と内紛で行政は麻痺状態となり、慢性百姓一揆の気運に脅かされていた」

ホーマー・ハルバート「朝鮮亡滅」:「カネ次第でどうにでもなり、多額のカネを提供するか、裁判官を畏怖させるほどの有力者を後ろ楯にもっていることを見せつけるかした方が、かならず有利な判決にありつけることは世間一般の常識」

玄永燮(げんえいしょう)「朝鮮人の進むべき道」:「併合前の朝鮮は地獄であったといってもよい」「併合によって旧来の習をすべてあらため、生命に満ち溢れた新朝鮮に生まれ変わった」
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[2017/11/24]
「反日」の前では市民交流は何の力も無い
米国・サンフランシスコ市の市議会が、寄贈された慰安婦像を受け入れる決定をした。全会一致だったという。これでこの慰安婦像は、サンフランシスコ市の公的記念碑となった。同市は1957年以来、大阪市と姉妹都市の提携をしていた。大阪市は「碑文は歴史の直視ではなく、単なる日本批判につながる」として再三に渡って慎重な対応を求める書簡を送っていた。大阪市の吉村市長は、当然ながら姉妹都市提携解消の意向である。

一方、韓国・麗水市でも、慰安婦を象徴する少女像が相次いで設置された。同市は佐賀県唐津市と姉妹都市の提携をしている。麗水市の動きに対して唐津市の峰市長は、慰安婦問題の最終的解決を確認した2015年の日韓合意を誠実に履行されることを期待する、として親書を送った。親書には「慰安婦の年齢や人数は議論が分かれており、一方的主張は友好交流に影を落としかねない」と書かれていたという。

サンフランシスコ市、麗水市、いづれも日本の地方自治体と姉妹都市を提携していた。サンフランシスコ市は、60周年の今年、記念事業が行われ、10月には代表団が大阪市を訪れ歓迎会も開かれた。一方、唐津市においても今年9月、姉妹都市締結35周年を迎え、麗水市で記念式典が行われた。唐津市から峰市長をはじめ34人が訪問し信頼関係が築かれていることを再確認した。ところが麗水市は、この訪問直後にも1体が設置されたという。

日本の市長は、再三にわたって懸念を示し、設置や決定をしないよう要請した。だが長年にわたる姉妹都市提携で親交を深めてきても、「反日」というナショナリズムには全く役に立たなかった。この二つの出来事から言えることは、市民レベルの温かい交流は、国家間の政治レベルに何ら影響しないということである。つまり、心の交流が通じるような人たちは、暴力的な市民団体や政治家たちの「反日」の前では、ただただ黙ってしまう。

韓国は法治国家ではない。古田博司著「韓国・韓国人の品性」にはこう書いてある。『近代法では「法の不遡及」(新しい法律は未来の行為は裁けるが過去の行為は裁けない)を守らないといけないが、韓国は二度これを破っている。時効を無効とする事後法「光州事件特別法」、また「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」の施行では、親日派子孫の土地約160億円相当が没収された』という。親日というレッテルを貼られれば、財産は没収され、墓は暴かれてしまう。市民交流を続ければ、きっと分かりあえるなどといった甘い考えは捨てた方がいい。韓国はそんな国である。
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[2017/11/23]
ずかしい朝鮮通信使の実態
先日、ユネスコの「世界の記憶」に、「朝鮮通信使」の資料の登録が決まった。通信使は江戸幕府の将軍の代替わりの祝賀などのため来日している。記録によれば通信使たちは日本の美しさ、土地の豊かさ、女性の美しさに圧倒されたようだ。ところが道中、にわとりは盗む、布団は盗むなどなど、あちこちで悪さをしたという。「鶏を盗んで町人と喧嘩する朝鮮通信使」という図が残されている。

「朝鮮紀行 英国夫人の見た李朝末期 イザベラ・バード」の中の一文には、「鶏盗んで何が悪い!」これ、李氏朝鮮の高級官僚、両班の常識であったと記されているらしい。こういう朝鮮の非常識は、国際法上の慣例を無視し、勝手に李承晩ラインを引き、竹島を韓国のものだと言い、仏像は盗んでも返さないなど、今も昔もいささかも変わるところがない。

