銃弾一万発 随筆のページへ

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File No.131225

安倍政権は国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍からの要請に応えて、銃弾1万発を提供した。韓国軍が自衛隊に要請してきた理由は、使用している小銃と同じ口径の銃を使用しているのが自衛隊だけだったからである。要請の背景には、南スーダンの緊迫した状況がある。マーシャル前副大統領率いる反政府勢力と政府軍の対立が激化、戦闘は拡大し国連施設などに難民が次々と避難してきている。韓国軍の宿営地にも避難民約15、000人が来ているという。この避難民を守るため戦闘になった場合、弾薬が不足する可能性もあるとして、自衛隊に要請してきたものである。これに対し日本政府は「緊急の必要性・人道性が高い」として提供を決定した。今回の日本政府の対応は当然だったといえる。むしろ、武器輸出三原則があるから、提供しないとした場合、間違いなく国際社会から非難を受ける。それは集団的自衛権の行使と同じである。逆に銃弾を提供する以外に選択肢はなかったと言える。


韓国のレベルの低さは今に始まったことではないが、またまた恥をさらしている。今回は現地の韓国軍の隊長から「周りは敵だらけで弾薬が不足している」と切迫した要請があったという。この「切迫した」という点が重要である。日本政府は「緊急の必要性・人道性が高い」という観点から、左翼の批判は覚悟の上で、武器輸出三原則によらない例外扱いとして提供した。ところが韓国は国民から批判を受けそうなので「追加の防護力を確保するため、国連に要請し国連を通じて支援を受けた」「予備を確保するため臨時で借りたもので、銃弾は不足していない」などと常識のかけらもない。そもそも緊急事態が起きる可能性が高いからこそUNMISSがいる訳で、弾薬が足りないなどという危機管理の無さは批判をあびて当然だ。自衛隊に助けて下さいと泣きついていながら、不足もしていないし、国連に頼んだもので日本に頼んだ覚えはないときた。北朝鮮に攻撃されて、ソウルが火の海になっても、日本に助けて下さいなどと絶対に言うな!!!


さて国内では、相も変わらず反対のための反対をする野党と、反日左翼の新聞どもがいる。こういう輩が待ってましたとばかりに、一斉に批判を始める。野党やメディアは、国を運営する責任がないから、やたらと国民をあおることで存在感を示そうとする。先日、大騒ぎをした秘密保護法案で、共産党の幹部に、どこが問題なのかインタビューしたら「怪しいでしょ・・・何か怪しいでしょ」と言っていた。国民をばかにするのもいい加減にせよ。その共産党は今回「閣議決定だけで、政府の判断で勝手に武器輸出三原則を踏みにじる」と言い、民主党は「軽率で拙速すぎる」、社民党は「国の原則にかかわる大問題だ」などとおっしゃる。野党には人命に関わる緊急性など関係ないとみえる。反日左翼・西日本新聞の見出しはこうだ。「曖昧な法的根拠」「三原則なし崩しの恐れ」「日韓関係の転換に利用」。万一、武器輸出三原則があるからということで、政府が銃弾の提供をしなかったら、逆に"避難民を見殺しにするのか"くらいのことを言い出しかねない。


PKO協力法では外国軍への武器弾薬の提供は認められていない。危険地帯において、武器弾薬が不足するなどと言うこと自体ありえないからだ。だから「想定外」なのであり、だから緊急措置で決定したのである。先日発表になった「国家安全保障戦略」の中の「W−(8)防衛装備・技術協力」の項で、武器輸出三原則について次のように謳っている。
・・・・国際協調主義に基づく積極的平和主義の観点から、防衛装備品の活用等による平和貢献・国際協力に一層積極的に関与するとともに、防衛装備品等の共同開発・生産等に参画することが求められている。
こうした状況を踏まえ、武器輸出三原則等がこれまで果たしてきた役割にも十分配慮した上で、移転を禁止する場合の明確化、移転を認め得る場合の限定及び厳格審査、目的外使用及び第三国移転に係る適正管理の確保に留意しつつ、武器等の海外移転に関し、新たな安全保障環境に適合する明確な原則を定めることとする。
明確に武器輸出三原則の見直しを打ち出している。今回のように人の命が危険にさらされているときなどは、法的裏付けの下すみやかな対応をする必要がある。こういうことも「国際協調主義に基づく積極的平和主義」という趣旨に沿うものではないだろうか。


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嫌韓・反韓・呆韓・悪韓


2013/12/26 世界から嫌われる韓国
今日温泉に行ったら、休憩室に週刊誌(週刊ポスト/12月13日)が置いてあった。表紙を見ると「世界から嫌われる韓国」とあったので読んでみた。こんなことが書いてあった。
『97年の通貨危機で韓国経済が破たん寸前となった時も日本に危機的状況は全く発生しなかった。通貨危機によってIMFの管理下に入った韓国の経済が回復したのは、他ならぬ日本の支援のおかげだが、韓国側は日本への感謝の意を表わさず、国民は自力で復活したと思いこみ、日本への”敵視”をエスカレートさせているのだから始末が悪い。・・・・困ったときは救いの手を求め、困った状況から脱したとなると「バカにするな」と言ってその手をはたく。何とも迷惑な相手である
まさに今回の銃弾提供と構図が一致している。そもそも戦前日本の統治下にあったとき、日本の税金を投入してインフラを整備し、工業が発展した。戦後も日本の莫大な援助で経済が発展してきた。こうして日本が誠心誠意援助してきた結果が「国家によるヘイトスピーチ」である。
今後日本に“助けてください”などと言えるような態度ではないので、まさか言ってくることはないと思うが、万一言ってきたらこれまでの構図をしっかり踏まえて対応しなければならない。早い話が、手を差し伸べるような国ではないということだ。人には人柄というのがある。国には国柄がある。はっきり言って韓国は「国柄が悪すぎる!!」。