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最近の鉄道番組
「アピカ・CDノート」と「ぺんてる・エナージェル」 「異次元からの制御」と「ホログラフィ原理」
左翼の偏向報道を見抜け 高齢者講習・終了
三雲・井原遺跡〜国史跡へ 吉武高木遺跡〜やよいの風公園
40年後のリメイク版「やすらぎの郷」 人口減少社会に思う

[2017/06/29]
最近の鉄道番組

このところ「鉄道」に関するいい番組がいくつも放映されている。まずBS12の「鉄道ひとり旅」である。出演者は鉄道好きのダーリンハニー吉川さんひとり。ただ鉄道にのって気の向くまま旅をする。気になる駅名や主要駅で降りて駅周辺を散策する。ただそれだけのほんわかした番組である。ポイントは、深い鉄道知識を持った人は、こんな風に鉄道を楽しむというのを教えてくれる。

その吉川さん、ついに九州に上陸。先週の「島原鉄道」(長崎県)では、日本でも有数の海に近い駅・大三東駅に降りて、目の前に広がる有明海に癒され、島原城から阿蘇を眺め「いい旅だった。今日は」。今週は「甘木鉄道」(福岡県)だった。小郡駅では、西鉄とのクロス写真に挑戦していたがタイミングが合わず残念。杉崎駅では駅近くの食堂で「甘木鉄道が走っている。こんな幸せなお店があるんでしょうか」。

BS103「中井精也のてつたび」。鉄道写真家の中井精也さんが、投稿写真を手掛かりに、鉄道写真の旅をする。先週は「江ノ島電鉄」だった。鉄道が、沿線に暮す人たちの生活に溶け込んでいる様子を表現する。何気ない風景も中井さんが切り取ると、すばらしい温かみのある写真になる。先週は人生初のサーフボードからの写真にプロの魂を見た。「写真講座」では、鋭い指摘にただただ感心するばかりである。

BSフジ「全国百選・鉄道の旅」。先日放映したのは「夏旅・北海道〜函館本線・富良野線」だった。この番組はあくまでも列車が主役。たとえば「北海道で初めて導入された振り子式気道車、281系・特急スーパー北斗」など、列車の型式、運用の詳細、列車の接続、路線の説明などの情報を入れながら進んでいく。だが何と言っても北海道の雄大な景色の中を走る列車を美しくとらえた映像が圧倒的にいい。

BS103「ニッポン各駅停車」。先日「鹿児島中央〜熊本」「熊本〜小倉」が2回に渡って放映された。この番組のコンセプトは「各駅停車に乗っているからこそ味わえる旅がある」だ。「あなたのテレビが車窓に変わる」。肥薩線、豊肥本線、久大本線、日田彦山線といった、「日本三大車窓」を含む、豊かな自然が車窓を流れる。ただ眺めてるだけで癒される。

「ひとり旅」では、乗り鉄の楽しみ方を、「てつたび」では、温かい鉄道写真を教えてくれる。「鉄道百選・鉄道の旅」では客観的に、「各駅停車」では主観的に列車と大自然の関わりを浮き彫りにする。近年、豪華列車なるものが騒がれているが、全く興味がない。倍率が高いと言っても、ほんの数千人のこと。意味があるとすれば、せいぜい金持ち"もどき"からぼったくって、赤字の生活路線に補填することだろう。

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[2017/06/28]
「アピカ・CDノート」と「ぺんてる・エナージェル」

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アピカのCDノートを切らした。いちいち買いに行くのも面倒なのでまとめ買いした。表紙の各色を2冊づつ8冊。一応、宇宙科学や生命科学など分野別にしておくと後で見返すときに分かりやすい。

CDノートとの相性がいいペンテルのエナージェルも、すぐ無くなるので補充しておいた。ノートもボールペンもこれくらいストックがあれば当分いいだろう。パソコンに打ち込めば簡単で速いが、「学ぶ」ことを楽しめない。

[2017/06/24]
「異次元からの制御」と「ホログラフィ原理」
「ホログラフィ原理」という考えがある。それによれば、我々が日常目にし、体験しているすべてが、ホログラフィのような幻想なのだという。五次元の重力理論は、四次元の物質の量子場に等しいという理論から、我々の四次元は五次元の投影かもしれないのだ。四次元の世界の流れを変えようとするなら、五次元の情報を書き換える必要がある。

私は5年ほど前、「ホログラフィ原理」についてこんなことを書いた。『私には以前から考えていた「異次元からの制御」に通じるものがあるように思えた。四次元の世界からの重力波が余剰次元に伝わって、変化した余剰次元の世界が四次元に投影されていると考えたらどうだろうか?・・・・所詮、私の幼稚な考えに過ぎないが・・・・』。