朝鮮通信使たちは、かりにも外交使節団なのだが、風呂にはいる習慣がないから臭く、路上で大小の用をたしたという。幕府に朝貢し、日本を羨(うらや)み、挙句、悪さのし放題。そんな朝鮮通信使だが、韓国の歴史教科書では、「徳川幕府が経済的に困窮に陥ったために、先進文物を取り入れようと、李氏朝鮮王に懇願して招いた」ということになっているらしい。さすが息を吐くようにウソをつく朝鮮人である。

荒れ果て、すさんだ李氏朝鮮に高度な文明など無かった。糞尿を垂れ流すような朝鮮通信使が、日本にもたらす文化などある訳がない。ところが戦後の韓国の歴史認識としては、高度な文明国だった朝鮮が、野蛮国・日本人に侵略されたということになっている。こういうウソの教育で反日を擦りこんでいる。その実態は自ら文化を醸成する能力が無いから、文化が素通りするだけの国である。だから、世界に誇れる高度な独自文化は今も無い。
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[2017/11/23]
「韓国・韓国人の品性」
著者:古田 博司(筑波大学人文社会科学研究科教授)
発行:ワック株式会社
初版:2017年8月26日
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[2017/11/18]
希望の党・小池代表50日で辞任
私は9/26小池都知事が、希望の党を立ち上げた時こんなことを書いた。
今回の衆議院選に、小池東京都知事が、急きょ自らを党首として新党を立ち上げた。それまでメンバーが発進していたものをリセットし「私自身が立ち上げ、小池が先頭を切ってやる」のだという。小池氏の下に集まっていた人たちを信頼せず一蹴したのだ。・・・・
小池都知事は、騒ぐだけ騒いで、一年経っても成し遂げたものは何一つない。豊洲の問題も、五輪の問題も、ほったらかして国政へ進出である。こんなに無責任なら、国政もすぐに放り出す。もしそうなれば、新党に投票した人を、これもまた裏切ることになる

リセットし自分が先頭を切ってやる、と言ってからわずか50日。希望の党・小池代表が辞任した。希望の党の国会議員代表が選任されると同時の辞任である。希望の党に投票した1000万人を裏切り、7人の現職議員を落選させ、希望の党は早くも分裂の臭いである。これでは「無責任」「投げ出し」と言われても仕方がない。自分の私利私欲で、かき回した挙句放り出す。これで都政に専念しますと言ったところで、だれも当てにはしない。
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[2017/11/16]
相次ぐ大企業の不祥事
今朝(11/16)の新聞で、またも神戸製鋼所の問題が報道されていた。コベルコマテリアル秦野工場で、規格を満たさない製品にJISマークを付けて出荷していた違反があり認証が取り消された。この工場のJIS違反は10月に続き2回目となる。さらに、国際標準化機構(ISO)の品質管理に関する国際規格認証も取り消された。一方、無資格検査が発覚した日産自動車についても今朝の新聞にこう書かれている。ISOの規格認証が国内向け生産に限り取り消されたのだという。品質管理が不十分で国際的な水準を満たしていないと判断されたのである。

私は今から15年前(2002年)に「サラリーマン根性」としてこんなことを書いた。
ある一つの事柄を核にして、一つの小さな社会が形成される。その社会には当然サラリーマン根性が存在する。正しい倫理観はもっているが、「効率向上」とか「営業成績向上」といった大儀名分で打ち消し、現場だけの常識が出来上がる。毎日々々機械的に処理する事が いつしか心理的な抵抗も消してしまう。上部組織は、当然分かることであるが、あえて指摘せず暗黙の了解となる。この事実を正しい倫理観をもって見ている人も、具体的行動は起こさない。なぜなら、サラリーマンであるから「火中の栗を拾う」ことや「猫の首に鈴をつける」などもっての他だからである。

