ブルーバード
NISSAN 50th 記念メダル
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File No.100314

車を買い替えた。今回、車の購入権は、日見子に渡していたので、いよいよ日見子が決断した。新しい車は「ブルーバード・シルフィー」。と言っても中古車である。買い替えの条件で一番重視したのが、車内の居住性だが、そのほか3年落ち車検渡し、走行キロ2万キロ以内で、3ボックスのセダンという条件である。今までのローレルには14年乗ったので、日見子としては、3年落ちでこの先10年は乗るつもりである。その基準を満たせば、車種の選択は、私に任せてくれた。実に運がいいというか、通りがかりの大型中古車店に寄ってみたら、偶然にも条件ぴったりの「ブルーバード」があった。3年落ち、車検渡し、走行14800キロ、しかも色が「黒」だった。車内の居住性は全く問題なく、日見子も満足のようだ。一方、私が「ブルーバード」に決めた大きな要因は「ブルーバード」という名前そのものである。ローレルに買い替える前に乗っていたのも「ブルーバード」だった。「ブルーバード」が世にでたのは、私が中学生の頃だったと思う。以来半世紀、セドリックやサニーという日産伝統の名が消えていくなか、よくぞこの名前を守ってくれた。

日見子が買い替えの決断をしたのは、異音がし出したからである。去年の秋頃から、車体の下でさえずり始めた。はじめは「リーン、リーン」とスズムシが鳴いていた。秋も深まっていく中、なかなか風情があるじゃないか、と気に留めもしなかった。ところが、だんだんエスカレートして「カンラ、カラ、カラ」と高笑いを始めた。よく行く車用品販売の整備の人に見てもらい、応急措置でワイヤでくくってくれたが、やはり高笑いは止まらない。ずっと露天の駐車場だったのと、14年という年数を経ていては致し方ない。それでも走行キロ数18万3000キロ、ただの一度も故障をしなかったのは立派である。近時、比較的新しい年式の中古車の売れ行きが不振だという。車の使用年数が延び、再販売できる車が減っていることも一因らしい。まさに我が家のローレルに象徴されそうだ。高笑いにも好不調の波があり、機嫌が悪いと、この高笑いが異常に大きくなる。日見子は、高笑いさえなければ、まだまだ乗るつもりだったようだが、信号待ちで停車しているとき、隣の車に気を使ってしまうようになっては致し方ない。

西日本新聞に「時事英語でウォッチ・アメリカ」という連載のコラムがある。先日のNo.75「bed of thorns(針のむしろ)」では"「優等生」トヨタの苦難"と題して、米国民の率直な感覚が書かれていた。それによると、米国人の知人の話としてこう書かれていた。「優等生(トヨタ)がへま(大規模リコール)をやらかしたから、こんな大騒動になった。もしこれが米国のメーカーだったら、多くの米国民は『まあ、そんなものだろう』と受け止めるよ」、「リコールでトヨタ車への信頼感は低下するが、『それでも米国車よりは・・・・』というのが米国民の皮膚感覚」。う〜ん、なるほどという話だ。だが問題は、次元の違うところでことさらクローズアップされているという部分である。いろんなメディアを通して入ってくる情報では、「秋の中間選挙を控えた議員が、有権者への格好のアピールの場としている」「米国大手自動車メーカーの地元議員も、このさいトヨタを叩いて点数を稼いでおきたい」「訴訟社会アメリカの弁護士は、トヨタなら稼げるぞとターゲットにしている」などといったものである。このハードルは相当に高い。ただひたすら、誠実に(かつ毅然と)対応していくしかなさそうだ。

