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Pentel ENERGELインフリー 新・日本防衛論
国民の生命を真剣に守ろうとしているのは誰か シンポジウム「伊都国人と文字」
中村研一展(福岡県立美術館) ソフトリング・ノート(コクヨ)
パソコンクリップ 糸島の雪景色
相撲協会に公益法人の資格は無い 日本の宇宙ビジネス参入

[2018/02/27]
Pentel ENERGELインフリー
「Pentel ENERGELインフリー」
文具店でペンテルの新しいディスプレイを見つけた。エナージェルの「infreeインフリー」という新製品だ。よく見ると「限定」となっている。これは買わねば。『思考がシフトする。』というキャッチコピーは、『ノートにメモするだけの事務用ボールペンから表現や創造性を発揮させる"思考へのツール"へ。』ということらしい。これまでになかったカラーのインキ色が揃えられており、私はブルーブラックを買ってきた。

「POST-IT コンパクト透明スリム」
実は今日の目的は、カバンに入れて持ち歩き用の付箋紙の購入だった。見て行くと「カバー付きケース」に入っているのがあった。
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[2018/02/25]
新・日本防衛論
月刊「Hanada」(2018年3月号)に「新時代の日本防衛論」と題して、防衛大臣・小野寺五典氏とジャーナリスト・櫻井よしこ氏の対談が載っている。この分野では日本でトップに位置するお二人だが、平易な言葉で語られ、理解しやすい内容になっている。まず我々に求められているのは、現在の日本にとって安全保障面が極めて重要なテーマなのだということを認識することだとしている。対談内容(一部分)は概ね下記の通り。

