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FileNo.080923

巨人が「19年ぶりの11連勝」でCS進出を決定した。一方、ソフトバンクは「泥沼の70敗」で最下位の楽天が1.5差で迫っている。(9月22日現在)どう見ても異常な状況である。そこで、9月に入ってソフトバンクが17試合しているので、巨人の9月3日からの17試合と比較してみた。ソフトバンクが3勝14敗に対し、巨人は14勝3敗である。通常、強いチームでも勝率は50%台後半くらいが普通である。ソフトバンクの戦いぶりは、その実力を全く発揮できていないのは明らかだ。しかも、得失点を見てみるとソフトバンクは51得点92失点、巨人は120得点69失点となっている。これを比率にすると、ソフトバンク得点35.66%失点64.33%、巨人得点63.49%失点36.51%ということになる。つまり、得失点においてもその誤差はわずかで、得失点のエネルギーにおいてもソフトバンクと巨人は勝敗と同様酷似している。ちなみに阪神が負けたからという印象をうけるが、実際はこの直近17試合の勝敗は8勝9敗で、そう極端なものではない。

9月はじめに2位だったソフトバンクが5位に落ち込んだ理由は、間違いなく異次元からコントロールされたからである。では負けた14試合の新聞(西日本新聞)のタイトルを見てみよう。
9/2 鷹 27イニング連続0の呪縛 1安打だけ、王監督お手上げ:松中死球で退場
9/4 鷹 3位転落 出直し 救援陣炎上 サヨナラ負け
9/6 王監督 ため息 土壇場反撃あと1点・・・・
9/7 タカ 4位転落 馬原まさか4点差守れず:9月のBクラス10年ぶり
9/9 タカ屈辱5位転落 岩隈から11安打・・・でも1点
9/11 タカ拙攻の極み 毎回の14安打・・・わずか2点:7カード連続勝ち越しなし
9/13 あきらめタカ・・・ 連敗、再び5位
9/14 和田も陥落6失点 タカ3連敗・・・CS遠のく借金4
9/15 (新聞休刊日)     
9/16 タカ今季2度目5連敗 勝負の月9月「裏目裏目」
9/18 鷹 自力CS消滅 ミス連発 打は沈黙
9/20 和田無援 タカV消滅 9回まで毎回安打・・・1点奪えず
9/21 一発の差 タカ痛撃 ハム、ロッテ・・・レオにも負け越し
9/22 タカ 泥沼の70敗 新垣また乱調

こうしてみると、異次元からコントロールされ、翻弄されているのがよく分かる。9/16の「裏目裏目」という言葉がすべてを物語る。そのやり方は、同じ負け方でも、どうすればダメージが与えられるかを演出したものといえる。「1安打だけ」「土壇場反撃あと1点」「馬原まさか4点差守れず」「岩隈から11安打・・・でも1点」「毎回の14安打・・・わずか2点」「9回まで毎回安打・・・1点奪えず」。我々の世界は、異次元からのコントロールされた結果を、見ていることが多々ある。そのコントロールも、プラス・エネルギーとマイナス・エネルギーは、トータルすれば「ゼロ」になる。なぜ、この9月にソフトバンクのエネルギーが巨人に移されたのか、考えは及ばないが、今月のソフトバンクの試合ぶりは、決してその実力ではないことだけは確かだ。巨人もソフトバンクも、もともと持っている実力は十分である。ただ、コントロールによって、良いほうに転がっているか、悪い方へ転がされているかである。今日(9月23日)は、ラジオで朝7時からずっと「ホークス歌の応援団・それでも鷹がすきだから」が放送中である。ホークスの実力は、ファンがよ〜く知っている。


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追伸:平成20年(2008年)9月24日 「ホークス 王監督 勇退」
今朝の新聞は、一面トップで王監督の勇退を報じている。昨日の夕方会見があったようだ。驚きと同時に実に残念である。「9月は信じられないような試合が再三あった。勝負の世界で指揮を執る者には、結果責任がある」と、50年間野球一筋の監督から見ても、9月の試合は通常では考えられない展開だったのである。責任感の強さと2006年の大手術後の体力を考えれば、もはや限界を越えていたのかもしれない。その“気力”は敬服に値する。会見では「本当にいい人生を歩ませてもらった。ほっとしている」と語り、にこやかな笑顔の写真が掲載されている。コメントでうれしかったのは「福岡は第二の故郷」と話されたことだ。当面はゆっくり体力を回復していただき、今後はホークス球団だけでなく福岡にも関わっていただき、新聞やテレビで元気な姿を拝見できるようご活躍いただきたい。本当にお疲れさまでした。

追伸:2008/11/09 
結局シーズン成績は、巨人のリーグ優勝とソフトバンクの最下位という結果で終わりました。やはり、エネルギーの移動がソフトバンクから巨人へと流れたのは間違いなかったようです。さらに、巨人の日本シリーズでの戦いも、典型的な異次元からコントロールされた結果でした。先に巨人に王手をかけさせ、第7戦までもつれ込ませ、巨人の優勝を期待させました。さらに第7戦もぎりぎりまで巨人にリードさせ、期待をピークまでもっていきます。そうしておいて土壇場で逆転、最後は期待もむなしく負け、落胆させるというパターン。ほぼ予想のできる展開でした。これまで何度も繰り返し見せ付けられたパターンです。特に第6戦、巨人が10安打で1点というのは、9月のソフトバンクの戦いで何度もでてきたパターン(9/9、9/11、9/20の戦い)です。それに、西武は監督1年目で去年Bクラスが日本一。これは大リーグで日本人選手が一年目で優勝を経験したのと同じパターンです。