さて、この「サラリーマン根性」を踏まえて今回の問題を考えてみたい。神鋼は先日、データ改ざん問題に関する報告書を公表した。報告書によれば問題の原因を「閉鎖的な企業風土」「納期優先や収益重視の経営」「契約順守に対する意識の低下」としている。アルミ・銅事業部は、長年収益に貢献できて来なかったことがベースにある。これが収益重視で「顧客からクレームがなければ問題ない」という安易な考えに流れ、“品質軽視”という現場だけの常識が出来上がった。このしきたりが歴代の担当者に引き継がれ、現場から声を上げられない雰囲気があったようだ。

日産自動車については、ゴーン社長による公約の数値目標達成という必達目標に現場が追い詰められたと思われる。日産は一時、経営不振に陥り、ゴーン社長を迎え、国内工場の閉鎖や人員が削減された。コスト削減により、現場の人員が不足する一方で、増産による過重な負担が追討ちをかけた。現場はこの板挟みの中で、無資格検査に手を染め、法令軽視を醸成していったのだ。それは問題発覚後も、無資格者に「作業が遅れている。やってくれ」という指示があっていたことでもわかる。神鋼、日産ともに、次々と発覚してくる問題は、企業により致命的なダメージを与えかねない。

無資格検査の問題は、SUBARUでも公表された。こちらは正規の完成検査員を育てるため、OJT(実務を通して行う教育訓練)をしていたことによるものだった。法令違反はどういう理由であれ正当化することはできないが、ただ普通、どの企業でもある教育過程ではある。問題なのは、国家資格ではなく、国からのあいまいな通達による規定である。具体的な基準は決められていないから、それぞれの企業の解釈でルールを決めている。しかも、この通達は半世紀も前に出されたものだという。国交省の余りにも無責任な実体が、こうした問題を引き起こしたともいえる。

とはいえ神鋼と日産は、経営陣の鈍さが、だらだらと不祥事を発覚させている原因と言ってもいい。数年前、ある企業の不祥事が発覚した時、第三者委員会の調査報告書ではこんなことが指摘されていた。
経営中心部分が腐っており、悪い意味でのサラリーマン根性の集大成
歴代社長のコンプライアンス意識に問題があった。
イエスマンが多く、取締役会は形骸化。
監査法人も、責務を十分果たすことができなかった。
何か不祥事が起きると、繰り返し同じようなことが指摘される。神鋼については、技術畑出身の役員は、知っていながら黙認していた可能性がある。他企業の不祥事を「他山の石」とせず、目先の収益を追求する姿勢が、日本の"ものづくり"の信頼を失墜させている。
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11/18追伸:日産は国交省へ、不正は38年前からだったとする報告書を提出した。長年に渡り不正発覚を逃れる組織的な妨害があったようだ。ところが、すべて係長以下の現場がやったことで、管理職や本社は把握していなかったと、全責任を現場に押しつける内容だ。しかし、ゴーン社長の下、生産現場に無理を押し付け疲弊していたのは間違いない。これで幹部すべてが知らぬ存ぜぬである。「みっともないぞ、日産」。

「RS」という車を観て心をときめかしていたあの輝ける時代の日産はどこへ行ったのか。栄光の時代の車種はほとんどなくなり、経営陣の無能のつけが我々消費者に押しつけられた。「車」という存在は、それぞれの人生の流れの中に、おおきな位置を占める。そんなことなど思いやる余裕などなく、外国の徹底した経営手法が最優先する。その結果、我々オールドファンとはかけ離れた存在になってしまった。「さようなら、日産」。

017/11/11]
子供じみた韓国
今朝(11/11)のテレビ番組「ウェークアップ・ぷらす」(日テレ系)で、トランプ大統領の韓国訪問時の「独島えび」「元慰安婦出席」について、橋本五郎氏が「子供じみている」と表現した。韓国新聞はこの「独島えび」「元慰安婦出席」を、ドヤ顔で勝ち誇ったように報道したという。こんなことは今回だけではなく、これまで韓国がやってきたすべてがそんなレベルだった。"ガキのいたずら"程度のことで気分良くしている未熟な国である。大局からものを見て、適切な判断・分析ができるような国ではない。