月刊「Hanada」
2018年3月号
[安全保障問題の基本]
○『安全保障問題は、外交解決が重要であり基本です。防衛当局が盤石になることで外交力の後押しにもなるのです。防衛が強固であれば外交面の発言力も力強いものになる。防衛と外交の両輪があって初めて、国際社会のなかで政策を自国の国益に沿う方向にリードできるのです』
○『外交的解決がまず基本にある。ただ万が一、自国民の生存が侵されたり、自国の領土に何らかの侵害があった時は自衛権で断固として撥ね退ける』
[自衛隊員の安全確保]
○『日本海ではイージス艦、地上でもPAC3部隊が、24時間365日弾道ミサイルの防衛にあたっています』
○『隊員たちは国のため命を懸けて、日夜防衛の任務に当たってくれています。わが国の防衛に従事する自衛隊員がなにより安全に任務を遂行できるよう適切な装備を整えるのは政府の責任です』
○『技術は日進月歩で進化しています。日本は予算が少なくて、改良の頻度についていけず、第四世代の戦闘機でも改良できていない個所が多々あると聞きます』
○『隊員の安全を確保しながら日本を有効に守るため、敵の射程外から発射できる(スタンドオフ)ミサイルが必要です。射程の長い装備を持たなければ日本や隊員を守れません』
○『相手の脅威圏外から対処するためには、数百キロ程度の距離が必要になります。わが国に侵攻する敵の水上部隊や上陸部隊に脅威圏外から対処することで、より効果的かつ安全に各種作戦を行うことが可能になる』
[有事への覚悟]
○『安倍総理は、防衛大綱について「従来の延長線上ではなく、国民を守るために新に必要な防衛力のあるべき姿を見定めていきたい」と大幅に見直す考えを示しています』
○『日本が紛争の当事者となった場合、アメリカをはじめ世界の国々を巻き込まなければ、日本一国だけでは守れない事態が現実に起きているのです』
○『あくまでも自国の国益は自国で守ることが基本です。自国の領土や国益を守るのは、究極的には自己責任というのは当然のことです。アメリカはまさにその原理原則を示している訳です。この厳しい現実を我々は今こそ肝に銘じなければなりません』
○『まず、自分たちの国は自分たちで守る努力をせず、助けてくれる人をあてにする国は、むしろ逆に世界から見れば「助けることのできない国」になってしまいます』
自衛官は24時間、365日、日本の平和と独立を守るために働いている。潜水艦の乗組員は、一度潜ると数カ月、海底で息を潜める過酷な任務に就く。同じく尖閣諸島を守る海上保安庁の保安官も、繰り返される中国公船に極限の緊張状態が続いている。我々はこういう人たちの崇高な精神によって守られていることを肝に銘じなければならない。
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[2018/02/24]
国民の生命を真剣に守ろうとしているのは誰か
2月23日の左翼・西日本新聞の「論壇時評」に「立憲的改憲論」という記事が掲載された。内容は、安倍内閣に対するあらん限りの“悪口雑言”だった。
 ・ 対米従属こそ、非人道的な「詐欺」に無頓着な状況を産み出している。
 ・ 安倍内閣の最大の問題は、先人たちが共有して来た監修や常識を平気で破ること。
 ・ 現政権は、歴史の風雪に耐えてきた解釈の体系を強引に変えてしまう。
 ・ 過去の蓄積に対する畏敬の念を欠如させている。政治の劣化。
左翼は、国民の生命を守ろうなどとは思っていない。空理空論をこねくり回すだけである。外交能力など無い左翼が、すべては「外交」で解決するなどと言う。つまり、憲法9条を掲げて外交をすれば、中国は尖閣諸島を侵略しないし、北朝鮮は核ミサイルを撃ってこないらしい。日本を取り巻く現実はどうなのか、その現実から国民の生命をどう守るか。現行憲法の中で、いかに国民を守るかに腐心する政権を“極悪非道”呼ばわりである。お前らバカか。
以前、紹介した記事を下記するので読んでほしい。
過去随筆「集団的自衛権・閣議決定へ」より(No.525・2014/06/24アップ)
先日テレビ番組の「プライムニュース」(BSフジ)で、野党による集団的自衛権の討議がなさていた。そこで共産党は相も変わらず、すべて外交によって解決すべきと、従来からの主張を繰り返した。そこで反町キャスターの強烈な追及があった。
反町 「中国、北朝鮮が話せば分かる相手だと思いますか」
共産党 「そりゃあ、分かってもらわないといけない」
反町 「分かってもらわないといけないのは分かるが、分かる相手だと思いますか。中国や北朝鮮が国と国の関係において何をもってモノサシにしていると思いますか」
共産党 「いやあ、そりゃあ聞いてみないと分かりませんね」
反町 「それは経験則として、政治家として、この国は何をもって国家関係のモノサシにしているか、というのは何だと思いますか。中国は国家間の信義で、北朝鮮は国家間の信義で物事を決めると思いますか。二国間で決めた法律によってその国との関係を律している国だと思いますか」
共産党 「ただね、国際社会の一員である国連加盟国たらんとすれば、そこのところは自ずとちゃんと考えないといけない」
反町 「僕の質問に答えて下さい。つまり軍事力とかそういうものを一つのカードとして持たずに、話せば分かるというスタンスで外交努力でいくべきだということですか」
反町 「なぜ西沙、南沙には、中国が実質的な実力行使に出て、尖閣にはそこにオイルリグ(海底油田の掘削装置)を建てようとしないのか。それは何故かと言えば、アメリカの軍事的プレゼンスがあるからでしょ。違いますか。」
共産党は答えにならない答えで、最後はヘラヘラ笑うしかなかった。所詮、反日左翼なんてこんなもの。みっともないったらありゃしねえ。
過去随筆「憲法を考える」より(No.361・2012/05/12アップ)
"憲法を考える"の番組(BSフジ・プライムニュース)に、社民党の福島党首が出演した。社民党だから聞いても仕方ないかと思いながらも、何となく聞いていた。ところが、これが実に面白いことになった。反町キャスターとのやりとりはこんなだった。
反町 「軍隊を持たないことが平和をもたらすことだと思いますか?」
福島 「戦争をしなかったことは、日本の戦後の財産だと思います」
反町 「いやいや、僕の質問に答えてください。軍隊を持たないことが平和をもたらすかどうか、それが九条のコンセプトの柱だと思う。戦力を保持しない、交戦権を認めない、軍隊を持たないということが、国を平和にする手段として、これは正しいのか、正しくないのか、これはどうですか?」
福島 「私は(なくても)保つことができると思います。少なくとも戦争をしないわけですから」
これだけでも社民党及び福島瑞穂の考えがいかに幼稚で、現実に即しないかが分かる。
反町 「憲法は理想を掲げるものとおっしゃった。九条を徹底的に守るということなのであれば、行きつく先は戦力・交戦権を保持しない。それで国が守れるのかどうか、ということをちゃんと伺いたい。守れるんですか。戦力を持たず、交戦権を持たないことによって国が守れるんですか?それを理想として掲げることが日本を守ることにプラスなのかマイナスなのか、ここだけですよ」
いかに左翼が無能で無責任かが分かっていただけるだろう。「孫子の兵法」にはこうかいてある。まさに、今の中国が目指しているのはこれだろう。
『敵の5倍の兵力があればすぐ攻めろ。でも10倍の兵力があれば話し合いで決着がつく。敵を圧倒する兵力があれば、戦争をしなくても相手は屈服する』
南シナ海を勝手に自分の海だと言い、岩礁を埋め立て軍事基地化している中国に、ASEAN諸国はただ黙って見ているしかない。これは圧倒的な軍事力と経済力の差によるものである。日本に中国が攻めて来れないのは、アメリカの軍事力がバックにあるからだ。
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[2018/02/23]
シンポジウム「伊都国人と文字」

