ヤフオク・HAWKS戦
(福岡ソフトバンク VS 千葉ロッテ)
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File No.130507
5月4日、晴天に恵まれた福岡の街は「博多どんたく」で盛り上がっていた。そんな中ホークスもまた、前日の劇的な“延長さよなら”で5連勝中と、大いに盛り上がっていた。ホークスの2013年のスローガンは「超!ガツガツ行こう!」である。日本一奪還に向けて、闘志むき出しで、これまでを超えようという意気込みが感じられる。この日から対千葉ロッテ3連戦である。首位との差2ゲームで、この“どんたくシリーズ”の戦いによっては首位も夢ではない状況にあった。当然ファンの期待は高まるばかりで、観客動員3万8千人の「満員御礼」である。

ドームに入るとまず目に入るのが「ホークスビジョン」だ。世界一というだけあって、その迫力に圧倒的される。いつも思うが、本当に野球がビッグビジネスであることを実感する。ゴールデンウィークということで、試合に先立って、タレント・遊助君のミニライブが行われた。歌もなかなかうまかったが、「あと30曲くらい歌いますがいいですか。うそです」「ピンチヒッターで登場するかもしれません」とトークも絶好調である。さて試合開始。ロッテは、これまで3勝のうちホークスから2勝している天敵・成瀬。一方ホークスは、今季初登板の大場である。しかも中継ぎ森福がいない。何となく不安がよぎる。

3回裏1アウト後、本多がライト前クリーンヒットで出塁。本多はここで絶対走るとみてカメラの焦点を一塁に合わせて待った。バッテリーもかなり警戒している。1B1S後の3球目、予想通り本多が「走った〜!」。上左の写真は、してやったりの写真である。
4回表、ロッテ・今江、1B2S後、空振りしたバットがサードの松田の前まで飛んで行ったのには驚いた。
5回の表裏は、ピッチャー受難の回となった。5回表、ロッテの先頭バッター清田のピッチャーライナーに大場が反応し好捕したのはよかったが、うしろに倒れて肘を着いた。一塁はアウトにしたが、「ベンチ内で手当てを行っています。しばらくお待ちください」という場内アナウンスが流れた。しかし、間もなく戻ってきた大場(写真上中)に、会場から大きな拍手が送られた。
その後の5回裏、ペーニャの強烈な打球が、成瀬の足を直撃、担架が出てくる状態となった(写真上右)。しかし、ここは足を引きずりながらも、一旦歩いてベンチに下がった。場内アナウンスはまたしても「ベンチ内で手当てを行っています。しばらくお待ちください」である。



結果的に5回まで、両投手とも被安打2の無失点で、投球数も60球くらいだった。大場は、成瀬相手によく投げている。
さて6回裏、長谷川、今宮が倒れ、2アウトランナー無しで内川である。3巡目に入って、打率からいってもそろそろ一発来そうである。均衡を破ってほしいという願いもあって、妙に内川はここで打つという予感がした。そこでカメラを構えて、今日のベストショットを狙った。上左の写真は、一球目を見送ったときのものである。このあと2B1S後の4球目「打った〜!」。写真(上中)を確認したら、何と激しくぶれていた。
7回戦:ソフトバンク4勝3敗
(ヤフオクドーム:38、561人)

▽勝投手 成瀬5試合4勝
▽負投手 大場1試合1敗
▽本塁打 内川3号
この後、7回表、1点もらった大場だったが、先頭打者にヒットを許し、一塁ランナーは次のファーストゴロの間に2塁へ進塁。ここでコーチが出てくるが、そのまま続投。ところが次のバッターにストレートのフォアボールを与え、ここでピッチャー交代となった。大場は決していいとは言えなかったが、何とか切り抜けてきた。勝ち投手の権利をもって降板した大場の次回を期待しよう。
結局ホークスが継投、継投でしのいだのに対し、ロッテは成瀬の完投で終わったところに象徴される試合だった。な〜に、あと100試合あるさ。


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