私の言う「異次元からの制御」とは、異次元からのコントロールで、四次元世界の流れを修正するものである。異次元の情報を修正するためには、それに応じたエネルギーを作り出さねばならない。物理的なものだと強烈な痛み、精神的なら強いストレスといったマイナス要因が、プラスのエネルギーを生む。そのエネルギーは、トータルでは"ゼロ"になる。

さて「異次元からの制御」でルビコンは、森友学園問題で政権を追い込むかと思っていたら、私がそのことを書いたので、加計学園に切り替えたようだ。だが、もういい加減止めておけ。直近の景気は設備投資、雇用情勢、輸出など全般に渡って改善がみられ、総合判断は「緩やかな回復基調が続いている」である。しかし国民にとって何が大事かなど、判断能力をルビコンに期待しても所詮無駄か。

五次元の情報を書き換えられるのが、私とルビコンであるなら、私の居る世界で、実像があるのは二人だけということになる。私という個体について言うなら、真実なのは私自身の「生と死」だけである。そのほかのすべてが幻想とすれば、過去納得のいく現象も多々あった。幻想であれば、加計学園問題も大したことではない。この世界は私の死とともに消え去るのだから。

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[2017/06/29]追伸:ただいまルビコン、政権崩壊に向けばく進中。以前ソフトバンクが、あっという間に最下位になり、王監督を引退に追い込んだことがあった。秋山監督も引退に追い込まれた。三次元の地平線の情報を書き換えるだけだから、エネルギーさえあれば簡単にできる。

[2017/06/19]
左翼の偏向報道を見抜け
ネットの2CHに「サルでも出来る野党式発言表のガイドライン」という記事を見つけた。そのなかの一部分だけ抜粋したので読んでいただきたい。これは野党だけでなく左翼新聞、左翼テレビも全く同じである。実に言い得ている。
官邸主導で進めると・・・・・ 独裁政治は許せない
決断を下すと・・・・・・・・・・・・・ なぜ急ぐのか、慎重に議論すべき
規制緩和すると・・・・・・・・ 競争が激しくなり格差社会を助長する
規制緩和をしないと・・・・・ 既得権益にメス入れろ
景気が良くなると・・・・・・・ 企業優遇税制をやめろ、格差社会を是正しろ
景気が悪くなると・・・・・・・ 景気対策がなおざりだ、社会保障を充実しろ

このように左翼というのは、反対のための反対を繰り広げる。今回の「共謀罪」の報道にしても、全く同じことが言える。次の記事は、左翼・西日本新聞に載ったものである。
『国家の監視はいまや全人口を潜在的敵対者と扱っている。・・・全コミュニケーションを監視対象とする共謀罪は、人々の心に恐怖を植え付ける。・・・共謀罪は、万人を万人に対する「会話スパイ」へ変えることができる。・・・(戦前の)国際連盟脱退時の日本を想起した。破局へ突き進んだ異常な時代が現在に交錯する』

左翼・西日本新聞は、共同通信からの左翼記事を垂れ流す。事実の報道よりも主義主張(イデオロギー)が優先し極端な偏向報道に走る。社説はもとより「ニュース川柳」といった小さな欄もばりばりの左翼思想で選んでいる。たとえば『望遠鏡買えばテロかと疑われ』など、ほとんどがこんな調子の左翼思想の川柳で占められている。

今回ジャーナリストや作家からの出版や報道などの"表現の自由"を根本から奪うものだなど反対の声が大きく報道された。以前吹き荒れた「特定秘密保護法」の時も同じだった。このときどんな報道がなされたか。『居酒屋で雑談していたら逮捕される』『秘密を知っただけで逮捕される』『映画が作れなくなる、小説家は小説が書けなくなる』などだった。とんでもない恐怖社会がやってくると騒ぎ立てたが、今そんな恐ろしい社会になっているだろうか。

プライバシーが侵害されると騒いだ監視カメラも同じある。『侵害される権利の保護の観点から,移動の自由や,表現の自由,思想・良心の自由を侵害するような監視カメラは設置されるべきではない』。ところが、JR東日本は2020年までに20億円かけて、山手線550両全車両に防犯カメラを設置するという。これが現実だ。

国民の生命と財産は「保守」に守らせ、平和を満喫しながら、親中国、親韓国、「反日」など絶対に許せん。見る限り日本を良くするための建設的な報道ではない。「共謀罪」にしても「特定秘密保護法」にしても、恐怖におびえる社会がやってくると煽(あお)り立てる。正義面(づら)して「言論の自由」を掲げるが、とにかく「保守」が憎いだけなのだ。