シンポジウム「伊都国人と文字」

基調講演

糸島市・三雲番上地区出土「硯」
糸島市の弥生時代の遺跡「三雲・井原遺跡」が国史跡に指定されたことを記念したシンポジウムが開催された。当遺跡は三雲南小路遺跡と井原ヤリ溝遺跡からなり、共に魏志倭人伝に記された歴代の王墓である。王墓から出土する圧倒的な副葬品は、弥生時代、大陸との交流において政治的にも経済的にも倭国の王として君臨していたことを示している。国史跡への指定は『当遺跡が大陸・半島と列島諸地域の結節点としての役割を果たしていたと考えられることから、弥生時代の歴史解明に欠かすことのできない重要な遺跡』との理由からである。

三雲・井原遺跡番上地区の土器溜まりからは、多量の楽浪土器が出土する。ここは楽浪郡からの外交使節が滞在した場所と見られている。この土器溜まりから一昨年、「硯」が発見された。しかも2016年3月と9月、複数の発見である。魏志倭人伝には「文書、賜遺の物を伝送し女王に届ける」と書かれている。複数の「硯」の発見は、伊都国で外交官が文書を作成したことの裏付けとなり、伊都国は文字文化に接し理解する環境にあったと言える。

福岡県における伊都国以外の「硯」の発見は、筑前町の東小田中原遺跡と薬師ノ上遺跡、福岡市の比恵遺跡3点である。特に筑前町での発見は、内陸部での発見として注目される。薬師ノ上遺跡の硯の材質は、砂質頁岩で楽浪出土品と似ているようだが、中原遺跡の硯は、灰白色粘板岩質頁岩で、その形態からも地元産の可能性が強いという。内陸部での国産と半島系の硯の発見は、文字文化の広がりを示し、柳田先生は「すずりを使ったのは倭人」と推測されているようだ。

木簡、竹簡といった木や竹の札に書かれていた文字そのものの発見が待たれるが、伊都国では大量の鏡に刻まれた文字に早くから接していた。平原王墓の大型鏡(和鏡)には、中央の鈕座に通例とは反対回りに「大宣子孫」という銘文が行書体で刻まれているという。中国には無い銘文と違う書体から、柳田先生は『そこまで解釈できる北部九州の倭人が存在し、自己流に解釈した漢字を「倭人の文字」として使用するほどイト国は文字文化が普及しているものと考えている』と書かれている。

糸島市の三雲・井原番上地区から硯が2例出土したのをはじめ、内陸部の筑前町からも硯が2例、福岡市の比恵遺跡からは3世紀後半の硯も出土している。筑前町の硯のひとつは地元産の可能性が指摘された。文字については、三雲・井原遺跡八龍地区出土の「竟(鏡)」の線刻の弥生土器、平原王墓の和鏡の銘文などがある。伊都国は、弥生時代の早い時期から強大な権力を持ち、大陸からも倭国王として認められ、外交使節が滞在したクニである。伊都国を中心とした北部九州は、文字文化を受け入れ、醸成し、発信するに十分な環境にあったと言える。
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[2018/02/13]
中村研一展(福岡県立美術館)
福岡県立美術館で「中村研一展」(2/3〜3/11)が開催されている。中村研一は、昭和初期から戦後まで官展の重鎮として、日本の洋画壇に貢献した福岡県出身の画家である。没後50年の節目を迎え、戦前、戦中、戦後から晩年までの作品を展示、彼の足跡をたどる。解説には、彼の作品を貫いているものは「正当な写実に貫かれた風格溢れる絵画」とある。フォーヴィズムやキュビズムといった時代に、生涯リアリズムを追求した画家である。

