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史跡 福岡城跡 堀石垣
入口(裁判所の前付近)
福岡城跡図
入口案内板より

 この石垣は明治43年に市内電車(旧福博電車、後の西鉄電車)敷設の際に埋められたが、地下鉄工事によって発見(昭和53年)され保存されたもので、この他にも平和台入口に二か所保存されている。この石垣が公開保存されたのは、時代の推移に従って石垣の積み変えが明らかに残っていること、及び基盤が岩で石垣が動かず当時の姿に比較的近いであろうという判断によるものである。
 石の材質は玄武岩で、宮ノ浦(西区)の唐泊地区から取り寄せたことが文献からうかがわれる。
 当時の堀の規模は幅が約30間(約50m)深さは堀の中央部で2間(約3.5m)と伝えられている。