韓国・旅客船沈没事故
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韓国旅客船沈没事故が起きて一か月が経つ。死者・行方不明304人という大参事だった。亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、いまだ行方不明の方々の一刻も早い救助を望むのは誰しも同じであろう。特に今回の事故で涙を誘ったのは、その多くが若く将来に可能性を秘めた高校生たちであったことだ。船室で撮影された動画は、見るに忍びないものだった。死亡が確認されたご遺族の方々の悲しみは深い反面、今回の事故原因が「人災」「官災」であったことが、遺族の方々には、どう処理しようもない"怒り"になっている。事故発生以来、出てくる情報、出てくる情報、信じられないような事実ばかりだった。一連の流れの、どの断面を切り取っても、モラルのかけらもない。そんな中、昨日(5/19)、パク・クネ大統領が談話を発表した。しかし、これもまた目の前に迫った選挙がらみという見方がある。

主人公ジャック・バウアーが活躍する「24」というアメリカのテレビドラマがある。この中では、事件が起きると緊急で、大統領の下に関連部署のトップが召集される。同時に政府機関のCTUから最新の情報と動向が逐次報告される。それぞれの専門分野が分析・意見を述べ、それを基に大統領は、次々と決断し、矢継ぎ早に的確な指示を出していく。これが国の最高権力を持つ大統領のあるべき姿である。さて今回の沈没事故において、パク・クネ大統領は、どう動いたのか。そこが非常に知りたい情報だった。だが2週間経っても、3週間経っても、大統領府の情報がまるで入って来ない。わたしは、てっきり、これは情報が隠されていると思っていた。しかし最近やっと分かった。情報を隠していたのではなく、何もしなかったから情報が無かっただけだった。大統領へは、事故発生から1時間後に報告が入り、2時間半後に「人命被害はない」との報告が入ったという。信じられないような無為無策、無能ぶりである。談話で「最終責任は大統領である私にあります」と言っていたが、「最終責任は・・・」などと、まるで大統領としての責務の自覚がない。

パク・クネ大統領は、無能であるが故に、「反日」をあおるくらいしかできない。それは議員にしても同じである。今回も悲嘆に暮れる被害者の家族の前で、記念写真を撮るなど、不祥事が後を絶たない。以前ノ・ムヒョン大統領と北朝鮮の首脳会談の内容が公開された時の話である。その内容は韓国を北朝鮮に売り渡すかのような内容だったという。このとき国民の怒りの矛先をかわすために、12人の議員が「竹島」に上陸した。今回も韓国全体が悲しみに暮れている時、韓国政府代表団約100人が、中国の「安重根義士記念館」を公式訪問した。この記念館は、パク・クネ大統領が、中国にゴマをすって建ててもらった反日である。米にはつげ口に行き、中国にはゴマをすり、国内でやるのは反日くらいだ。だから、日本が世界でもトップクラスの技術を誇る海猿の派遣を申し出ても拒否せざるをえなかった。今、まさに生きるか死ぬか、恐怖の中で待ち続けていた人たちを見殺しである。

パク・クネ大統領の公約は「国民の経済を救い、国民の幸せと、安全を守り、みなさまとの約束を確実に実践させていきます」だった。つまり「国民の安全を守る」ことは公約だったのである。ところが大統領になってやったことは「行政安全省」を「安全行政省」に変えたくらいである。しかも大惨事が発生したにもかかわらず、トップダウンによる指揮、命令は何もなかった。そのため現場ではそれぞれの部署が勝手に対策本部を立ち上げ、13の対策本部が乱立し、混乱に拍車をかけた。韓国海軍の精鋭潜水員45人も駆け付けたが、海洋警察が先に潜るからと待機させられ、結局、放置され帰された。人命救助が一刻を争うことを考えれば、あり得ない話である。結果、沈没していく船内に待機させられた人は、誰一人として助けられなかった。大統領が、その強力な権限の下、全体を掌握し、人命救助を最優先で、的確な指示を出していれば、あるいは相当の人が、助かったはずだ。涙なんか流している場合か。そんなことでは北朝鮮との戦争で、軍を掌握し陣頭指揮など執れまい。今回だけでも、パク・クネ大統領に、大統領としての資質もなければ資格もないのは明らかだ。



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嫌韓・反韓・呆韓・悪韓

今だからこそ、あえて韓国に問う
次の文章は、2011/09/29に私が書いたものである。
韓国で「日本の大地震をお祝います」の横断幕
J1・C大阪と韓国・全州で行われたアジアチャンピオンズリーグの全北戦で、全北サポーターが試合中、東日本大震災で被災した日本を揶揄(やゆ)する「日本の大地震をお祝います。」(原文のまま)の横断幕を掲げた。日本の抗議により、韓国チームがHPに謝罪文を掲載した。以前のサッカーの試合でも、韓国の選手が、猿マネをして日本を侮辱したことがある。これらの事件が、もし逆の立場だったら、恐らく国家間の外交問題に発展している。日本は何事も「事なかれ主義」で、うやむやにしてしまう。しかし今回は「日本の大地震をお祝します。」だぞ。「すいません」で済むことと、済まないことがある。絶対に許さんぞ。 これこそまさに『韓国では「反日愛国無罪」といって、反日愛国のためなら何を言っても、何をやってもいい』の証である。これが韓国であり、だからこそこういう事件が次々と起きる。同時に、韓国が国家として「反日教育」をしているから、これが韓国での常識であることも、我々はしっかり心に刻んでおく必要がある。
今だからこそ、あえて韓国に問う。今回の沈没事故に対して、
日本が「旅客船沈没事故をお祝いします」と言ったらどう思いますか?
その言葉を浴びせられた立場の気持ちが、今なら理解できるのではないですか?
あの言葉は、若者が言ったのではなく、国が思想を誘導し、醸成した結果である。戦前、日本が多額の税金を投入し、インフラを整備した。戦後は、多額の経済的援助によって、経済は発展していった。だが、先進国に近づきつつあるかのように見えたのは外見だけだった。内面は全く追い付いていなかった。それが今回の事故で一気に明るみに出たのである。
整形で見た目を飾るのではなく、内面を磨いて、内面からの美人に、内面からのハンサムになりませんか。犠牲になられた方々の尊い命を無駄にしないためにも、今回の事故をしっかり踏まえ、国全体が前を向いて歩きだすことを願っている。