フラッシュバック


(スティーブン・スピルバーグ監督)→
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「シェナンドー河」1965年アメリカ
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
出演:ジェームス・スチュアート
ローズマリー・フォーサイス
キャサリン・ロス
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1863年南北戦争の真っ只中。バージニア州の豪農のアンダーソン(J・スチュアート)は、奴隷制度を否定し、中立を守っていた。南軍将校からの協力要請も断り、平穏な生活を守ろうとした。だが、思いも寄らぬ不幸が一家に降りかかる。末っ子が北軍に捕らえられたのだ。アンダーソンは捜索に出る。その留守中に農場は略奪者に襲われ、ジェームスとアンが殺害される。一時は気落ちしたアンダーソンだがやがて昔の輝きが戻る。そんな中あきらめていた末っ子が帰ってきた。二人はじっと抱き合う。
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ジェームス・スチュアートにぴったりのはまり役である。当時ゲーリー・クーパーの向こうを張っていた。それと「卒業」のキャサリン・ロスのデビュー作品でもある。これを封切りで見て記憶にある人はそう多くはなかろう



モンテカルロ・ラリー」1969年
監督:ケン・アナキン
出演:トニー・カーティス
    ミレーユ・ダルク
    ブールビル
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「クラシック・カー」時代の物語である。ヨーロッパやアメリカ各国からモンテ・カルロのオート・レースに参加して、腕をきそった各国の代表的カーとドライバーの話。当時のラリーはヨーロッパの等距離にある地点からフランス・アルプスまでの決められたスピードで走る走行技術レースとフランス・アルプスからモンテ・カルロまでの山道を突破するレースの総合点から優勝を決めていた。
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アメリカからトニー・カーティス、ドイツからゲルト・フレーベ、フランスからブールビル。名だたるコメディアンを揃えた超豪華キャストである。特にファニーフェイスで人気のミレーユ・ダルクがかわいい。




ゲッタ・ウェイ」1973年
監督:サム・ペキンパー
音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:スティーブ・マックイーン、 アリー・マクグロウ
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スティーブ・マックイーンが仮釈放で出所した。マックイーンには愛する妻アリー・マクグロウが待っていた。しかしこんどの釈放は地方政界の実力者との取引で銀行強盗をするためのものであった。綿密な計画が立てられ強盗は成功する。指名手配の身となったマックイーンは、同時に強盗仲間からも追われることになる。マックイーンのショットガンが火を吹き、凄ましい銃撃戦となる。金を手にして無事落ち延びた二人は、気のいい老カーボーイからトラックを3万ドルで買い取ると国境を超えて南へ向かった。
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バイオレンスの本家サム・ペキンパーがスティーブ・マックイーンを得て面目躍如の作品である。イメージががらりと変わってピストルをぶっぱなすアリー・マクグロウもまたいい。ラストシーンがハッピーである。
ジャッカルの日」(1973年)
監督:フレッド・ジンネマン
出演:エドワード・フォックス
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ジャッカルは、世界を渡り歩く殺し屋である。「OAS」という軍の秘密組織は、50万ドルで彼を雇い「ドゴール暗殺を計画した。暗殺の方法・場所・時はすべてジャッカルに任せられた。しかし、OASの一人がフランス側に捕まり拷問を受け「ジャッカル」という言葉を吐いてしまう。着々と暗殺計画を進めるジャッカルと、捜査に乗り出したフランス警察のルベル刑事の頭脳と頭脳の戦いが繰り広げられる。そして1963年8月25日開放記念日、壮絶な結末が・・・・
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サスペンス映画の傑作である。原作は、「フレデリック・フォーサイス」 暗殺者と刑事の息詰るバトルをハラハラさせながら、エンディングまで引き付ける演出力が光る。
ジャッカルが、精工な狙撃銃を造らせ、山奥で試し撃ちをするシーンが印象的。その昔、赤木圭一郎が垂水悟郎と拳銃の練習をするシーンを思い出す。
E.T.」1982年
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ヘンリー・トーマス ドリュー・バリモア
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満天に星の輝くある夜。森に囲まれた人家のない草原に宇宙船が着陸し宇宙人が降り立った。ところがそこえ、爆音とともに突然車が現れた。車に驚いた宇宙人たちは、仲間の一人をおいたまま三百万光年の彼方へ去ってしまった。残されたETは、10歳の心優しいエリオット少年にかくまわれる。人間と宇宙人との心の交流がファンタジックに展開されていく。
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ETが迎えにきた宇宙船に乗るとき「I'll be right here(僕は、いつまでも君のなかにいるよ)」とエリオットに伝える。この言葉がすべてを物語る感動の名作である。
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