40年前の家電品カタログ 随筆のページへ

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FileNo.080824

トランジスターラジオ [WH-777 ハイフォニック・ジュニア]
私が初めて買ったトランジスターラジオ。一番いい同調点でレーダーが光るという斬新さと、デザインの良さが気に入っていた。当時、日曜日の朝「キューピー・バックグラウンド・ミュージック」という放送があって、このラジオで毎週楽しみに聞いていた。「キューピー・・・」の最初にかかる、あの軽快なテーマソングを聞くと「あー、今日は日曜日だ!」と休日を実感したものだ。このシリーズは他に8石2バンドのWH-888と9石3バンドのWH-999があった。

昭和39年頃のカタログと思われます
現金価格 6150円
月賦価格 6500円(12ヶ月払)
回路方式
  7石スーパーヘテロダイン
受信周波数
  標準(MW)530〜1605kc
短波(SW)3.8〜12Mc
出力
  250mW(最大)、180mW(無歪)
(カタログより)
いま評判の光るラジオ・・・
ジュニア向きに設計したレーダーチューニングつき2バンド。高級トランジスターラジオの魅力をコンパクトに手ごろなお値段で実現したスマートなラジオですから、若いかたにピッタリ!色も、チャーミングなベージュ、シャープな感覚黒の2種があります。お好みの色でお楽しみください。

ここから下は昭和43年の家電品総合カタログより抜粋

白黒テレビ
昭和43年当時、私はこの12形の白黒テレビを見ていた。テレビもトランジスター化され、故障率は真空管式の10分の1ということだった。
現金正価 44500円
月賦正価 48800円(15回)

(カタログより)

エレクトロニクスの革命児ICを採用/すぐ画と音が飛び出す瞬間スタート/美しい画面をつくる明視ブラウン管と高性能シリコントランジスターチューナー/画面のチラツキをなくした雑音除去回路とAGC回路/いつも最良の画面に自動調整するプリセットチューニング/消費電力30ワットの超経済設計


カラーテレビ
19形・色彩美の極を豪華家具調で粧った超豪華ローボーイタイプ

現金正価 183000円
月賦正価 205000円(20回)
カラーインジケーター・自動消磁装置・電子頭脳つき/画質調整装置つき/消費電力330W/23cm×15cm大型スピーカー2個/重量55kg
(カタログより)
思わず眼をみはる色彩
日立が日本で最初に開発・採用したキド類蛍光体の研究を更にすすめたキド類新蛍光体と強力な電子ビームの採用により画面がいちだんと明るく美しくなりました。特に赤が澄んで美しく<赤・青・緑>全体が鮮やかに調和し、肌色のような微妙な中間色も美しく再現します。


音楽専用ラジオ
私が買った2代目のラジオがこれ。「音楽専用ラジオ」として開発され、驚異の超高感度「ゼロデシベル」というキャッチフレーズだった。右の画像のようにFMステレオアダプターをつなぐとFMステレオ放送を聞くことができた。
現金正価 13800円(本体のみ価格)
月賦正価 14800円(6回)


コンソールタイプステレオ
私が買った最初のステレオは、この機種ではなかったが、これとほぼ同じ形のステレオだった。

現金正価 59800円
月賦正価 65000円(15回)
(カタログより)
超ステレオ音響/本格的2ウェイスピーカー

4極シンクロナスモートル/オートプレーヤー/出力20ワット/大出力を生むプッシュプル増幅回路/バス・トレブルコントロール/ウーハー20cm2個、ツイーター6.5cm2個の4スピーカーシステム/完全密閉形キャビネット/パイプアーム/29kg

モジュラータイプステレオ
次に買ったステレオがこれ。レイアウトが自由で音の広がりや配置を楽しんだ。今もスピーカー部分は昔のレコード入れで使っている。

現金正価  92800円
月賦正価  101700円
(カタログより)
35トランジスタ17ダイオード使用の低歪率ソリッドステートアンプ/FMステレオアダプター内蔵/特殊NF回路ITL-OTL回路による大出力50W/ムービング・マグネット形カートリッジ/針圧2g/再生周波数帯域20〜50000c/s/2スピード・オートプレーヤー/20cmロールフリーエッジウーハー・5cmホーンツイーターによる本格的2ウェイスピーカーシステム/30cm大形ターンテーブル/ダブルベルトドライブプレーヤー/38.4kg