「共謀罪」に限らず、左翼は保守の足を引っ張る材料を探す。見つけると事の軽重などどうでもいい。あたかもそれを極悪非道のごとく騒ぎ立てる。バカな左翼にとって、我々の生命財産を守る「国防」や、景気を浮揚させ雇用を拡大させる「経済」より、そちらが圧倒的に重要なのだ。我々に今求められているのは、一方的な反日左翼の偏向報道を見抜き、見極めるだけの「冷静な判断力」である。

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[2017/06/18]
高齢者講習・終了

4月に予約した高齢者講習は、病気のためキャンセル延期した。修了書ははやく取得しておくに越したことはない。約1カ月半後の先日、講習を受け無事修了書をいただいた。

講習では、座学、適正検査、実車指導がある。まず最初にあったのが実車指導だった。三人乗車し、規定のコースを回る訳だが、全員終了した後、指導を受ける。

実車指導は、事前に自分なりに運転のイメージをしておいた。確実な一旦停車と適切な停車位置、徐行や確実な前後左右の安全確認、早めのウィンカー、カーブ前の十分な減速、直線での常識的な加速などなど・・・。

S字、スラローム、車庫入れなども特に問題なくクリア。50年前、あれほど苦労して習得した運転技術だったが、今、回ってみると実に簡単だった。これだと今、免許試験に挑戦しても確実に合格できそうだ。

次は適性検査である。視野角度は、7割の人が入る範囲のほぼ上限近くで問題なし。問題は動体視力だった。最初にミスしたのが響いて、少し消極的になり反応が遅く、評価は最悪の「E」だった。

だが夜間視力の評価は「A」だった。これはまぶしい光を一定時間(結構長く感じた)まばたきせず受け、何秒で回復してマークのどの方向が欠けているかを言うものだ。30秒以内が「A」だが、私は22秒だった。

今回の免許更新は、恐らく問題なく更新できると思う。しかし、この1〜2年に脳出血や末梢性めまいなどで3回も救急車の世話になった身である。常にこのことが頭を離れず、最近では運転の回数、距離が極端に減っている。

だが生活していく上で、どうしても車が必要な状況は常にある。免許を返納すれば、東京ならいざ知らず、地方では代替交通機関も思うに任せない。当面は必要最小限で、慎重に運用していくしかなさそうだ。
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[2017/06/29]追伸:今日の「徹子の部屋」にレスリングの吉田沙保里さんが出演していた。お父さんは、車を運転中に、くも膜下出血で亡くなった。その時の様子を話していたが、発症したとき車を路肩に寄せ、ギアをパーキングに入れ、一切他の車の迷惑にならない状態で亡くなったという。常にこのことを頭に置いて運転を心掛けるようにしたい。

[2017/06/17]
三雲・井原遺跡〜国史跡へ
歴史学で高名な学者・柳田康雄先生(右)
三雲・井原遺跡で「硯」が出土した時の現地説明会で、失礼とは思いながらも、写真をお願いしたら快く応じていただいた。(2016/03/05)
丁度10年ほど前、三雲・井原遺跡ヤリミゾ地区で出土した「内行花文鏡」。棺上に置かれたと思われる破砕鏡。全国で初めて一面分が完全に見つかった。

国の文化審議会が「三雲・井原遺跡」(福岡県糸島市)を、国史跡に指定するよう文科相に答申した。糸島には中国の歴史書「魏志倭人伝」に記載されている「伊都国」があった。三雲・井原遺跡には伊都国最初の王・三雲南小路の王、それに続く井原ヤリミゾの王の王墓がある。この「世々王有り」は、次の平原遺跡の女王に受け継がれていく。

三雲南小路の王墓からは前漢鏡57面以上、井原ヤリミゾ遺跡からは後漢鏡20面以上が出土した。膨大な副葬品は、大陸と密接な交流があったことを示している。1世紀から2世紀にかけ、伊都国はすでに強大な政治権力を持ち、漢王朝は「倭国」の王としてイト国王を認めていた。後漢書に記される「倭国王・帥升」は、伊都国王と思われる。

早良王国の吉武高木の王に始まる「クニ」と「オウ」の萌芽は、続く三雲南小路と、井原ヤリミゾの王によって確立されていく。三世紀の邪馬台国の女王・卑弥呼は、平原の女王の血筋だと私は思っている。こういった伊都国における政治権力の流れの中、近畿地方においては、首長と思われるような有力な情報もなく、墳墓から権力を示すような副葬品の出土もない。

国史跡・吉武高木遺跡、国史跡・平原遺跡に続いて、今回、三雲・井原遺跡が国指定史跡になる。指定されるのは「南小路地区」「番上地区」「加賀石地区」の3地区で、面積は約1万6100u。井原ヤリミゾの王墓は、三雲南小路の王墓と同じ丘陵にある。今回の指定は、日本のクニの成立過程における“政治・経済・文化の様相を知る上で重要”として、国が遺跡の保護を必要と判断したということである。