生涯の作品群を観ているうち、その画風から、私は"人間・中村研一"と"画家・中村研一"の二面を観た。初期の作品の「自画像」(1920)と「婦人像」(1922)、戦前・戦中の「弟妹集う」(1930)「コタ・バル」(1942)、戦後の「サイゴンの夢」(1947)「早春」(1962)などがその象徴のように思う。初期と戦後の作品にはどこか、人間的な心が表れ、戦前・戦中の作品には、画家として追求し確立した信念のようなものを感じる。

中村研一は「絵はその時代の空気を反映されていなければならない」との考えから、自らが生きる時代のありのままの姿をいきいきと描くことを重視したという。生みだされる作品には、描く人の心が表れている。そんな目で観ると、「婦人像」(1922)のなんと穏やかな表情であることか。これは即ち人間・中村研一の作品だと言える。

「弟妹集う」(1930)には、パリ留学時に影響を受けた画家の、灰色や茶褐色や黒を基調とした画風が観られる。絵に描かれている家具、楽器、ダンスをするカップルをみると、いかにもハイソな生活である。しかし、椅子に座る女性は、何となく空虚な心を感じさせる。画家の心のどこかにそんな心の空白があったのかもしれない。この絵の画風は画家・中村研一であり、絵の中の女性の表情は、人間・中村研一を思わせる。

「コタ・バル」(1942)は、代表的な戦争画である。厳しい最前線を描き表わすのに彼ほど適した画風はなかったろう。生死に直面する厳しい兵士の姿は、内地の人々の胸を打ち、軍部の評価も大きかったようだ。画家・中村研一の面目躍如である。その一方で同じ1942年の作品「コタバルの娘」は、まるで正反対の雰囲気である。人間・中村研一が、死と隣り合わせの兵士の姿と心の中でバランスを取っているかのようである。

「サイゴンの夢」(1947)は、終戦後の作品だが、サイゴンで心に焼きついた思い出はよほど強かったのだろう。戦前・戦中の重厚な画風と打って変わって、明るい日差し、明るい色彩で描かれている。そんな画家の心がよく表れているのが「早春」(1962)である。キャプションにはこう書かれている。『赤や黄色などの派手な原色が組み合わされることで、早春の浮き立つような明るさがにぎやかに表現されている』。充実した晩年の人間・中村研一である。
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[2018/02/11]
ソフトリング・ノート(コクヨ)
ソフトリングでおなじみのコクヨのやわらかリングノート。これまではたまたま景品でもらったB5のリングノートを、かばんに入れて持ち歩いていた。これが実に使い勝手がよく、外出先で目にした記事を書きとめるのに重宝していた。ということで二代目には、持ち歩きにも優れたコクヨのソフトリング・ノート(セミB5)にした。
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[2018/02/08]
パソコンクリップ


今使っているパソコンクリップ壊れたので買ってきた。これは大きいほうのクリップをパソコンデスクの棚板に挟み、小さいクリップで資料やノートを挟んでパソコンに打ち込む。シンプルでかつ自分の思う通りの位置にセットでき、使い勝手がいい。パソコンを使う上で必需品になっている。
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[2018/02/06]
糸島の雪景色
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[2018/02/05]
相撲協会に公益法人の資格は無い
私は以前こう書いた。『大相撲は、本場所前日に「神迎えの儀式」により土俵に神様をお招きし、場所が終わると感謝とともに「神送りの儀式」が行われる。土俵の上にある屋形は「神明造り」という伊勢神宮と同じ造りになっている。つまり場所中、土俵上は“神宿る”聖なる空間となる。力士は、水で身を清め、塩で土俵を清める。その所作ひとつひとつに神事としての意味が込められている』。ゆえに優勝すれば「天皇賜杯」が授与される。

相撲教習所の正面に掲げられ、入門後まず学ぶ「角道の精華」は次の通りである。『技を磨き心を練る春又秋 文を学び武を振い両ながら兼ね修む 阿吽の呼吸君知るや否や 角道の精華八州に輝く』。“精華”とは“真髄”のことである。これが国技としての相撲の基本となる。これを踏まえた上で、日本相撲協会は、『太古より執り行われた神事を起源とする相撲道の伝統文化を振興する』を目的として公益財団法人に認定された。