カセットテープレコーダー
最大1時間の録音・再生ができた。このテレコを10年後くらいに、当時出始めたばかりのパソコンのデーター記憶装置として使った。データの出し入れにずい分時間がかかった。

現金正価 19900円
月賦正価 21300円(10回)
(カタログより)
スピーディな録音操作・持ち運びの便利な超小型

7.7cm大形スピーカー/最大出力600mW/周波数特性100〜8500c/s/幅12.7×奥行き22.4/重量(電池なし)1.3kg



洗濯機
一槽式・手絞りタイプ
丁度、世代交代の過渡期で一槽式、二槽式、全自動すべてがカタログに載っていた。全自動は「ノンタッチ」というネーミングですでに2機種出ていた。
現金正価
一槽式 27200円 3kgいちどに洗える能率大形/サイズはコンパクト
二槽式 45000円 洗濯機にはじめて半導体を採用して無段階速度制御を完成!
全自動 54000円 全自動では世界ではじめての自動反転渦巻式
上が二槽式、下が全自動
全自動食器洗い機 と 電子レンジ
「全自動食器洗い機」は昭和43年のカタログでは1機種だったが、昭和44年のカタログには3機種載っている。
「電子レンジ」は昭和44年のカタログに初めて登場している。

食器洗い機  53000円
電子レンジ 149000円
扇風機
見た目、現在の扇風機とまったく変わらない。この頃には、ほとんどの家庭に普及していた。画像左のスライド扇は、ソリッドステートで速度無段変速。
去年、某メーカーの「扇風機」で事故が起きた。その製品は昭和45年に製造されたものというから、実に40年近く使用されていたことになる。製品には通常「標準使用期間」というものがある。一般家庭で通常の条件下で使った場合の目安である。そのメーカーもこれだけ長く、大事に使用されていたというのは想定外だったろう。こういう老朽化による事故を防ぐため経産省は去年、家電5品目(洗濯機・換気扇・扇風機・ブラウン管テレビ・エアコン)について標準使用期間の表示をメーカーに義務付けた。
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最近では見かけなくなったもの
オープンリール 8トラックプレーヤー ポータブル電蓄

ステレオ録音・ステレオ再生

4トラック2チャンネルシステム
サテライトスピーカーシステム
最大12時間録音

現金正価 65500円

ステレオ効果のよいセパレートタイプ
エンドレステープで連続自動演奏
BGMに最適


現金正価 34500円

小形・軽量のポータブルタイプ
電源のある所ならどこでも
お気軽
にレコードが楽しめます


現金正価 5980円




4チャンネル時代到来

コロンビアの週刊誌広告
(昭和46年2月)

サンスイの週刊誌広告
(昭和45年12月)

4チャンネルの図解(サンスイ)
昭和45年12月13日号週刊誌「サンデー毎日」に、今はなつかしい荻昌弘さんが書いた“いそがしくなる4チャンネル”という記事を見つけた。
・・・・この暮れから来春、レコード業界が“新開発”を呼号する4チャンネルの登場で、大きく混戦になりそうだ。この秋のオーディオ・フェアーも、完全にこれへ集中した。4チャンネルとは、今まで左右二つのスピーカーから聴いていたステレオ音を、今度は後方へも増やして、4周4個の音源から、身体中へ音を注ごうという仕掛け。すでに米バンガードと結んで、キングがテープを開発し、これを受けて電機メーカーが4元用再生装置を発売している。一方、ビクターでは4チャンネルを録音したレコードまで新発明。さらに、オーディオメーカー、サンスイでは、従来のステレオ(レコード、テープ、放送)までそのまンま4つの音源に分けて再生する合成器を売り出した。・・・・(一部抜粋)


2008/09/01 「扇風機火災 7月に5件、8月に6件 発生」
経産省よると、扇風機による火災事故が、今年7月に5件、8月に6件発生。このうち30年以上使われた古い扇風機は7月が3件、8月が5件あったという。昨年5月以降を見ても、発生51件のうち30年以上の古い製品が35件あったというから、事故発生のうち約70%が「経年による部品等の劣化」で事故につながっている。経年劣化による事故を防ぐために、標準使用期間を製品に表示することになるが、我々消費者としても長く使えば事故につながる可能性が高くなることを十分認識する必要がある。