石油系クレジットカード
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file-No. 031213

先日、いつも利用しているガソリンスタンドで給油をしていたら、パンフレット片手に派遣社員らしき人が駆け寄ってきた。「ガソリン価格割引特典付きのクレジットカードに加入しませんか」という勧誘だった。話を聞くと、「今加入いただくと、4ヶ月間は、リッター当り4円割り引きます」と言うではないか。期間経過後も、カード利用状況によっては2円割り引くという。しかも、クレジット機能があるので、一ヶ月まとめて自動振替となる。これを放っておく手はない。早速加入の手続きをした。申し込み後、銀行口座登録書類の提出や、カード会社からの確認電話など一通りの手続きが終わってやっとカードが届いた。

届いたカードと同封されていた説明書を見ると、年会費1300円ほどが必要となっている。「うん?ちょっと待てよ」それは全然意識になかった。しかし、考えてみるとクレジットカードの年会費は、常識の範囲である。そこで頭を冷やして試算してみた。まず年間何リットル給油しているかであるが、概算1000リットル位である。そうすると毎月5000円以上の場合は、リッター2円割引であるから、年間2000円の割引となる。2000円−1300円=700円で、まあ若干なりともプラスにはなる。それとカード会員は、給油時にカードを差し込めば、無条件で1円割り引かれるので、この割引1000円を考慮すれば更に安いということになる。

近年の業界の動向は、セルフサービスの方向に動いているが、私もセルフのスタンドを利用している。このスタンドを経営する会社に聞いてみたら、普通のスタンドとの価格差は最低でも2円、場所によってはそれ以上の差があると言う。そう言えば近くにあるスタンドの価格も2円違う。つまり、「セルフのスタンド」で、「割引付きのカード」を利用すると、最低でも「リッター5円は安い」ということになる。九州の中でも福岡・佐賀はガソリン価格が安い。先日、長崎県で給油したら10円以上も高くて驚いた。隣の県なので事情がそう大きく違うとも思えないが、県によって何故これほど違うのか? 少なくとも私は安い県に居住していてよかった。

ガソリンの価格は、県別格差も疑問だが、価格決定要因も複雑でよく分からない。わが国は中東地域に9割を依存している。その不安定な政治情勢からくる、不透明な供給への不安感や、それを見越した投機的な需給調整。その価格変動をストレートに反映しにくい過当競争等々、多くの要因が複雑に絡み合っているようだ。ただ、そういう微妙な次元とは別に、はっきりしているのは、価格の中の半分は税金であるということだ。ガソリンの販売店は1円で しのぎを削り、我々消費者も1円で東奔西走している。「小泉首相、どうか税金を湯水のごとく使っているやつらをなぎ倒して、税金を一円でも安くしてください。安くしないまでも、せめて有効に使ってください」

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