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ホームセンターで偶然見つけたビジネスバッグ。今だにビジネスバッグにこだわるのは、ノートや筆記用具やメモ帳などを収納するポケットが必要だからである。メーカー品ではないが、縦型リュックで、軽く、シンプルなデザインが気に入った。やはりリュックは縦型の方が違和感がない。それに動き回るにはリュックが一番楽である。サイズはA4で、マチ幅があり収納力は十分である。それに「本体生地の撥水加工が、鞄を雨から守る」という説明も決め手になった。過日、土砂降りで、鞄の中のノートがずぶ濡れになったことがある。とはいえ本体の生地だけでは守り切れないだろうから、それなりの注意とケアは必要だろうが。(2016/09)


私にとって「BAG」は必要不可決のものである。四六時中持ち歩いているから、それなりにこだわりもある。「BAG」を必要としているのは何も私だけではない。街行く人の、ほぼ90%が何らかの「BAG」をもっている。その形態は、実にさまざまである。その人にとって一番使いやすく機能的なものを持っている。10人いれば10種類の「BAG」と言ってよい。つまり、「BAG」は、その人の生活に添ったものであり、その生活スタイルの象徴とも言える。

私の「BAG」は「カジュアル・ビジネス」である。こだわりの一番目は、「軽い」こと。「BAG」自体はなるべく軽くし、出来る限り収納に重さを提供したい。その意味では、今使っている「BAG」の材質は「パラシュートクロス」で軽くて強い。二番目に大きさであるが「A4版」のファイルが入らなければならない。大きさはこれ以上でもいけないし、以下でもいけない。三番目に出し入れが頻繁な小物や筆記具を入れる「外ポケット」が必要である。四番目に持ち方として「手提げ」のほかに「ショルダー」がついていなければならない。持ち歩いていると、両手が必要な状況は、駅の改札口、メモをする時などなど、挙げればキリがない。絶対条件である。今持っている「BAG」は、天神の丸善で購入したものであるが、このこだわり全てを満足させてくれている。

この「BAG」を購入する時は、そう気に留めてなかったが、使っていて実にいい機能がついていた。それは、「BAG」を一周するファスナーが付いていて、これを開けると通常使用時より約8cmの「マチ」が現れる。分厚いA4ファイルが2〜3冊ほど余裕で入る。A4ノートパソコンも周辺機器と一緒に十分入る。


こだわるなら外見にもこだわりたい。街を歩いている人の「BAG」を客観的に見ると、どういう状態がベストであるかが分かってくる。まず外見から見た大きさは、その人の身体の大きさによって違っててくる。でかい外人が大きな「BAG」を持っていても似合っているが、小柄な人が大きいのを持っていると、バランスが悪く「BAG」が勝ってしまっている。大きさは、収納も考えれば「A4」がベストである。次に、あまり中身の入ってない「BAG」で、折れ曲がったりしていると見苦しい。なんだかだらしくなく見えてしまう。中身と外身のアンバランスが原因である。かばん屋の店頭に並んでいるのを見ると、中に目いっぱい詰め込んで、その「BAG」が一番形よく見えるようにしてある。その「BAG」の収納量に見合った中身でなければならない。見た目と言えば「ショルダー」の長さにも注目したい。永すぎてダラッとしているのは頂けない。「それじゃー歩きにくいだろう!」と思わず突っ込みたくなるのを見かける。見た目ベストは「BAG」の上端が腰のベルトより心持上にくるくらいがよい。

結局、全体のバランスが良く、見た目にいいと言う事は、機能的にも合理的であると言える。外見上のベストと基本性能のベストの双方を満足させる一品こそ、その人にとって満足いく「BAG」だ。

さて、私が何をこの「BAG」に入れて持ち歩いているのかも少しふれておこう。まず外ポケットには、頻繁に使用する「ミニ五穴システム手帳・筆記具・メモ帳」を入れている。本体には「デジタルカメラ・ICレコーダー・ノート・辞書・傘」を始めとして小物は、「封筒・切手」に至るまで入っている。講座で、ノートする、録音する、画像を撮る、あるいは、地下鉄に乗っている間に原稿を書く、分からなければ辞書を引く、など々々いつ、どこでも自由自在である。

私の「BAG」の経歴も、「007」でブームになった「アタッシュケース」に始まって色んな変遷を経てきた。生活スタイルが変わればまた変わって当然であるが、現在の私にとって「BAG」とは、いつ・どこに居てもほとんど不自由無くその場所が書斎になること、すなわち「どこでも書斎」がコンセプトである。