最近の象徴的な例を一つ挙げると、韓国・平昌五輪の公式ホームページの世界地図から、日本が消されていた。これに抗議した日本に「単純なミスだった」と説明したらしい。韓国内ではこのことに、拍手喝采だったという。これが韓国の国民感情である。韓国の“子供じみた”脳みそでは、目の前にある日本が表示されていないのにも気づかないらしい。やってることのレベルが低すぎる。

今回のトランプ大統領のアジア歴訪では、各国が2泊3日なのに、韓国だけ1泊2日だった。韓国としては相当ショックだったようで、新聞などメディアは「どうした文政権」という批判が相次いだという。つまり、外国からみれば韓国は1泊2日レベルでしかない国ということが理解できないのだ。その不安の表れが「コリア・パッシング」である。異常に高い自尊心が、無意識に現実を受け入れることを拒否している。

トランプ大統領の訪韓に対し、200以上の市民団体が、反対の激しいデモを繰り広げた。トランプ大統領がホテルに向かう途中、市民の妨害でコースを変更させられたという。韓国ではこういった市民が、大統領を罷免したり、大統領にしたりする。今回の「独島えび」「元慰安婦出席」も、こういう市民に対するゴマすりである。感情のおもむくままに行動する輩が主導する社会なら動物以下である。

トランプ大統領の日韓訪問の重要なテーマの一つは、北朝鮮の脅威に対する日米韓の連携の強化である。ところがトランプ大統領訪韓直前の10月31日、韓国外相は国会でこう表明した。
(1) 韓国はアメリカ主導のミサイル防衛体制には加わらない。
(2) 韓国配備のTHAADの追加配備計画は無い。
(3) 日米韓の軍事協力は同盟に発展しない。
これは中国から言わされたのかもしれないが、国の基盤が弱いと、ふらふらと腰が定まらない。アメリカが韓国の外交感覚に不信感を抱くのも無理はない。
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[2017/11/05]
『古代出雲と伊都国』展 (伊都国歴史博物館)
伊都国歴史博物館(糸島市)で秋季特別展「古代出雲と伊都国」が開催されている。この展示は「出雲と伊都国の交流を物語る資料の展示などを通して、両地域における歴史のあゆみをふりかえる」というものである。荒神谷遺跡(出雲市)で出土した弥生時代の銅剣、銅矛といった国宝など多くの考古資料を観ることができる貴重な企画展である。

伊都国と出雲の交流は、遠賀川式土器に伴う稲作文化の出雲への流入に始まり、山陰地方特有の土器・甑形土器の潤地頭給遺跡(糸島)からの出土、楽浪土器の出雲からの出土など活発な交流が伺える。さらに出雲・荒神谷遺跡の埋納銅器の中には、中細銅矛といった北部九州のものが含まれていた。潤地頭給遺跡から出土した玉の原材料の多くは出雲から運ばれてきたものだという。

出雲と言えば古事記に見る大国主神による「国作り」と「国譲り」が興味深い。大国主神は、北陸から大和までの広い地域を治めていた。大国主神は、国土を開発し、人々の安定した生活の基盤をつくった神であり、人々から尊敬され心の拠り所でもあった。この葦原中国を大和に進出した北部九州の勢力が武力をもって国譲りを迫ったのである。

だが北部九州から進出した勢力も、人心を掌握するために、武力ではなく、大国主神の力を生かし取り立てている。大和朝廷のお膝元にある三輪山の祭神は、国土を開発した大国主神と少彦名神である。また国を譲ったとはいえ出雲の国は守り、「底津石根に宮柱ふとしり」の大きな宮は、八百万の神が集まる出雲大社として今に続く。大国主神の国作りがあったからこそ、国譲りがあったといえる。

政権が出雲から大和朝廷に代わったことは、時期を同じくして銅鐸文化が終わったことでも推測できる。今回の展示の図録(51頁)にもこう書いている。「出雲では弥生時代終末期に四隅突出型墳丘墓の造営が終わり、この時期に大きな政治的な変動があったようであり・・・・」。今回の特別展で、弥生時代、わが国の形成に大きな役割を果たした出雲王国と伊都国の間で、活発な交易がおこなわれていた様子が展示品や解説から伺える。
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