コック勉励

こっくべんれい?)
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File No.100227

定年後、私がそれまでと変わったのは、料理をするようになったことである。新しいことに挑戦するというのは、それまで使っていなかった脳の部署を働かせるということだから、脳トレにもいいということだろう。私がつくるのは、簡単な料理が多いので、そうでもないが、料理をつくるというのは、実にいろいろ考えながら進行させるものだ。また、一つのことに興味がわくと、それまで素通りしていた情報も次々に入ってくる。これがなかなか新鮮で、常にアンテナを広げている。

テレビで放映している料理番組は言うに及ばず、いろんなメディアからの情報が入ってくる。たとえばラジオの聴取者が投稿していた「豚のマーマレード煮」は、早速取り込んで私のメニューにした。テレビの「タモリ倶楽部」でやっていた「豆腐の吸いもの」も次の日につくってみて、今や我が家の定番になった。どの料理だったか思い出せないが、天神の飲食店で、料理を待つ間に何気なく見ていた雑誌に載っていた料理も、メモして帰って挑戦してみるといった具合である。

もちろん外からの情報だけでなく、「サバの竜田揚げ」など、半分くらいはそれまで日見子がつくっていたものの中から、私ができそうなものをもらったものである。新しく挑戦してみようと思う料理は、まだ簡単なものが多いが、それでもそこそこの品数になってきた。ここに至るまでには、それ相当に挑戦し、うまくいかなかったものや、思ったほどの味ではなかったものなど、消えていったものも多い。しかし、それはそれで、すこしづつ料理に慣れていくということでもあるから無駄ではなかった。

こうして、出来上がったわたしのレパートリーを、一気にやってみようと、「家事手伝強化月間」と称して、とにかく私のメニューを最優先させることにした。毎日毎日というわけにはいかなかったが、それでも約1か月程かけて、めでたく下記メニューすべてを消化した。これだと万が一、日見子が寝込んでも、約半月くらいなら、毎日違う料理を食べさせることができる。まあ、そんなことはないにしても、日見子としては、用事で出かけた時などは、助かるだろうし、私も脳トレという一面があり「一石二鳥」である。
メイン 豚の紅茶煮 サブ ツナとキャベツの煮もの
豚の冷しゃぶ 豆腐の吸いもの
サバの竜田揚げ みそ汁
豚のマーマレード煮 サバのふりかけ
焼き魚(サンマ・塩サバなど) こうや豆腐
豚の生姜焼き 別メニュー カレイのから揚げ
トマピー・カレー 若イカの煮付け
牛のすきやき風煮 マーボ豆腐
サバのミソ煮 高菜ライス
すきやき風焼うどん カキフライ
豚フィレ肉と玉ねぎの炒め物 カキのベーコン巻
スパゲティ(トマトソース味) マグロのサイコロステーキ
トマきゅう卵 深川飯
スパゲティ・ナポリタン アサリの酒蒸し
「別メニュー」というのは、私だけが食べるメニューで、日見子は、別の料理をそれぞれがつくって食べる。もちろん、出来上がり時間は同じにして、一緒に夕食をするわけだが、この時の台所は、実ににぎやかなことになる。我がメインメニューの中で、日見子が特に気に入っているのが「豚のマーマレード煮」「トマピー・カレー」「スパゲティ・トマトソース味」「トマきゅう卵」などである。


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レシピのファイル
(A5・20穴バインダーノート・KOKUYO)
「サバのミソ煮」と
「ツナとキャベツの煮もの」

(注)

≪ こっくべんれい ≫とは・・・・・四字熟語で、正しくは刻苦勉励」と書き、意味は「非常に苦労して、勉学や仕事に励むこと」となっています。


2010・02・28 田母神氏がこんなことを言っていた
「そこまで言って委員会」で田母神氏が、自民党の再生について、こんなことを言っていた。
「自民党は、元々の立党時に立ち返って、自分の国を自分で守れる自主独立の体制をちゃんと確立する、自主憲法をつくるというところに立ち戻ったら、国民の保守層から支持を受けると思う。今、国民保守層の意見を受け止めてくれる政党がない。与党のあら探しではなく、根本的な国のあるべき姿を訴えれば人気が出ると思う」
この意見を大いに支持したい。根本的な国のあるべき姿をはっきりと目指している政党が待ち望まれる