中古車とはいえ、3年落ちで程度は高い。おそらく前のオーナーは、屋根付きの車庫だったのだろう。しかも、年間五千キロ程度なので、たまの休日に遠出をし、あとは近所を少し走るくらいだったのではないかと思う。ナビ付き、バックモニター付き、フル装備で、同じ装備で新車購入した場合と比較すると、確実に100万円は安い。エコカー減税など目じゃない。先行き不透明な昨今、手堅い買い物で生活防衛に走るのは当然である。直近の調査によれば、大学生の65%が、日本の将来に夢や希望を持てないと感じているという。その大きな要因の一つが「財政赤字が深刻化し、若年世代に過重な負担」だそうだ。まずは選挙ありきで、借金を重ねる政治の貧困には誰しも愛想が尽きる。ブルーバード購入を決定したとき、取扱説明書をもらって、一通り目を通したので、この2日間走るのに特に問題はなかった。まず第一印象は、実に音が静かだということだ。ローレルとの落差もあるが、無音に近い。また、加速がスムースで、ほとんどアクセルを踏み込まなくても、あっという間に40〜50キロ出ている。むしろ、抑え気味に走る感覚である。車内空間の広さや居住性は、ローレルをもしのぎ、いかにも新世代の車である。
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2012/12/05 ブルーバードの名前が消える
「ブルーバード・シルフィ」が全面改良になり、「シルフィ」と名前を変えて発売になる。「ブルーバード」という名称は、1959年に登場したというから、今年で53年の長きにわたって親しまれた名前である。これで「セドリック」「サニー」などとともに、黎明期から親しまれてきた名前がまた消える。名前を変えれば売れるというものでもなかろうが、販売が思わしくないと、いろいろやってみたくなる。問題は名称などより、少子高齢化と車離れに加えて、世界の技術が日本を追い付き追い越しつつあることだろう。我々がこれまで見つめてきた「日産」が、どんどん遠くなっていくのが残念である。
ブルーバード・シルフィー ローレル
先日“さよならドライブ”
で約400kmの旅を楽しんだ。
183,000kmただの一度も
故障せずよく走ってくれた
トヨタ関連ニュース
2010・03・16 立て続けに二つのニュースが流れた。一つは、高速道路でプリウスが急加速し、警察に緊急通報した問題だが、どうもこの人物は、借金があり過去には破産申請の経験もあるようで、その信憑性が疑われている。緊急通報後、警察が、ギアをニュートラルに変えるよう、再三言ったが、男は無視し続けた。プリウスはブレーキとアクセルを同時に踏んだ場合、ブレーキが優先するシステムになっており、トヨタが問題の車を走行テストした結果でも、この機能が作動し車は停止したという。その後の男の言動からも、でっち上げの可能性が強いようだ。
 もうひとつは、米ABCテレビの、電子制御装置の欠陥を立証した実験報道の問題である。ABCの広報担当者が、「映像は意図的に操作したもの」と認めたそうだ。放映したメーターは、停止した車のもので、ブレーキライトが点いていたという。実験結果に変わりはないと言っているそうだが、報道の在り方として、明らかに良識を欠いている。相次ぐでっち上げ。優等生だからこそ、ターゲットにされたトヨタはつらい。
2010・03・19 国内でも発生した「プリウス」のブレーキ不具合問題だが、千葉県で発生した玉突き衝突事故では「構造上の不具合はない」と県警が断定した。運転データを記録する車載装置EDRを、交通工学の専門家が解析した結果、ブレーキの構造上に異常はなく、正常に作動していたことを確認。事故原因は、運転者がブレーキを適切に踏まなかったためだった。
2010・03・20  米のプリウス事故・・・女性の運転ミスの可能性
ニューヨーク州の道路で、プリウスが急加速して壁に衝突し、運転していた女性がけがをした事故。女性が運転を誤った可能性があると報じられた。トヨタなどが事故車のコンピュータ・データを解析したところ、事故時にブレーキが踏まれた形跡はなかったという。このところ、システムの不具合ではないかとされた問題が、コンピュータ解析などで次々に運転者の故意や過失の可能性が高いという結果が出ている。運転の履歴が、コンピュータ解析で分かるということを、みんなが知るようになれば、簡単に車のせいにはしなくなるだろう。


2011/02/10 米運輸局・最終報告「トヨタ車に欠陥なし」
 吹き荒れたあのトヨタ叩きから1年余り。米運輸省からトヨタ車の安全性について「電子制御システムの欠陥は発見できなかった」という最終報告があった。長官は記者会見で「トヨタは非常に協力的で好意的だった」と述べ、「娘もトヨタ車を買った」と全面的に安全性を認めた。やはりあの嵐は、優等生トヨタだからこそ、政治的に利用されたという側面はあったと思われる。トヨタの社長自らの誠意をもった粘り強い対応が、この危機を乗り切り、さらに大きな評価を得ることになった。“雨降って地固まる”これでトヨタは“米国民の信頼”という企業を支える強力な基盤を持つことになる。


2010・03・25 探査機「はやぶさ」 6月に地球へ
 満身創痍の「はやぶさ」が、最後の力を振り絞って、もう少しで地球に帰還できるところまで来ている。よくぞここまで来たという感じである。ただ、これからもやり直しのきかない、かなり難しいコントロールの連続のようだから、固唾を呑んで見守ることになりそうだ。ここまで来たら、ぜひ無事地球へ帰還してほしいと願うばかりである。
2010・03・27 「はやぶさ」・・・・・地球への軌道に乗る
 地球に帰るための軌道変換が終わり、あとは微調整をしながら地球へ向うことになる。問題は地球突入だが、何とかうまくいってほしい。
2010・05・12 小惑星探査機「はやぶさ」の着陸予定は6月13日
 カプセルの着陸は、オーストラリアに6月13日着陸予定だそうです。このところ何度か実施した軌道修正も順調のようで、さらに微調整をするようです。がんばれ「はやぶさ」。がんばれプロジェクトチーム。