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[2017/06/12]
吉武高木遺跡〜
吉武高木遺跡は、福岡市西区の飯盛山の麓、早良(さわら)平野にある弥生時代中期(約2200〜2100年前)の遺跡である。大量の副葬品などから、被葬者はこの地域を支配した権力者であったと思われる。「最古の王墓」「大型掘立柱建物」など、弥生時代の「クニ」と「オウ」がここから始まったことを伺わせる貴重な遺跡である。

今国会で天皇陛下の退位を実現する特例法が可決した。陛下の退位に伴い、歴代の天皇が受け継いできた「三種の神器」もまた皇位とともに引き継がれる。「三種の神器」とは、「鏡・剣・玉」の三種である。この吉武高木遺跡・三号木棺墓からは、副葬品として初めて日本最古の「鏡・剣・玉」が同時に出土した。皇室に連綿と受け継がれる皇位の印はここに始まる。

早良平野の西に「伊都国」、東に「奴国」がある。早良王国の衰退とともに、魏志倭人伝に記される伊都国と奴国が現れる。しかもその双方が「三種の神器」を受け継いでいる。伊都国と奴国の間に争いはなく、このことから早良の王の系列が、三雲南小路の王、須玖岡本の王となり、強大な権力とともに弥生時代に君臨したと思われる。

吉武高木遺跡は、日本におけるクニの始まりとして重要な遺跡である。平成5年には「国史跡」として指定された。「やよいの風公園」は、早期公開を目的とし暫定的に整備された。今後、大型掘立柱建物の復元など全面整備が待たれる。ぜひ多くの人がここを訪れ、早良平野を吹き抜ける風を感じながら公園を散策し、その歴史的意義を感じてほしい。

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[2017/06/08]
40年後のリメイク版「やすらぎの郷」
配役
菊村栄・・・・・・・・小泉孝太郎 菊村律子・・・・深田恭子 白川冴子・・・・綾瀬はるか
水谷マヤ・・・・・・北川景子 井深凉子・・・・栗山千明 三井路子・・・・長澤まさみ
及川しのぶ・・・・松たか子 九条節子・・・・石田ゆり子   
高井秀次・・・・・・小栗旬 岩倉正臣・・・・向井理 真野六郎・・・・DAIGO

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[2017/06/05]
人口減少社会に思う
2016年に生まれた赤ちゃんの数が97万7千人で、統計上初めて100万人を割り込んだ。前年より2万8千人超の大幅減になったという。一方、死亡数は戦後最多の130万7千人で、死亡数から出生数を引いた人口自然減も過去最大となった。少子高齢化はいよいよ深刻である。

さて、地球上の生物種としての人間について考えてみたい。我々は遡れば、単細胞の細菌に行き着く。それは単細胞の細菌と哺乳類が、その組成(酸素、炭素、水素、窒素など)において非常に似ているということでも分かる。昆虫などとも分子メカニズムは同じである。

弱肉強食のサバンナで暮らす動物たちは、生き残り(種の保存)をかけ、動物個々に研ぎ澄まされた機能を発達させていった。ヒトがその激しい生存競争に勝ち抜く手段として、進化させたのは「脳の巨大化」だった。身を守り、食物を得るための方法として「知能」を獲得したのだ。

動物はすべて、種の保存を確実にするだけの子供を産む。「知能」で生き抜くようになったとはいえ、厳しい環境を生き抜くリスクは依然としてある。食物連鎖の頂点に立ちながらも、明治、大正といった近代まで乳幼児の死亡率は高く、子供5〜6人は当たり前だった。

古来、雄は配偶者獲得のために激しい争いをし、雌は強い子孫を残すことを選択の基準にしてきた。しかし、科学技術が発達した現代の人間社会においては、子供一人でも確実に遺伝子を残せるようになった。男性の闘争意識は薄れ、女性は男性に“やさしさ”を求めるようになった。

戦後一貫して乳幼児の死亡率は減ってきたが、平成になってさらに激減している。「類を見ない極めて急激な人口減少」は、この流れに呼応しているようにもみえる。今や、第一子すら危うい時代になった。この急激な社会構造の変化を理解するには、自然の摂理の中で人間を考える必要がありそうだ。

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[2017/06/16]追伸:『死亡率・男女とも最低更新』
日本人の死亡率が男女とも過去最低を更新した。厚生労働省が5年ごとに公表する2015年の年齢調整死亡率の概況で分かった。年齢調整死亡率は、世代構成の地域差を調整した10万人当たりの死亡者数で、全国平均は男性486人、女性255人。


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