米大統領選挙

候補はこんな人

昭和35年6月


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file-No. 040530

共 和 党

リチャード・M・ニクソン

 カリフォルニア州出身。アイゼンハワー大統領のもとで二期、七年半副大統領をつとめ、この間アイクの引き立てで内政外交の中核に参加した。党機関もよく握っている。対ソ強硬派の−人。ロサンゼルス近郊の町の雑貨店に育ち、弁護士、海軍従軍ののち、三十四歳で下院議員、三十八歳で上院議員、−年後に副大統領となった。四十七歳。

ネルリン・ロックフェラー

ニューヨーク州出身。有名な富豪ロックフェラー三世の弟にあたる。ダートマス大学出身。ロックフェラー・センターの会長、ニューヨーク近代美術舘長をやり、一九四四年国務次官補、五四年大統領特別顧問をへて、一昨年ニューヨーク州知事に当選。共和党内では進歩派に属する。来月五十二歳。

民 主 党

ジョン・F・ケネディ

マサチユーセッツ州出身。ボストンの百万長者、元駐英大使の長男。ハーバード大学を出て二十九歳で下院議員、五二年に上院議員となり、五六年(前回)の党大会では副大統領候補をキーホーバー氏と争って惜敗した。太平洋戦争中、海軍に従軍、乗艦が撃沈されたが生き残った。やや進歩的な中道派として党内の支持は強い。アイルランド系カトリック教徒。四十三歳。

スチュアート・サイミントン

ミズリー州出身。北部のマサチューセッツ州で生まれ、エール大学で法律を学んだ。ニューヨーク出身の上院議員の娘と結婚、戦後トルーマン政権の国防次官補、初代空軍長官をつとめた。五二年から上院議員。空軍力を中心とする軍拡論者で、米ソ・ミサイル・ギャップ論争の中心人物となった。トルーマン元大統領のお気に入り候補である。五十九歳。

リンドン・B・ジョンソン

 テキサス州出身。大地主の家に生まれ、三七年に二十七歳で下院議員となった。四八年に上院議員。五五年(四十六歳)から上院の民主党内総務。南部の人種差別派や石油資本などの代弁者であるが、黒人市民権法の成立には努力した。故タフトいらい上院で最大の影響力をもつといわれ“ミスター上院”の呼び名がある。この八月で五十二歳になる。

アドレー・E・スチブンソン

イリノイ州出。候補者のなかでは最年長。民主党の党首的存在である。プリンストン、ノースウェスタン両大学を卒業。新聞編集長、弁護士をへて四一年に海軍長官候補任官。四五年から国務長官の特別顧問、四九年にイリノイ州知事になった。五二年、五六年と続けて民主党から大統領候補に指名されたが、アイゼンハワー氏に大敗した。識見、手腕とも定評があるが、学者ハダが難点とされる。六十歳。

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