貴乃花親方は「この先相撲は残っても、相撲協会が残れるとは限りません。その危機感を私は強く思っています」とブログで訴えている。今回の理事候補選では、最初から「私は1票でいい」と言って立候補した。それは不祥事が相次ぐ中での理事候補選が、無投票でいいのかという思いで、相撲協会の在り方を見つめなおす機会にしたかったのだ。

しかし残念ながら今回の理事候補選でみせたのは、一門の利益を優先する協会の旧態依然とした姿だった。貴乃花親方の考えに共感する親方はいるようだが、選挙前の締め付けは厳しいものがあったようだ。報道によれば、複数の一門では緊急会合開き、結束を乱したものは“追放”するとまで言ったという。

暴力体質、隠ぺい体質、部屋の利益優先などなど、一般国民には分からない不祥事の根底にはびこる何かがある。相撲協会は「再発防止検討委員会」を新設した。そんな“もぐらたたき”みたいなものが何の役に立つ。そういう目的で「危機管理委員会」や「評議員会」をつくったのではないのか。しかし今では、相撲協会の単なる追認機関になり下がり、なんら機能していない。これぞまさしく「仏作って魂入れず」である。

公益財団法人である以上、我々は相撲協会に物を言う権利がある。相撲協会は国民の声に耳を傾ける義務がある。耳障りのいい言葉を並べ、うまくだまして公益財団法人になったものの、結局個々の相撲部屋の寄り合い所帯でしかない。不祥事が相次ぐ中、今回の選挙からも相撲協会に改革の意思など微塵もないことが分かった。そうであれば公益財団法人を返上し、単なる「格闘技興行協会」にするべきだ。今の相撲協会はその程度のものでしかない。
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[2018/02/04]
日本の宇宙ビジネス参入
昨日(2/3)、JAXAは小型ロケット「SS520」(通称・電柱ロケット)5号機で、超小型衛星を予定軌道に投入し、打ち上げは成功した。このロケットは、世界でも最小級のロケットで、その大きさはほぼ電柱のサイズである。「SS520」は、市販の電子部品を使用するなどでコストを削減し、打ち上げ費用を約5億円に抑えている。ビジネス目的の超小型衛星の打ち上げが世界的に高まっている今、低価格での打ち上げは受注競争に勝つための絶対条件である。今後この技術はJAXAから民間に引き継がれる。

去年11月「宇宙活動法」が成立した。これは宇宙ビジネスに、ベンチャー企業の参入をしやすくする法律である。民間によるロケットの打ち上げや、商業衛星の運用で宇宙ビジネスを拡大させるのが狙いである。そんな環境の中で過日、キャノン電子、IHIなど数社が設立した民間ロケット会社の、ロケット発射場建設計画が明らかになった。候補地として紀伊半島の南端で立地条件に適した和歌山県串本町が名乗りをあげている。完成は2021年の予定である。

宇宙ベンチャー企業といえば「インターステラテクノロジズ」がある。小型衛星を打ち上げるロケット「MOMO」を開発中である。当面、この超小型衛星を打ち上げるロケットの開発をするが、将来は有人飛行や深宇宙探査を目指すのだという。そのため「MOMO」は、電柱ロケットとほぼ同じ大きさであるが、将来の大型化を目標に液体燃料ロケットの開発をしている。民間のベンチャー企業といえども、夢は壮大である。

JAXAは先月、小型ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げも成功させている。イプシロンはM5ロケットを受け継ぐ固体燃料ロケットである。1号機から3回連続の成功させた。こちらも小型衛星を低コストで打ち上げるために開発されたロケットである。主力ロケットH2Aのブースターを転用したり、人工知能を導入し、パソコン2台で打ち上げを制御するなど徹底したコスト削減をしている。将来的には打ち上げ費用を30億円まで削減し、競争力を強化する。

民間の宇宙ビジネスを活性化させる目的で整備された「宇宙活動法」は、当然世界的に加速しつつある宇宙ビジネスを見据えたものである。今や関連ビジネスの裾野は、町工場まで広がりをみせている。これまでJAXAが開発してきた「H2A」、「イプシロン」、「電柱ロケット」の信頼度は高く、あらゆる需要に対応できる。更に次期主力大型ロケット「H3」も開発される。遅ればせながら日本も、世界の衛星打ち上げの激しい受注競争に参入できる態勢が整った。
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